ブートレグ愛好会

最北のトレーダーです。貴重音源・映像を共有しましょう。

2009年7月

2009年08月01日 | monthly report
【Ronnie James Dio】

H&H順調にツアー中。来日はいつ?


【MUSIC】

●Black Clouds & Silver Linings/DREAM THEATER(US限定3CD)
2年振り10th。ヘヴィ過ぎず、メロウ過ぎず、メロディ/インストなど、バランスの良いアルバム、最高傑作といっていいかもかもしれない。6曲75分という大作指向は相変わらずだが、長いと感じさせない。ボーナスディスク2はカヴァーアルバム、ディスク3はvoなしのインストゥルメンタル・アルバムで、オマケなのでこれらは一度聴いたら不要。それにしても作品の出来とは別に、安っぽいパッケージにはガッカリ。全米チャート第6位にランクイン。

●Legacy/GIRLSCHOOL
NWOBHMガールズバンドの結成30周年記念アルバム。一昨年オリジナルGのケリー・ジョンソンが癌で死去した悲しみを乗り越えた力作。彼女らのアルバムを聴いたことがないのに力作と評価したのは単に、豪華ゲスト陣が参加しているからでロニーは"I Spy"という曲で歌っている。キャッチーで、程よいヘヴィ感があり、ロニー関連商品という枠を外しても結構聴ける。



【BOOK】

●エンド・ゲーム 常野物語/恩田陸(集英社文庫2009)
2006年作の文庫化、特異な能力を持つ人々の、常野シリーズ第3弾。裏返す、さもなくば裏返される、という"アレ"との戦いを描いた短編『オセロゲーム』の続編長編作。書評は芳しくなかったが、悪くないと思う。著者のあとがきによると常野シリーズはまだ続くそうだ。

●イン・ザ・プール/奥田英朗
トンデモ精神科医 伊良部シリーズ第1作。連作短編集、2002年作の文庫化。思わず笑ってしまう面白さ。表題作は映画化された。

●空中ブランコ/奥田英朗(文藝春秋2004)
伊良部シリーズ連作短編集、第2弾。なんと本作で直木賞受賞。こんなゆるい作品で受賞した著者も複雑な思いではないか。

●イノセント・ゲリラの祝祭/海堂尊(宝島社2008)
バチスタ・シリーズ第5弾。死因究明のための解剖実施数が異常に少ない現状への問題提起作。死因究明の土台は解剖か、エーアイか。

●追伸/真保裕一(文藝春秋2007)
交通事故にあった妻と、かつて殺人容疑で逮捕されていた妻の祖母。二人の女が夫に隠そうとした真実が手紙によって解き明かされる。全編手紙のみで構成された異色のミステリー。

●カラスの親指/道尾秀介(講談社2008)
闇金から被害を受けた男女5人組が繰り広げるコンゲーム小説。シンプルなストーリーかと思いきや、最後にどんでん返しを食らわせられる。新世代の伊坂幸太郎的青臭さを感じる。昨年のこのミス5位。



【Movie】

●1408号室(1408)
S・キング原作のホラー。宿泊した56人の客全員が1時間以内に死亡するというホテルの一室「1408号室」にオカルト作家が真相を探るべく宿泊する。キング作品で最もヒットというが...。


※以下、ツタヤ特選100から、これまで見逃していた旧作を鑑賞

●ミリオンダラー・ベイビー(Million Dollar Baby)
2004年公開、監督・製作・主演はクリント・イーストウッド。女ボクサーとトレーナーの絆と尊厳死を扱った作品。アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の主要4部門を独占。

●アイ・アム・サム(I am Sam)
2001年公開作品。知的障害を持つ父親と、幼い娘との純粋な愛をビートルズの曲とともに描いた感動作。父親役のショーン・ペン以上に、娘役のダコタ・ファニングの健気な演技は涙を誘う。

●バタフライ・エフェクト(The Butterfly Effect)
2004年公開、カオス理論の一つ、バタフライ効果をテーマに製作されたSF映画。日記を読むと過去に戻れる能力を持つ少年が、元恋人の将来を変えようとする。DVD特典に異なるエンデイングラストカットが2バージョン収録されている。

●カッコウの巣の上で(One Flew Over The Cuckoo's Nest)
1975年公開、アカデミー賞、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞と主要5部門を独占。精神病院を舞台に管理体制に反撥する人間の尊厳と自由を描いたケン・ケーシーのベストセラー小説の映画化。主演ジャック・ニコルソン。





・”愛を下さ~い”って、若い過ぎる
・今月は忙しかったが8月も大変
・夏休みは9月、どうする?