毎年思ってるけど、GWなるものは本当に迷惑千万でしかないですな~。
どうせ10連休になるなら、1年の内どこでも10日間休んでいいという風にすればいいのに と呪いの言葉を吐きながら、お休みに突入。
シフトじゃなくても、担当なんだからとかいって、様子見に行かないと なんやかんや上から思われるしさ。
そういう意識が働き方改革を妨げてるんだよ・・・と、もひとつ呪いの言葉を吐きながら出勤して、昼からお出かけしました。
本当に日本人って、自分が仕事してる時に誰かが休んでたら、それが正当な理由であっても、気に入らない人多いよね・・・。
非効率的な集団意識。
亀岡のほうに行こうかなとも思ったけど、ふ、と、久しぶりに奈良にでも行こうかな、という気になったので、善は急げ、電車で向かいました
乗り慣れないバスに、これで良いのかなぁと思いながら乗ってたら、アナウンスで飛鳥大仏というのを聞いて、急遽途中下車。
降りるんだったら一日乗車券買ってたら良かったな
次のバスまで30分だから、、、と思いつつ、お参りに向かいます。
安居院、通称・「飛鳥寺」は、蘇我馬子が仏法を広めるためにお寺を作ろうと発願し、建てられたところです。
もともと、飛鳥には都があり、蘇我一族が勢力を持っていたので、とても広い境内でにぎやかだったと。
お寺を建てたと言っても、そもそも日本ではお寺や仏さんというものがどういうものか分かっている人が居なかったため、仏さんは大陸の鞍作鳥(止利仏師)に作ってもらったとのこと。
大化の改新を経て、都は移って行き、徐々にこのお寺の周りも衰退して行ってしまったそう。
それでも、蘇我一族は地元の方たちに感謝されていたため、こちらのお寺も地元の方々のおかげで今に伝えられているそうです。
そのため、仏さんのお写真もOKですとのことだし、本堂ではお坊さんに歴史などを教えてもらうことが出来ます。
飛鳥大仏。左側からのお顔は、少し厳しいお顔。 正面から観ると、お顔は少し右側を向いていらっしゃいます。
・・・ていうか、こんだけ大きな仏さんをどうやって建物の中に運んで安置したのか、謎・・・昔の人って、世界中ですごいよね・・・
仏舎利もありました。
両脇には阿弥陀さんと 聖徳太子像
中庭も綺麗。
お寺の瓦なども見ることが出来ます。
聖観世音菩薩と、お大師さん。
金堂の基礎石。この中に大仏さんが居らっしゃいます。
お寺の裏手、田んぼのほうへ向かうと、蘇我入鹿の首塚があります。 一面レンゲ畑。
昔、学校が棚田を1年借りるのに当選して、希望者は田植えや稲刈りを経験することが出来るのに参加したことがあるんだけど、その時の田植え前のレンゲ祭りを思い出した~
ピンクの絨毯!
懐かしいなぁ。これぞ、明日香って感じ。
ゆっくりしてたら、バスを目の前で逃してしまい、、、 また30分待ち・・・
さすが奈良・・・ 何にも無ぇ・・・懐かしい・・・(笑)
手持ち無沙汰なので・・・タンポポ撮りに行ったら飛び出してきたのが・・・ カエルさん
残念ながら私が撮りたかったのは、あんたじゃなくて、こっちなの~
そんなこんなで、ちょっと遅れてようやく到着しました。
ていうか、バス停からめっちゃ坂道上がらなあかんやん・・・中山寺の山登りの再来かと思ったわ
「西国第7番 岡寺」です。
ちょうど今は記念事業の一環で、春の特別拝観として「内々陣お扉特別開扉」と 「本尊脇侍不動明王像 愛染明王像特別拝観」 が行われています。
そして、GWだけは「華の池」として、天竺牡丹が散りばめられています
手水鉢には、大きな華が敷き詰められていて、大きな宝石みたい。
牡丹が満開。
すごい綺麗・・・天国みたい。
そして、こちらのお寺は石楠花でも有名なのですが、こちらも見頃を迎えていました!
