ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

神社と木 里山 富士山 そして猫

2021年01月14日 | そらと会った里山

 

 

新しい年が始まって2週間も過ぎてしまいました。

今年もこんなペースでの更新になりそうですが

どうぞよろしくお願いいたします

 

 

 

特に事件があったわけでも、多忙だったわけでもないのですが、

昨年末から何をするのも億劫で、

PCをテーブルに移すのすら大仕事に感じてしまい、

やる気も起きず動き出すことも出来ず、

さすがに、こりゃマズイかも、お祓いしてもらった方がいいのかしら?と

今まで思ったこともないようなことにまで思いが至るほど。

 

まだ無理の効かない右肘のせいにして大掃除もせずに映画を観て過ごす合間に

冷めてしまったコーヒーをすすりながら、スマホで「お祓い」と検索してみると

気になる記事がたくさん出てきました。

だらだらと読み進んでいくと、「気が枯れる」という言葉が出てきました。

気力が湧かない、エネルギーの枯渇、さらに

「八方塞り」という言葉にも辿り着いて、何でしょう、

自分をこんな状態にしている正体の尻尾を掴んだような、

沼の底に足が着いたような・・・。

 

じゃあやっぱりお祓いかな?と神社のリンクをいくつかクリックしている自分。

なんだか、ちぐはぐしてる~と妙で苦笑ものです。

せっかく沼の底を蹴って浮き上がろうという気持ちが湧いたところですが

あと数日で新年を迎える時期、「神社もいろいろ準備で慌ただしいんだろうな~」となんだか気が引けて。

こんなこと気にするから気が枯れるんじゃないの?と自分で突っ込んでみたり、

そうなんです、一つ一つはとても小さくてくだらないこと、

お友達と喋ったらそれだけで吹き飛んでいくようなこと。

それが積もりに積もりすぎて底の方がだいぶ固くなってしまったような、

そんな図が頭に浮かびました。

 

とにかく外に出てみようか。

ちぐはぐ検索の時間は、「考える前に動く」わたしを久しぶりに引っ張り出してくれたようで

とにかくその日は寒かったので、服をたくさん着込んで、

木のたくさんある神社に向かうことにしました。

 

 

10年ほど前に一度訪ねたことがあるだけで忘れていましたが

待ち受けていたのは思いがけないほどの急な階段

せっかくここまで来たんだから、登るしかない、ですが。

 

奥行きの狭い階段をひたすら一歩ずつ・・

太ももの前の部分が張ってくるのがわかります。

 

 

でも、登り切ったとたんに

 

 

 

 

 

あ~、ここだ。

ここ、ここ・・。

 

 

 

石のベンチに腰掛け、目を瞑って木漏れ日を感じていると

なんとも気持ちが良くて

ここに来たから大丈夫なんじゃない?

今日だけで直らなくてもいいよ、

また来れば。

そんな気がしてきました。

 

車が走る音はひっきりなしで、時折電車が走る音も聞こえてきますが、

振り返るとマンションもビルも消えて田んぼが広がっていそうな景色が心に浮かび、

やっと登った石段を下りるのは惜しい気もしましたが何しろ寒くて長居は出来ず

ゆっくりと降りていくと、初詣の準備が静かに進められていました。

 

 

実家での集まりもなく、お獅子も来ない静かなお正月が過ぎ

 

 

 

 

 

 

里山保全のグループの安全祈願で里山の幕が開きました。

ここまで落ち葉が降り積もった切通しは珍しく

 

 

 

 

 

そらと初めて会った場所で振り返ってしまうのは

今年も同じ。

向こうから必死で駆けてきたんだよな~

あの瞬間が昨日のよう。

 

 

 

 

 

今年は肘が良くなってまた鎌で草刈りが出来ますように

そんな自分の事情も含めて、富士山に向かって活動の安全をお祈りしました。

 

 

 

 

おっかあは山に行けなかったから気力が萎えたんにゃ。

 

おや、そらの言う通りだ。

寒くても外に出て歩く。

木に触る。

富士山を見る。

 

そしてそらを撫でる

 

八百万の神。

人も自然一部。

気を蓄えて恐ろしいコロナに呑まれないようにしなくちゃな。

 

みなさまもどうぞお気をつけてお過ごしください。