風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

秋吉台

2008-01-09 22:11:39 | 1996~97原付日本一周
高校の時に修学旅行で山口を訪れて以来、久しぶりの訪問。

カルスト地形の津和野も久しぶり。
羊が草原に点在しているように見えるカルスト地形は、不思議な眺めだった。



秋吉台の駐車場で休憩していると、4人のライダーが来た。
何でも皆北海道で知り合って、夏はシャケバイをした仲だそうな。
今回は九州まで行くとの事。


とても明るくて爽やかな人達だった。
束の間の出会い。

この後、ここも以前訪れた秋芳洞に再び来て見たものの・・・
入場料が1240円と高かったのであきらめる。
修学旅行の時は集団で入ったから分からなかったが、けっこう高かったのね。

夕方、菊川温泉「華陽」にて風呂にありつく。
冷え切った体には良く効いた。

この当時季節は11月も半ばで、バイクで走るのはけっこう寒い。
夕方には時計の温度計は8.0℃を表示していた。

河原にテントを張り、シュラフの足先の方にカイロを放り込む。
自分は足先が冷えると眠れなくなってしまうから。

日が落ちるとさらに気温が下がる。
6.8℃まで下がった。

夕食が済んで、シュラフにもぐりこんでしばらくしたら、パトロールの警官が職質してきた。
旅行中だというと、特に疑うでもなく難なくパス。

「んじゃ、ま、気を付けて。」

と、あっさりしたものだった。


さてさて、本州の端っこまで来た。
九州までもうすぐだ。
冬が来る前に、南に行きたいという気持ちだった。

錦帯橋

2008-01-08 22:26:11 | 1996~97原付日本一周
日本の三奇矯と言えば。
山梨の猿橋、四国のカズラ橋、山口の錦帯橋らしい。

猿橋は何度か見たが、カズラ橋の存在は四国を走っていた時は全く知らず、後に人から聞いて知ったので、見ていない。

山口に入り、前から見たいと思っていた錦帯橋に立ち寄った。


アーチの木造橋は美しかった。


しかし!ここを渡るには通行料として210円払うとのこと。
金を払ってまで渡りたいとも思わなかったので、ひたすら辺りをウロウロ。

せめてここに来た証が欲しいと、スケッチブックに絵を描いた。
複雑に構造材が入り組んだ橋を描くのは難しい。


充分に景観を楽しみ次の旅に向けて出発。
さらば錦帯橋よ。

こんな所にも・・・

2008-01-07 18:41:38 | 1996~97原付日本一周
広島を走って1泊入れた後、いよいよ山口県まで迫ってきた。

川沿いを走っていると、おや、こんな所にも沈下橋がある。

車も通れない程の小さな橋だった。
こう言うの好きですね。

意味もなく渡ってみた。
ついでに記念撮影。




きっと地元の人達の生活橋なんだろうなあ。
自分にはこういう「小さな」発見が、旅を楽しくするものでした。

報告と広島探訪

2008-01-06 20:42:44 | 1996~97原付日本一周
四国を出て2泊目位に、四国へ行った報告をしようと手紙を書く。
1996年頃は携帯電話やメールなど持っていなかったので、報告は電話か手紙のみ。

情報を詰め込んでいるため、細かくビッシリ書きこんでいる。
今にして思うと、受け取った相手は、字が細かすぎて読んでいなかったのではないか?




さて、いよいよ広島市内に入った。
久しぶりに原爆ドームや平和記念公園を訪れた。
原爆資料館も入った。
高校生の時以来だ。
原爆の破壊力の凄まじさを改めて知った。
人は多かった。特に修学旅行生が多い。







さてこれからどうするか。
とにかく少しでも前に進もう。
行き当たりばったり、雨が降り出す。
ビッショリになる前に、とっととテントを張って休みたい。
と言う事で、岩倉温泉キャンプ場に到着し、パパッとテントを張る。

雨の日の走行はこの時の装備では、2時間が限度だった。
ゴアテックスとは言っても、走って風圧混じりに雨が叩き付けられれば時間と共に濡れてくる。

テントを張ってからは、中でくつろいで本など読んだ。
雨の日の時間つぶしは手紙や日記を書くか、本を読む。これがいちばん。

四国離れる

2008-01-02 23:00:11 | 1996~97原付日本一周
松山市に入り、コインランドリーで洗濯しつつ、お土産を買いに買い物へ。
お土産と言っても、四国でしか手に入らなそうな食品とかばかり。
当時、「金ちゃんラーメン」は関東では見た事がなくて、とても珍しいインスタントラーメンだと思っていた。
関西の「好きやねん」と同じ位珍しい。

今ではさほど珍しくもなくなったが・・・

さて、フェリーに乗り、いよいよ四国を離れる。
短い間だったが、ちょっとした出会いもあったし、貴重なものも見れた。
四国いいところ。
今度来る時は、うどん屋巡りとかお遍路さんをやってみたいなと思った。
道後温泉も行こう。

また来るよ。それまでさらば。

船が港を離れ、陸と縁が切れると、飛行機が地面から離れるのとはまた違った感慨が込み上げてくる。
悲しいわけではないが、何かシットリとした別れの情がほんわかと心を覆う。

四国一周の走行距離1321km

夕方、呉に到着。再び本州に入った。
広島だ。