ブートレグ愛好会

最北のトレーダーです。貴重音源・映像を共有しましょう。

2008年5月

2008年06月01日 | monthly report
【RONNIE JAMES DIO】
ロニー時代のサバスのアルバムがボックスセット5枚組、『RULES OF HELL』としてレマスター・リリースされるようだ。ボーナストラック、映像特典など一切無いみたい。


【MUSIC (OFFICIAL)】

●MSG/IN THE MIDST OF BEAUTY
ゲイリー・バーデン復帰作。冒頭数曲を聴いて傑作の予感がしたが、4曲目以降は最近の作風(レベル)に戻る。それでも近年のアルバムの中では随一。中音域で歌うゲイリーのメロディセンスが光っている。

●DEATH ANGEL/KILLING SEASON
再結成第2作目。安易なデスにいきがちな最近のバンドと違って、マーク・オセグエダの歌えるスラッシュがやはり魅力。『ACT III』超えを期待していたんだけど、期待が大きすぎただけに...。

●筋肉少女帯/新人
昨年9月に出た復活作、危うくパスするところだった。最高傑作といってもいいくらいの出来。原点回帰のパンク/メタルに終始し、ドラマティックですらある。

【BOOK】

●アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎(創元推理文庫2006)
2003年作の文庫化、吉川英治文学新人賞受賞作。ちょっぴ切なく悲しいストーリー。「一緒に本屋を襲わないか」から始まる、周到に練られた構成に脱帽。映画化もされており、そのDVDも見たがなかなかの出来だった。

●シリウスの道/藤原伊織(文春文庫2006)
2005年作の文庫化。著者の作品を読むのは直木賞受賞作『テロリストのパラソル』以来だが、残念ながら昨年癌で亡くなられた。広告業界を舞台にしたハードボイルド作品。

●鳥人計画/東野圭吾(角川文庫2003)
1994年作の文庫改訂版。国内最高位のジャンパーが殺される。犯人はそのコーチ。動機が本作の核心。

●Q&A/恩田陸(幻冬舎文庫2007)
2004年作の文庫化。大型ショッピングセンターで原因不明の集団パニックにより、死者69名の惨事となった。はたして、事故なのか事件なのか、Q&A形式で話は進行する。結末は意外な方向に進み、ちょっともったいない。


※ブートよりもオフィシャルばかり聴いている。6月以降も大物の新譜が続々と。