安倍総理の写真がないので、asahi.comから拝借しました。
参議院選挙が終わって、国民は「このままの政治ではだめ」の意志表示が投票率アップに反映し、民主党へ大きな期待を寄せる結果となった。
3年前の参議院選挙で高知新聞は、「小泉政治の信を問う結果は、民主党の躍進で二大政党化への傾斜がいっそう深まる」と書くなど、民主党が躍進した。
そのもとでの3年間だったのに「自民党の暴走」にストップをかける勢力にはみえなかったのだが。
選挙の結果に対して安倍総理の発言には驚いた。
「私の国造りはスタートしたばかり、総理としての責任を果たしていく」と、「反省すべき点は反省し、人心を一新せよというのが国民の声」と続投を表明した。
ふつう、ありえないでしょう。
しかし・・・
事務所費問題で「領収書は見せない、経理処理はきちんとしている」と言い放すもと「領収書の二重計上」していた赤城農水相は「与えられた職責を果たしたい」と記者会見。
「原爆投下は『しょうがなかった』」といって辞任した久間元防衛相。
安倍総理はかばいつづけたあと、発言を撤回しないまま、本人が「参院選への影響も懸念」して辞任。
事務所費問題の疑惑を明らかにしない松岡(前)農水相をかばいつづけ、自殺という最悪の結果に。
「女性は『産む機械、装置』」と発言した現職の厚生大臣の柳沢さん。
人権無視もはなはだしい人を、しかも厚生大臣。
いまだに居座り続けている。
存在しない事務所経費を虚偽の報告をしていた佐田(元)行革担当相、「通常国会での予算審議や重要法案成立を目指すために国政の渋滞を招くことがあってはならないと判断」と辞任したが、安倍首相は任命責任について逃げっぱなし。
こうして、現在から過去にさかのぼってみると「責任を取ることを知らない、無責任な内閣」なのだということかな。
でも、ひとつの日本という国の総理がこういう態度では「国民はたまったもんじゃない」。
安倍総理は直ちに辞任して、衆議院の解散で「国民に真を問う」べきではないでしょうか。
それとも、自民党なりの「人材不足」となってきた現われか。