今日は自分メモなので、あまり良いお話じゃないかもー。
日曜日の夜中、実家で姫と一緒に寝ようと布団に入って しばらくした時。
突然、姫にてんかん発作みたいなのが起きてしまいました。
急に呼吸が荒くなって、呼びかけても、いつもならすぐに起きて「何よ~」みたいな顔して見るのに、止まらなくて 目は開いてるのに起きなくて。
次に、息は戻ったけど、大きく伸びをしながら体を回転させるような動きを繰り返し始めたから、これは、あかん!ってなって。
抱き上げたけど、腕の中で同じ動きを繰り返して、そのくせ身体は弛緩して意識も無くて。
こんだけ長い事、この仕事してるのに、パニックに陥るのは一瞬なんだな、と思った。
どうしよう⁈どうしよう⁈って思って、私がやった事と言えば・・・
抱きながら階段駆け下りて、階下に寝てる親に向かって、「おかーさーん!!!」って叫んで、母を叩き起こしたことでした(笑)
・・・父じゃないんだな、母なんだな(笑)
全く役に立たない私たち・・・素人に頼るという・・・
頭のどこかで、「あぁ、戦場で死んでいく兵隊さんたちが、『お母さん』って呼びながら死んでくのは、こういうことなんだ」とか全く違うこと考えたりして。
親が起きてきた時には、姫の意識は戻っていたのだけど、四肢は脱力発作みたいになって ぺちゃんって座り込んじゃって。
意識は戻ってはきてるけど、朦朧としてる感じで。
ここで私の失敗は、パニックになっていっぱい呼びかけちゃったことかな、と反省しました。
過剰刺激になっていたら、良くなかったな、と。
こんな仕事してて、生死に立ち会うなんて全然珍しくないし、
どちらかというと私は、自分は冷たい人間なんじゃないかと諦めてて。
気持ちが揺れる事なく、早々と適応してしまって逆に自分にがっかりした事もあったりして。
なのに。
ぜんっぜん、理解できない。
理解したくない。
こんなに長い事この仕事してるのに、まったく 理解できない。
死ぬってなんなの。
そんなの嫌だ。
2年前、姫が手術するってなった時に、もう駄目なんじゃないかって思ったし、歳だから仕方ないって思おうとしたし、治った後もいつか来るその日のことを考えたけど、なのに、こんだけ時間も経ってるのに、いまだに全然受け入れられない。
受け入れたくない。
いつまでたっても、駄々っ子のようだ。
たとえ地球の反対側に行って、今後一生 私は二度と会うことが出来ないとしても、それでもいいから。
だから、この世に存在していてくれさえすれば、それでいいから。
それだけで良いのに。
祖母が亡くなった時、同じことを思った。
離れてるから滅多に合えなくて、普段なんとも思わずに過ごしている。
だから、死んだって その私の日々が変わる訳じゃないのに、ひとつの命が無くなるってことが、これほどまで決定的に、絶対的に、違う意味を持つなんて。
全然理解できなかった。
何がどうして こんなに違うのか、分からなかった。
あれから何年経ってるのか。
未だに私は成長しない。
こんなに時間の猶予を与えてもらっているのに、受け入れられない。
どうしたらいいんだろう。
自分が死ぬ方が、よっぽど楽で簡単だ。
嫌だけど。
でも、自分の寿命だと知らされたら、仕方ないなぁと思うしかないと思う。
実際にそうなったら怖いと思うけど、でも。
なのに、姫が居なくなるのが嫌だ。
そう思うと同時に、私がこうやって厭だ厭だって思っていたら、もし姫が旅立った時、引き留めてしまうことになるから、良くないなって思う自分も居て。
頭では分かってるけど。
なんだけど、どうやったって 理解したくない。
強くなりたい。
傷つくことも無く 動揺することも無く、立っていられるほどに強くなりたい。
ずっとずっとそう思ってるのに。
いつまでたっても、私は変われないままで。
ひどく、怖くて仕方がない。
納得するとしても、理解したくない。受け入れたくない。
いやだ。
前に飼ってたプレーリーが、田舎から家に帰ってきたときにもう冷たくなってた、その硬い感触と絶望が忘れられない。
あの時も、ずっと病気でいつ死んでもおかしくなかったし、分かってたつもりだった。
でも、あの時のことを 知ってしまった今は、怖くて仕方がない。
思い出すたびに、胸の中が寒くなって、手がキンと冷える。
私はどうしたらいいんだろう。
いまだに答えは見つからないけど。
翌朝、いつも通りにポテポテ歩いてて、翌日からは普通に戻ったみたい。
逃げ出して、気付かないふりをしたいくらいに、怖いし、嫌なんだけど。
なるべく傍にいて、なるべくいつも通りにして、お別れの時に 私の心が壊れてしまうとしても。
ずっと大好きだよって 言い続けてあげる。
最後まで 目を背けずに 見届けてやるんだ。
理解なんてしたくないし、納得なんてできないし。
私はたぶん、終わってもずっと 受け入れないけど。
だけど最後まで、これまで通りに。
傍に居るから。
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