7月28日(くもり)
先日、ふっと矢吹の古代ハス(大賀ハス)を思い出して
中休みの梅雨の合間に見てきました
古代ハスは戦後間もない昭和26年、千葉市検見川の東大厚生農場の
落合遺跡で発掘された、今から2,000年以上前の古代ハスの実から
発芽開花させたハスのことです
ここは戦時中から燃料不足を補うため草炭を採掘していた所で
昭和22年7月28日、丁度70年前の今日
たまたま1艘の丸木船と6本の櫂(かい)が掘り出され
その後「落合遺跡」と呼ばれ発掘調査が始まり
大賀一郎(矢吹町出身)植物学者がその中にハスの花托があることを知り
昭和26年3月3日から地元の小・中学生や一般ボランテアの協力を得て
発掘を始め期限打ち切りの前日の3月30日
一粒のハスの実が発掘された
予定を延長して発掘を続けたところ
4月6日に2粒発掘され
計3粒のハスの実が発掘された
4月6日に発掘された2粒で発芽育成したら失敗してしまったが
3月30日に発掘された残り1粒を発芽育成したところ成功し
昭和27年7月18日にピンク色の大輪の花を咲かせ
国内外に報道されて
米国ライフ週刊版1952年11月3日号に
「世界最古の花・生命の復活」として掲載された
「大賀ハス」と命名され、大賀博士は年代を明確にするため
ハスの実の上層で発掘された丸木船のカヤの木の破片を
シカゴ大学原子核研究所に送り年代測定依頼し
2,000年以前の弥生時代以前のものと推定された
以後、大賀ハスとして世界各地に根分けされ
友好親善と世界平和のシンボルとしてその一端を担っている
(参考文献:ウィペディア)
矢吹町は大賀博士の誕生の地として根分けしてもらい
大池公園で見ることができますが
生憎、この日咲いていたのは1輪だけでした
大賀ハスが咲いている大池
写真中央下部に1輪咲いていた
撮影日 2017.7.26 9:30頃
古代ハスの花の命は4日で、早朝開いて午後には閉じます
4日目は閉じずに落ちてしまいます
蕾が4・5個位ありますので
まだ見ることができます
遥か2,000年の時空を超えた花
きれいですよ !