ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

‘猫ばぁ‘のことを少しだけ

2018年11月07日 | 日記




背中を丸めて 毛づくろい真っ最中のmomo
乳腺腫瘍の全摘手術を受けたのは今年の夏でした。
地肌丸見えだったお腹の毛もすっかり秋の間に生え揃って
おかげさまで とても元気に過ごしてくれています。










元気の秘訣は日光浴にゃ。

前にも増して 部屋に戻るのは断固拒否っ

セルフィーで 撮ったら
こんなに気持ちいい顔してる。
少し好きにさせよっか
しばらくmomoひとり ベランダに残すことも









もちろん 美味しいサンマのおかげもあるね。
好きなものを 美味しい 美味しいと食べられる。


これ以上嬉しいことなんて なにもないにゃん。



本当にそうだね って思います。
‘猫ばぁ‘は そんなことも忘れちゃったみたいだよ。
教えてあげてもらいたいくらいだよ。




え? 猫ばぁって momo姐のこと?




もしも~し momo姐って猫ばぁさんですか~?














そら もう一回 言ってごらんにゃさいよ。









オイラ・・・てっきりmomo姐が猫ばぁかと・・・


はい にゃんでもにゃいです ごめんにゃさい





   そうです ‘猫ばぁ‘とは momoのことではありません 
わたしの母の ちょっと昔の呼び名でした。
ダンナサンの方のおばあちゃん 山形の‘やまばぁ‘と区別して
子供たちが小さい頃 わたしの母をそう呼んでいたのです。

娘が生まれる前に預けたのがきっかけで
そのまま実家で暮らすことになった元わたしの猫たち。
猫嫌いだった父と母は見事豹変
実家に遊びに行くたびに 孫より猫を可愛がる 猫爺&猫婆の姿に
しめしめと ほくそ笑んだ そんな時代がありました


あれから時は過ぎ ‘猫ばぁ‘はここ数年認知症を患っているのですが
先月の初めにダイニングチェアから落ちて大腿骨を骨折
救急病院で手術をして 3週間ほど入院し
今はリハビリ病院に転院しましたが
認知症がかなり進んでしまい ご飯も進まず 水分も不足気味と
看護師さんや療法士さんも困り顔です。
リハビリをするには 体力をつけなきゃね。
そんなことも もう‘猫ばぁ‘はわからなくなっているんです。
コップ一杯のお茶を飲んでもらうのに
あの手 この手 四苦八苦。

そんな最愛の女性を目の当たりにする
ひとり暮らしになった‘猫じぃ‘の瞳が なんとも不憫。
シッカリものの母がいたから 好き勝手にしてきた父。
大どんでん返しの母は 何を思うのか瞳を覗いても
焦点はどこか遠くで結んでいるばかり。










ですから今
momoが元気を取り戻してくれた姿に 
どれほど気持ちが安らぐことか。












ね そら

















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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
猫ばぁ さま (首輪のない猫)
2018-11-08 20:42:30
ねこじゃらさん 今晩は
立冬を過ぎたのに暖かな日が続いて過ごしやすいですね こんな日が今しばらく続いてほしいです(^^)/

momoちゃんの可愛らしい姿を見せていただいて嬉しいニャ(=^・^=)
美味しいサンマをモリモリ食べて元気いっぱい そらちゃんと仲良く遊んでほのぼのです

猫ばぁ お母さま大変でしたね・・ ダイニングチェアから落ちて大腿骨を骨折 手術 3か月の入院 今はリハビリ病院なんですね
しかも患っていた認知症が進んでしまったなんて
ねこじゃらさん 心労・心痛が絶えませんね お心 お察しします

首輪のない猫 認知症のこと、正直申しまして全くわかりません でも難病を2つ抱えた母との長い闘病生活 母亡き後、脳梗塞になり、やがて脳出血で植物人間(言葉が悪くてごめんなさい)となった兄と生きてきたので、お母さまの状況がどのようなものか、少しは分かります
ねこじゃらさんの記事を何度も読ませていただいて、母と兄に想いを馳せてしまいました

しかしながら、どんな文字を綴ってもねこじゃらさんを傷つけてしまいそうで さっきからコメントを書いては消し 書いては消し の繰り返しですー 情けないデス

いつかブログの記事にしました、馬頭観音菩薩さまに手を合わせてから行っていたお兄のお見舞い
脳出血で何も分からなくなった兄の顔を見ると、私を見ているというより、お母さまのように焦点は遠くで結んでいました
そんな兄に毎日いろんなことを話しました 些細な事から 猫が生まれたことや なでしこがW杯で優勝したこととか でも兄は空をただ見ているだけです でも10か月という日々の中でたった一度だけ、兄が私の名前を呼んだんです 
いつもベッドの脇にある椅子に座っていたのですが、思わず兄の顔を見ると ちゃんと聞こえているよ そんな風に言っているようでした
私の瞳を見る目は5秒かそれくらいで、また私を通り越して遠くを見つめてしまいましたが

