またまた久しぶりの更新になりました。
爽やかで気持ちの良い5月もあとわずかですね。
もうすぐ鬱陶しい梅雨が来るかと思うと
気持ちの良い里山に毎日でも通いたいくらいなのですが、
去年傷めた膝の調子がちょいと良くないうえ
先々週、今までで一番太くて長~い大蛇に遭遇してしまい
一人で里山に向かう勇気がしぼみがちの今日この頃な、ねこじゃらです
でもね、あるんです。
出かけていかなくても、こんな大自然が我が家の裏に
街を流れる農業用水から分かれた、ほんのささやかな流れ(側溝ですが)の両脇に
今を盛りと草が伸び放題。(ご近所から伸びてきたツルニチニチソウも超元気です)
毎年、夏の盛りになってから草取りをするものだから、汗はかくし蚊に刺されるし
「よし!今年は早めに退治だ!」というわけで、
一番近くの自然の中で草取りをする日々を過ごしておりました。
初めは刈った草を容赦なく大きなポリ袋に放り込んでいたのですが、
まだこの時期は初々しい草の香りが鼻先をくすぐります。
特にヨモギはその香りから、久しく作っていないヨモギ餅を思い出し
そのまま捨てるのはモッタイナイ気がしてくるのですが
お餅を作るのはちょっと面倒です。
そこで、草木染めに使ってみることにしました。
そこからは特別扱いのヨモギさま、
大事に刈られ集められ、洗面台できれいに洗われると
すっぽりと鍋の中に収まりました。
染液を煮出す間も台所はヨモギ餅、じゃないヨモギの匂いでいっぱい!
匂いを嗅ぐだけで体が浄化されていくような気がします。
染められるモノは590円で買った白いTシャツ。
じつは、いつでも草木染めが出来るように用意しておこうと、買ったばかり
洗ってあったTシャツを、もう一度水で濡らして絞ったら、そっとそっと鍋の中へ。
台所の隅っこの引き出しの奥から、いつかの残りのミョウバンをありったけ使って作った媒染液と交互に3回繰り返したら
こんな色のTシャツに変身しました。左側の半袖です。
隣のうす~く茶色っぽく見えるのは、4月にクヌギの枯葉で染めたものです。
春になって新しい葉っぱが芽吹くと前の年の枯葉が落ちるのですが
風の強い日に木から落ちる前に袋に集めていたら捨てるのがモッタイなくて染めてみました。
枯葉のままの時期が長いので、「枯れちゃったの?」ときかれることもありますが
今じゃこんなにモジャっとしてます。
ヨモギで染めたTシャツを干して一段落して、ハタと気づくと、
染液を作る時に使った洗濯ネットがなんともい~い味わいの色になっています。
写真ではわかりづらいですが
天然のものからはなかなか出ない緑色。
ん~・・・次はあれに近い素材で染めてみようか。
なかなか思い通りにいかないので、草木染めは飽きないのかもしれないです
子供の頃のおままごとでは、「お薬」だったどくだみも
日陰にたくさん咲いていたので、少し前に教わった「チンキ」を初めて仕込んでみました。
出来上がったチンキを精製水で割ると化粧水になるんだそうです。
使わなかった分をお風呂に入れてみたら、気分も肌もすっきり。
化粧水の効果も期待大 みたいです。
裏の草むらでガサガサやってるわたしを
初めは網戸越しに珍しそうに眺めていた にゃんずですが・・・
momoはこんな寝姿
そらはいたってマイペース
そんな日々でございます