大阪が舞台ということで、特に誰のファンというわけでもないですが(笑)観てきました
ネタバレ&辛口注意。
まぁ・・・なんというか、、、最近死ぬほど関西には中国人始めアジア系外国人が来てるからさ、そこらへんをターゲットに海外の超有名監督を起用して、壮大な観光誘致PR映像を撮った、って感じ?(笑)
テイストが・・・うーん・・・ジョン・ウー監督も時代遅れになっちゃったのかな?って心配してしまう感じ。
というか、外人から見た日本人、っていまだにこんな感じなのかね
キルビル的な。
もう、オープニングの居酒屋で、女殺し屋ペアが どこでレンタルした安っぽい浴衣だよ・・・を着て、長安にでも居そうな中華風かんざし差して出てきた時にゃ、・・・Oh・・・マジか・・・こういう感じで行くのね・・・って天を仰ぎました
しかも、たどたどしい日本語で
もうすでに開始数分で集中力切れて、ツッコむ事自体を諦めたわ
いかにも、なヤクザをやっつける 派手なペアリングでの銃撃戦は、ジョン・ウー監督っぽいなと思ったけど。
次いで出てきた、我らが大阪(笑)の街並みを空から撮ったカットが続くところは、私的なハイライトでした ←え、早くない?
公会堂とか、通天閣とか。上空からのアングルで観ることないから、綺麗だな~と思った
で、ハルカスの上層階を貸し切ったパーティー。
皆で一緒の謎な振り付けで踊るダンスが・・・なんというか・・・古い?それとも逆に一周回って流行ってるのか?
クラブなんて行かないから分かんないけど。
主人公を誘惑するTAO、美人なんだけど痩せてるから、大きく開いたドレスから見える背中がガリガリで痛々しくて
結果的に、主人公と共に戦うことになるチー・ウェイは、明らか中国人なのに「真由美」って名乗るから、もう頭の中が大混乱・・・
福山さんの孤高のイケイケ刑事っぷりを表すために散っていく斎藤工(笑)
そして、とっぽい新人刑事役の桜庭ななみ。
いや~・・・なんというか・・・
あぁ、こういう女性像、昔のポリスストーリーの婦警的な。
アジアの男性は好きそう・・・って感じ?
殺害現場で殺害状況に共感しすぎて差し込みカット入るし、泣き出すし、演出がちょっと意味分かんなすぎて・・・。
福山さんのツンデレ感のため?
なんかもう・・・各所に突っ込みどころありすぎて(笑)
上本町駅の線路に飛び出す瞬間は、手に汗握る感じだったから良かった。
そのあとでホームレスの広場みたいなところで出会ったボス的な男性、いきなりペラペラの中国語(笑)
あーもう!
出会う人出会う人、そないに大阪人 都合よく中国語喋れませんけどw
そんなに中国に興味はない(笑)
ま、チャン・ハンユーと福山さんのアクションは、見目麗しいので、単純に楽しめます
いっぱい鳩飛んでたw
私がこの映画の中で一番気に入ったシーンは、福山さんが倒れ込む先に 大きな石が見えてて、危ない!ってなった時に 鳩に気を取られて頭を逸らしたため助かった・・・という演出。
ここだけ(笑)
ジョン・ウー監督は、鳩=平和に、命と希望を乗せたかったのかなとか。
暗殺者にしたって、あんなに大阪の街中で銃ぶっ放して、暗殺もへったくれもありませんw
流石の平和ボケした日本でも大騒ぎになりますわw
んで、中之島のジェットスキーチェイスから、大阪城公園のだんじり祭に逃げ込んで、か~ら~の~ JR大阪駅・・・って瞬間移動かよ!!!
そんなこと出来るなら大阪人苦労せーへんわ!
笑。
國村さん&池内さんは、良かったし。
倉田保昭さん、かなり良かった!
アクション俳優さんなんだけど、酸いも甘いも哀しみも、ちゃんと表現できる、年季が違う俳優さんだな、と。
あとは、知らなかったけど田中圭ちゃんが出てるなんて。
辛い役だけど、良かったぁ
それくらいしかなんとも(笑)
痛みも恐怖も感じない兵士を作るための新薬、ってネタは使い古されてるし、ホームレスを連れて行くバンが来た時点で天神の研究所で人体実験してるんだろうなって予想着くし、研究所の雰囲気もバイオハザードっぽくて。
しかも主人公に濡れ衣を着せたきっかけが、ちっちゃいな!!っていう(笑)
なんだろう・・・M.I.はめっちゃ面白かったのになぁ
日本語と英語と中国語が飛び交い、日本人を明らか中国人が演じるわ、片言の日本語喋るかと思ったら次のセリフはアテレコだったりして、もう超絶カオス!(笑)
最後、無理矢理にも大円団。。。
しかもあれだけ嘆き悲しんでた真由美さん、ドゥー・チウとくっついたんかい!早いなおい!
ツッコミを楽しみたい方には面白い映画だと思いますw
日本人と中国人、韓国人の区別が付かない白人さんには楽しめるんじゃないでしょうか。
日本人には違和感ありすぎて、何の中国映画だよ・・・ってなった・・・。
舞台を大阪にする意味も分からないし、むしろいっそN.Y.だったほうが良かったんじゃないかと。
少なくとも大阪人には無理ですな。
ツッコミながらもフィクションはフィクションとして楽しむことの多い私ですが、これは流石に おいおい・・・ってなったw
まぁ、ましゃファンは、アクションありーの、シャワー上がりの妄想シーンありーの、心に傷を負った男シーンありーの、ツンデレセリフありーの、男の友情ありーの、で楽しめる・・・かもしんないしらんけど(笑)
大阪といえば粉もんですので、帰りに「風月」で豚玉一択