何も分からなくなった とこちらが、誰もが思っていても、≪命 魂はちゃんと聞いていて理解している≫と感じています
実は母が亡くなる前も不思議なことがありました 

ごめんなさい 時間がなくなってしまいました またゆっくりお邪魔しますね ほんとうにごめんなさいニャン(=^・^=)
返信する
猫じぃ さま (首輪のない猫)
2018-11-09 01:26:11
ねこじゃらさん 今晩は
先ほどはコメントが途中になってしまってごめんなさい
色々なことが分からなくなっているお母さまと・・一人暮らしを余儀なくされた猫じぃさまのことで ほんとうにお辛いと思います

私の母は亡くなる半年ほど前から話すことができなくなり、娘である私のことも忘れてしまいました
しかしながら足をさすったり体をマッサージすると、思い出して名前を呼んでくれて微笑んでもくれました
毎日、足がむくんで痛い、という母のあちこちをマッサージしていたのできっと 嬉しい想いで として母の中に残っていたのだと思いますー 

母が亡くなる4日前に その頃は病院にいました 時間差で毎日姉と会いに行っていたのですが、その日 私はなんとなく帰りたくなくて姉が来るまで病室にいました 姉が来たので帰ろうかな というそのとき 話すことがずっとできなかった母が突然≪今までありがとうございました≫と口を開きました しかも母の声とは全く違う太い男の人の声で! 姉とビックリ仰天!!

母は私と姉の頭越しに病室の上の方をしきりに見ていて お父さんもみんないるわ と これは母の声でつぶやきました
お迎えが来たんだと瞬間に分かり 涙があふれました

体が反応しなくても心 命 魂にはかならず想いは伝わると感じます
お母さまは体が思うようにいかないだけで、ねこじゃらさんやご主人さまのお声は届いていると思います そして想いは必ず伝わると
認知症のこと ほんとうに分かりませんがあきあらめないでほしいです 家族の愛がすべてだと感じます

いろいろ生意気に書いてしまいました ねこじゃらさんのお心を傷つけないといいのですが ・・

とてもお疲れだと思います 休めます時にゆっくりしてくださいね 
返信する
体は借り物 (ねこじゃら)
2018-11-09 16:51:21
首輪のない猫さん

こんにちは。
11月というのに暖かい日が続きましたね。
我が家のプランターでは、夏の猛暑で元気をなくしたコたちが
秋になって伸び伸び、再び成長を始め、今頃新緑をいっぱいに広げています
今日の雨で徐々に本来の11月の寒さに戻ったら
いったいどうなることやら心配ですが

猫ばぁ にも 猫じぃにも 思いやりのこもった優しいコメントをありがとうございます。
何度も書き直していただいた(本当にありがとうございます)コメントを
何度も何度も読ませていただきながら、いつだったか
「体は地球や宇宙、神様からの借り物」というような話を読んだか聞いたことを思い出しました。

首輪のない猫さんご姉妹が本当に一生懸命看病されたから
ご両親の魂がお母様の体を通して声を届けてくださり、
お兄様が目を合わせてくださった。
普段の何気ない日常の中では驚いてしまうようなことも
現実に起こりうるんだと思うと、
その話がストンと腑に落ちました気がしました。
あ、でも、繰り返しますが、それは本当に一生懸命看病されたからこそ、と強く思いますが。

わたしはまだまだ介護も看病もできているとは言えませんし、
正直申しますと、やっと‘憎らしい母‘から憎らしい部分が削ぎ落とされて
人間ってこんな風に変わっちゃうんだと
母の姿を見るたびに教わっているような気持ちになります。

最近はテレビなどで認知症を取り上げることも多いですし
認知症の人への良い対応の仕方などが紹介されれば
姉弟でお互いに知らせ合っています。
どんなことでもそうだと思いますが、マイナスから始まったことでも
知らずにプラスなことも同時に発生しますよね。

今は妹と弟と密に連絡を取れる関係に感謝しつつ
首輪のない猫さんご兄妹を目指したいと思います

わたしもなかなかうまく書けず歯がゆいですが
いつも心強い味方でいてくださって感謝しています。
ありがとうございます。


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