1990年10月7日「Lock Up The Wolves」ツアー最終日、米ダラス公演のサウンドボード録音盤。同音源ではかなりノイジーな「THE LAST IN DALLAS」というブートがあったが、本作はこれとは比較にならないくらい音質向上されている。これまでと同様に完全収録ではなくライブ後半のみの収録なのが残念だが、同ツアー最高のサウンドボード盤なのは間違いない。
1. Intro.
2. Lock Up The Wolves
3. Don't Talk To Strangers
4. Hey Angel
5. The Last In Line 6. Heaven And Hell / The Last In Line (Reprise)
7. Rainbow In The Dark
8. Egypt (The Chains Are On)
9. Holy Diver
10. We Rock
《以下、メーカー・インフォ》
本ライヴはかつて既発音源が存在していましたが、全編に渡ってヒスノイズ・スクラッチノイズが存在し、音質的には厳しいものがありました。数年前のギフト・タイトル「THE SILENCE OF THE WOLVES」では音質の向上が話題となったものの、それでもあくまで延長線上のレベル。しかし! 今回のマスターはサウンドのクオリティがまるで違います!! 音のクリアさはもちろん、分厚い楽音の迫力は既発とは比較になりません!!!
オフィシャル級サウンドの威力は、オープニングから炸裂! このツアーのみのSEに続くのは「Lock Up The Wolves」。本来のライヴでは「Wild One」がポールポジションなのですが、放送の関係かショウ後半がメインとなっています。しかし、ミドルで重い「Lock Up The Wolves」も、1980年BLACK SABBATHの「War Pigs」や、2007年HEAVEN & HELLの「After All (The Dead)」での荘厳なスタートを彷彿とさせて雰囲気満点。黄金期のヴィヴィアン時代でさえ「軽い」と言われかねなかったDIOですが、さすが“最強”と呼ばれるだけはある重厚ムードを存分に味わわせてくれます。
その重さの中にあってこそ輝くロニーのヴォーカルが放つ存在感たるや筆舌に尽くしがたい。ヘヴィに歪みながらも鋭さを失わないローワンのギターがスピーカーから轟き、パワフルなサイモンとテディのリズムが空気を震わせ、そして芳醇なイェンスのキーボードが染み渡る。このサウンドも演奏に負けないストロング・スタイルです! 続く「Don't Talk To Strangers」では、冒頭の繊細なパートから、鋭く刻み込むメインのパートへと一転する場面に痺れていただきたい。同じく「The Last In Line」や「Heaven And Hell」も、メロディアスな前半部分から壮大な世界がめくるめく中盤以降の対比が圧倒的。ロニーが楽曲で思い描いた世界観と、DIO結成から追求してきたヘヴィな演奏が、ここに実を結んでいたと言えるでしょう。
キャッチーでありながらエモーショナル、そしてハードな「Rainbow In The Dark」こそ、本作最大の聴きどころ! メンバーのプレイとロニーの歌が一点に集約され昇華するクライマックスは何度聴いても最っ高! さらにイェンスのキーボードが前任のクロード・シュネルとは異なる世界観をパノラマのように広げる「Egypt (The Chains are On)」と「Holy Diver」のメドレーも絶品です。
そして、なんと言っても最強最後のハイライトは、万感の想いを込めての「We Rock」! これが“前期DIO”としてのラスト・ナンバーであり、DIOが“最強”だった最後の5分間なのです。2008年まで続いた“後期DIO”にも最終夜はありましたが、そちらは病魔に倒れる直前であり、不測のラストステージ。「今日が最後だ!」の決意で臨んだショウは、四半世紀に及ぶDIOの歴史でも、この一夜しかないのです。めくるめく熱狂が嵐のように吹き荒れた後、自分のバンドで戦い終えたロニーの胸に去来したのは、どんな想いだったのか・・・。
本作の収録内容は実際のステージの中盤以降,約52分収録の内容ではありますが、楽曲の配置や展開は起承転結をきっちり計算した上で構築されています。この貴重極まるライヴを公式級のサウンドボードで聴けるだけでなく、純粋なエンターテイメントとしても、ファンを大いに満足させるでしょう。もし、将来「Lock Up The Wolves」のデラックスエディションがリリースされるとしたら、ボーナスディスクは本作しかあり得ないのではないか……そう考えてしまうほど、公式然としたサウンドなのです。
