加藤夫妻と夜遅くまで話がはずみ、この日は一泊させてもらう事になった。
キャンプ場のテントの中はそのままだが、まあ盗む価値のあるものは置いてないので、大丈夫だろう。
翌朝、11:00くらいまで加藤さんの所にいて、テレビなど見ていた。
加藤さんともっとたくさん話したいなと思ったが、前にも進みたい。
今回はこれまでと割り切って、また訪ねる事にしようと決めた。
テントに戻り、洗濯物を片付けた。
星の砂の浜の風は、全てを乾かしてくれた。
テントに戻って暑い中を、ボーっと過ごした。
加藤さんや、そこの猫達の存在がずっと心に残っていて、また会いたいなあと思った。
再び加藤さん宅へ向かう。
「こんちはー。」
言ってみたものの、自分の悪い癖で、つい遠慮してしまって、次の言葉が出なかった。
「あのー。写真、一緒に写ってくれませんか?」
と言うのが精一杯。
「え~?なーんかめんどくせえなあ。」と照れながら答えた。
そんな事を言っても、ちゃんと一緒に写ってくれた。
本当はもっとたくさんの話を聞きたかった。
でもどうしても言えなかった。
「昨夜の晩飯どうもありがとうございました。それではまた、前へ進みます。」と言ってしまった。
「あれだろ、またこっちへ流れてくるんだろ。そうしたらまた来ればいいサ。」
なんと嬉しい言葉だろう。
しかし、加藤さんとはこれっきりで最後だった。
数年後の風の便りで、加藤さんは病気で亡くなってしまったと聞いた。
これを聞いた時は本当に寂しかった。
さて、星の砂キャンプ場を出て、上原のフェリー乗り場からちょと離れたところをブラッとしていたら、米原で会った徒歩旅の女の子キャンパーが向こうからテクテクと歩いて来た。
僕が気付いて手を上げたら、向こうがビックリして手を上げて答えた。
バイクを止め、5日振りの再会を喜ぶ。
この子の名前も住所も知らなかったので、会えて良かった。
女の子なのに、キャンプ場でのあだ名が「おっさん」だったからなあ・・・。
2人で1時間くらい話していただろうか。
自分も徒歩の旅をやってみたいと話したら、
「歩きはしんどいヮ~。」と、本当にしんどそうに答えた。
荷物を背負わせてもらった。
ズシッとしたが、重心を上にしてあるので、とても背負いやすかった。
さすが徒歩旅。重量配分がしっかりしている。
フェリーに乗る時間が近づいてきたので、別れた。
この子はその後結婚し一児の母。
今も交友は続いている。
キャンプ場のテントの中はそのままだが、まあ盗む価値のあるものは置いてないので、大丈夫だろう。
翌朝、11:00くらいまで加藤さんの所にいて、テレビなど見ていた。
加藤さんともっとたくさん話したいなと思ったが、前にも進みたい。
今回はこれまでと割り切って、また訪ねる事にしようと決めた。
テントに戻り、洗濯物を片付けた。
星の砂の浜の風は、全てを乾かしてくれた。
テントに戻って暑い中を、ボーっと過ごした。
加藤さんや、そこの猫達の存在がずっと心に残っていて、また会いたいなあと思った。
再び加藤さん宅へ向かう。
「こんちはー。」
言ってみたものの、自分の悪い癖で、つい遠慮してしまって、次の言葉が出なかった。
「あのー。写真、一緒に写ってくれませんか?」
と言うのが精一杯。
「え~?なーんかめんどくせえなあ。」と照れながら答えた。
そんな事を言っても、ちゃんと一緒に写ってくれた。
本当はもっとたくさんの話を聞きたかった。
でもどうしても言えなかった。
「昨夜の晩飯どうもありがとうございました。それではまた、前へ進みます。」と言ってしまった。
「あれだろ、またこっちへ流れてくるんだろ。そうしたらまた来ればいいサ。」
なんと嬉しい言葉だろう。
しかし、加藤さんとはこれっきりで最後だった。
数年後の風の便りで、加藤さんは病気で亡くなってしまったと聞いた。
これを聞いた時は本当に寂しかった。
さて、星の砂キャンプ場を出て、上原のフェリー乗り場からちょと離れたところをブラッとしていたら、米原で会った徒歩旅の女の子キャンパーが向こうからテクテクと歩いて来た。
僕が気付いて手を上げたら、向こうがビックリして手を上げて答えた。
バイクを止め、5日振りの再会を喜ぶ。
この子の名前も住所も知らなかったので、会えて良かった。
女の子なのに、キャンプ場でのあだ名が「おっさん」だったからなあ・・・。
2人で1時間くらい話していただろうか。
自分も徒歩の旅をやってみたいと話したら、
「歩きはしんどいヮ~。」と、本当にしんどそうに答えた。
荷物を背負わせてもらった。
ズシッとしたが、重心を上にしてあるので、とても背負いやすかった。
さすが徒歩旅。重量配分がしっかりしている。
フェリーに乗る時間が近づいてきたので、別れた。
この子はその後結婚し一児の母。
今も交友は続いている。