本堂までの両脇にはお花が沢山あって、幸せだなぁ。
楼門と、奥の書院が借景になっているようで、綺麗。
連休なのもあるのか、結構人が来てました。
本堂でお参り。 内々陣の拝観と、お不動さん・愛染さんをじっくりと拝観出来ました。
御本尊の如意輪観音さまは、弘法大師が日本・中国・インド三国の土で作られたといわれる、4.85mの巨大な観音様です。
胎内仏と言われる金銅の「如意輪観世音菩薩 半跏思惟像」の御分身も拝観出来ましたが、とても優しくてふくよかな可愛らしい観音様でした。
お不動さんの光背には、迦楼羅が3匹隠れていました。
花山上皇の御手石があって、両手を重ねることが出来ました。私より少し長い指。ありがたかったです。
もともと岡寺は「龍蓋寺」と言われていました。
この地を荒らして農民を苦しめていた悪い龍を、義淵僧正が池の中に封じ込め、大きな石で蓋をして改心をさせたことから、その名が付いたと言われています。
奥之院のほうへ歩いて行くと、マイナスイオンいっぱいの空気が広がっていました。
奥之院は「弥勒の窟」といわれる石窟堂で、中に入ると弥勒菩薩座像にお参りできます。
石楠花の花道。 たくさんの虫がお食事中で、ブンブン羽音が重なって、そのうち お経を唱えているように聞こえてきました(笑)
途中、境内を一望できる瞬間が。
三重塔。 これぞ、明日香って感じの景色が広がってて、ほぅ~と一息つきます。
お大師さんにもお参りして、最後時間があれば行きたいところがあったので、ちょっと急ぎます。
名残惜しい~。
参道には藤の木がありました。
中山寺のブンブンと同じかと思ったけど、こっちはハナアブみたい。黄色の場所が違うかったし、お食事に夢中で、見向きもしなかったわ(笑)
ふもとに「岡本寺」というのがありました。天智天皇の岡本宮の遺跡だそうです。 阿字石。
古い昔ながらのお家を見ながら、急ぎます。
ホントに、だだっ広くて何もないわ・・・と悪態付きながら(笑)向かったのは、、、 歩いて10分くらい。
「石舞台古墳」です。 昔は囲いなんかなくて、中高の遠足の道すがら寄ってたくらいなのにな~。今は有料になってます
ごつごつした岩と、小さい石とかが組み込まれてます。
中に入ると・・・ ・・・何もない(笑)
どうやってこのバランスで組み上げようと思ったんだろう・・・すごいよね・・・。
石棺のレプリカ。これの中に寝そべること想像すると、ちょっと恐怖でした。いや、まぁ、寝そべる時にはもう死んでるけどさ(笑)
だだっ広い景色の中に、石舞台。これぞ、飛鳥ロマン。
と思って、人が居なくなる瞬間をずっと待ってた私www
なかなか楽しかったです!
久しぶりの明日香。
行くの大変だけど、これはこれで悠久の時を感じられて、おおらかな気分になるねぇ。
バスの車窓から見える、ピンクの絨毯。
橿原神宮前駅前へ到着~。
駅ナカの「うめもり」で、柿の葉寿司ならぬ、わさび葉寿司を発見。 珍しかったので買ってみました。
旬の菜の花が良い塩梅の苦みと辛みで、美味しかったです
いや~ 良い旅だった!
と、満足しながら帰ってきて、車内で爆睡して、眠い目こすりながら改札向かってたら、、、ん?なんか皆、手元に紙持ってる・・・
・・・・・・はっ!あれは もしやっ!!!
と、一瞬でシャキーンッ!って覚醒して、出元を瞬間で見つけて、無事ゲットしました!
天皇陛下ご退位の号外新聞です
はぁ~ 最後まで良い一日だった!
平成最後の日。
大きな時の流れを旅した気分になりました
岡寺から石舞台古墳へ向かう途中にあった観光案内所で、パパっと選んだインスタント。
珍しいのばかり選んでみました~どんなお味かな