1. Intro.
2. Lock Up The Wolves
3. Don't Talk To Strangers
4. Hey Angel
5. The Last In Line 6. Heaven And Hell / The Last In Line (Reprise)
7. Rainbow In The Dark
8. Egypt (The Chains Are On)
9. Holy Diver
10. We Rock
《以下、メーカー・インフォ》
本ライヴはかつて既発音源が存在していましたが、全編に渡ってヒスノイズ・スクラッチノイズが存在し、音質的には厳しいものがありました。数年前のギフト・タイトル「THE SILENCE OF THE WOLVES」では音質の向上が話題となったものの、それでもあくまで延長線上のレベル。しかし! 今回のマスターはサウンドのクオリティがまるで違います!! 音のクリアさはもちろん、分厚い楽音の迫力は既発とは比較になりません!!!
オフィシャル級サウンドの威力は、オープニングから炸裂! このツアーのみのSEに続くのは「Lock Up The Wolves」。本来のライヴでは「Wild One」がポールポジションなのですが、放送の関係かショウ後半がメインとなっています。しかし、ミドルで重い「Lock Up The Wolves」も、1980年BLACK SABBATHの「War Pigs」や、2007年HEAVEN & HELLの「After All (The Dead)」での荘厳なスタートを彷彿とさせて雰囲気満点。黄金期のヴィヴィアン時代でさえ「軽い」と言われかねなかったDIOですが、さすが“最強”と呼ばれるだけはある重厚ムードを存分に味わわせてくれます。
その重さの中にあってこそ輝くロニーのヴォーカルが放つ存在感たるや筆舌に尽くしがたい。ヘヴィに歪みながらも鋭さを失わないローワンのギターがスピーカーから轟き、パワフルなサイモンとテディのリズムが空気を震わせ、そして芳醇なイェンスのキーボードが染み渡る。このサウンドも演奏に負けないストロング・スタイルです! 続く「Don't Talk To Strangers」では、冒頭の繊細なパートから、鋭く刻み込むメインのパートへと一転する場面に痺れていただきたい。同じく「The Last In Line」や「Heaven And Hell」も、メロディアスな前半部分から壮大な世界がめくるめく中盤以降の対比が圧倒的。ロニーが楽曲で思い描いた世界観と、DIO結成から追求してきたヘヴィな演奏が、ここに実を結んでいたと言えるでしょう。
キャッチーでありながらエモーショナル、そしてハードな「Rainbow In The Dark」こそ、本作最大の聴きどころ! メンバーのプレイとロニーの歌が一点に集約され昇華するクライマックスは何度聴いても最っ高! さらにイェンスのキーボードが前任のクロード・シュネルとは異なる世界観をパノラマのように広げる「Egypt (The Chains are On)」と「Holy Diver」のメドレーも絶品です。
そして、なんと言っても最強最後のハイライトは、万感の想いを込めての「We Rock」! これが“前期DIO”としてのラスト・ナンバーであり、DIOが“最強”だった最後の5分間なのです。2008年まで続いた“後期DIO”にも最終夜はありましたが、そちらは病魔に倒れる直前であり、不測のラストステージ。「今日が最後だ!」の決意で臨んだショウは、四半世紀に及ぶDIOの歴史でも、この一夜しかないのです。めくるめく熱狂が嵐のように吹き荒れた後、自分のバンドで戦い終えたロニーの胸に去来したのは、どんな想いだったのか・・・。
本作の収録内容は実際のステージの中盤以降,約52分収録の内容ではありますが、楽曲の配置や展開は起承転結をきっちり計算した上で構築されています。この貴重極まるライヴを公式級のサウンドボードで聴けるだけでなく、純粋なエンターテイメントとしても、ファンを大いに満足させるでしょう。もし、将来「Lock Up The Wolves」のデラックスエディションがリリースされるとしたら、ボーナスディスクは本作しかあり得ないのではないか……そう考えてしまうほど、公式然としたサウンドなのです。