我が家には、とてもとても``庭‘‘とは呼べないほど狭い北向きの地面があります。
通称、‘‘momoちゃんスペース‘‘。
昨年末にmomoがここで眠ってからは
大好きだったキイロカタバミを群生させたり、
まめに草取りをして、春頃までは数年ぶりの気持ちよさを保っておりました。
7/1 まだこのころはカタバミが見えてるにゃ~(右手前の小さい葉っぱ)
が、コロナの影響もあり、ささやかながら自給自足をとの思いから
きゅうりやモロヘイヤ、大葉を植え
ゴミ箱だった箱を娘がコンポストに変えたので
すっかり庭になったつもりになり
朝顔、風船蔓、蓼藍の種も、パラ~っと蒔いてしまったのです。
長い梅雨を経て、
見る間に狭い地面は覆い尽くされこのような状態に。
8/8
蓼藍というのは染色に使う藍で、伝統ある本格的な藍染めには手が出なくても
生の葉っぱを使った染めは手軽に出来るので、去年も少しだけ植えていたのですが
何しろ種がどっさり出来たので、仲間と育てる山の畑へ蒔いても余ってしまい
それでつい、ばらばら~っとしてしまったのですが。
8/18
まさかこんなに育ってくれるとは
やはり今年の裏庭にはmomoちゃんパワーが宿っているんだな
そう思いました。
それはずっと昔、まだ掌に乗るほど小さかった仔猫を亡くしたときに
亡骸をツツジの根元に埋葬したら花の咲き方があまりに見事で
あ~、これはあのこが使いきれなかったパワーが
ツツジに伝わったんだなと思ったことがあったのです。
なので今回も自然にそう思いました。
8/29
momoちゃん、すごいパワーだね。
無駄にしないようにしなきゃ。
8/29
今年は何回も生葉染めをしました。
今までに染めたものに重ねたり
8/29
新しく用意したコットンストールを染めたり
9/13
採っても採っても旺盛に伸びてくるので
毎日水遣りの時は「染めなきゃー!」という嬉しいプレッシャーに押しつぶされそうに。
ところが花が咲き始め
朝夕ひんやりし始めた途端にその勢いはぱたりと止み
それがまた自然の摂理を感じさせ
なんだかすごいなぁと感心するばかりでした。
今年最後の染めが、まさかダンナサンからのリクエストになるとはと思ってもいませんでしたが、
ちょっと前にテレビで染めの特集をやっていたのを観て(出身地の紅花染めが響いたようですが)
興味を向けてくれたのは好きことですし、
すぐに注文してくれたTシャツも届きました。
なんとしてもきれいに染めなきゃな~と思う反面
葉っぱが足りるかなとちょっと心配な時期に差し掛かってきましたが
お互いの休日に重なって、生葉染めの必須条件を満たす秋晴れの日がきたので
これを最後とたくさん刈り取って、時間をかけて選りすぐった葉っぱで、
なんとか2枚染めることが出来ました。
そらに似合いそうな、空色だねぇ。
といってもそらは最近のお気に入りの場所で
ZZZ・・・
そらが空色に染まることはありませんでした。
来年はこんなに育つかなぁ?
まだ種も採っていないのにこんなことを想うのは
皮算用かな。
momoちゃん、来年も頼みます