風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

別府にて

2008-01-20 22:39:36 | 1996~97原付日本一周
日出「ひじ」商店街の入り口にあるコインランドリーでコート・帽子・ズボンなどを洗い、リフレッシュする。

コインランドリーで地図を見ていると、どこからともなくおじさんが来て、「厚木ってどこぞね?」とか「50ccで日本一周しよっとか?」と何だか興味深そうに質問してくる。

それで、「今日はどこに行くのか?」
という話しになった。
実はどこに行こうか困っていると言うと、
「近くにいい所があるから」
と、わざわざ軽トラに自分を乗せて案内してくれた。

城跡の上に建つ小学校の近くにあの場所はあり、公園だった。
こんな所にテント張っていいのかな?と思ったが、
「大丈夫だ。変なやつは来ないから。」
と言っていたので、まあいいかと。
なにしろ眺めが良い。

城の石垣の上に小学校と言うのも面白い。
この人はよくここに通い、遊んだそうだ。

元の場所に戻ってから、車を降りて、バイクの話になった。
「私もバイクに乗って、よくどこかに行ったりするんだ。」と言っていた。

1000ccに乗っているという。
見せてやると言うので、ついて行くと、コインランドリーの裏がその人の家らしい。

半開きのシャッターの奥に、あるわあるわ、デカいバイクが。
ざっと見ただけで10台はあった。
しかも相当マニアックだ。
カワサキ・ホンダ・フジ・ラビット・BMW・メグロ。
壁には振り子時計がこれもかなりの数がかかっている。

「いや、古いのを集めるのが好きでね。」
と、マニア独特の半ばテレくさそうに、しかし誇り高い口調で話す。

家の中にも、祭りのお面や、お菓子のオマケ、たんすには未組み立てのバイクのプラモキットがラップに包んであった。

2000個はあろうかという消しゴム人形、見ていて本当に楽しかった。
「これだけあれば、”なんでも鑑定団”に出れますよ。」
と言ったら、謙遜して
「いやいや、あんなもんに出るほどのものではない。」
と言った。


今にして思えば、だが、写真撮っておけばよかったな。
「さて、そろそろ仕事に行かなくちゃ。」
と言う事で、おさらばした。
本当に楽しいひと時だった。

とりあえず温泉でも入ろうと、別府に行った。
別府駅前で記念撮影。


公衆浴場で風呂を済ませ、晩飯。

せっかく九州に来たからと、九州のファミレスチェーン、「ジョイフル」に入る。
久しぶりだ。
「いらっしゃいませ~、ジョイフルへようこそ~」
というあの決まり文句も健在だ。

懐かしさを噛締めて、とっても美味くはないが、それでもうまいと感じて食べた。

さきほどおじさんにお教えてもらったポイントに行き、テントを張る。
別府の夜景がなかなかきれいだった。