デジブック 『つるし雛』
３月９日
昨日の昼ごろ、１本の電話が来た
その時の様子を思い出しながら・・・
が、今日のお話
昼の時間を忘れて、テレビに見入ってたら
電話がきたので、いつものように
「はいはい・・・?」と受話器をとると
「もしもし」と
いつもの物売りではなく
なんとも初々しい 若い女性の声!
えっ、誰だっぺ?
思い出せなくて
「はい!」と一言とは言ってみたものの
思いつかない???
間違い電話か?と、頭の中をフル回転させてみたが
焦るばかりで、しどろもどろ
パートの物売りとか、近所の婆さんとは
まったく違う
今では忘れてしまった、若い女性の声だ
そして、次の言葉
「じぃちゃん今届いた、ありがとう」
が、聞こえた時、なっちゃんと分かった
これを時系列的に並べて思い出すと、結構面白い
最初「じぃちゃん」と聞いた時
・・・えっ、じぃちゃん?って言うのは俺のことか?・・・
・・・会社関係でこんな若いのいねぇし・・・
・・・携帯ならまだしも、家の電話誰だべ?・・・
・・・なんで年寄りってわかんだ?・・・
・・・間違い電話?・・・
と
次々頭の中を駆け回るが・・・誰だっけ?
次の「今届いた、ありがとう」で
・・・あっ、なっちゃん誕生日だ!!!・・・
・・・そう言えば、おかんが何か送ったとか言ってたな・・・
・・・でもこれ、本当になっちゃんかい・・・
・・・正月に来てまだ二ヶ月なのに・・・
・・・こんなに変わんのかい・・・
・・・まさか・・・
そんで、発した言葉が
「いくつだっけ?」
「14」
・・・なっちゃんだぁ・・・
前もこんなことがあったように思う
あ～ぁ・・・いつの間にか
孫の声も年も忘れた、ボケ老人・・・だない
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