明るい乳がん生活&子宮体癌生活(の、予定)

~~2006年11月告知、12月手術、明るい生活を送っていこうと決めました!愛猫たちと頑張る!~~

苦行かよっ。

2018-02-11 19:21:47 | 再建への道2018
一昨日に、行ってきましたの。検査&診察。
いつもの時間指定だったんですが、(午後2時)まずは検査。30分前には来てください、と書かれてある。
CT検査なんて11年ぶりだもん、何かするのかなと思いつつも
三か月前に看護師さんに時間がかかる血液検査をまず受けてからCTと言われていたので、逆算して45分前にはついておこうと、店を出る。

ついて診察券を機械に入れ、プリントアウトした紙をクリアケースに入れつつ処置室に向かう。そこでしか血液検査をされたことがなかったからね。
そうしたら、地下のCTのところで血液も取るという。???マーク満載な私に、看護師さんがご一緒しますと連れて行ってくれた。
で、取りあえずCTの受付後に中に入って、待っていた看護師さんに長ーい針のついた器具を差し込まれる・・・はずだったのに、何んと看護師さん、綺麗に入ったはずなのに、中に入れてからぐるぐる針を回した。
(えっ?) 
血は、針を伝って受け側の先まで流れている。何がどうなって、どうなってる?
「すすみません、痛いですよね、抜きますね」
(えっ?失敗だったの?)
で、結局彼女は他のところから入れようとしていろいろ探して断念し、処置室に連絡。
半そで姿になっている私に、「すみません、処置室に戻ります」コートを羽織って荷物をもって。

処置室に戻ったら、ちょっと怒り気味の別の看護師さんに「私がやるから、あなたはそっちをやって」と命令されてました。
なんだ、新人さんでへただったのか。私、失敗されたことないので。(←ドクターX風)

で、副婦長さんがさんざん別のところを探して、入れたら
「腫れてきたので抜きます」うん、そんなとこで入れたことないしね。
「私、10年経っているので、こっちの腕でもいいですよ」と一旦言ったんだけど、こそっと「ね、も一回同じとこでやってもらってもいいですよ。今まですぐに入ってましたから」と言ったらアイコンタクトで副婦長さんが貼ってあった脱脂綿を取って「ごめんなさいね」
いやいや、私、結構痛みには強い方なので。
で、同じところに入れてもらったらすーっと一回できれいに入りました。
要するに、あの長ーい針を全部入れないとだめだったのか。で、新人さんは血管をまっすぐ入れられなくて中で探してたんだな。

血液を採ってもらって、再度CT室へ。

CTして、心電図取って、レントゲンを撮って、ようやく診察に入れたのは三時過ぎでした。どんだけー。



さて、主治医との話は、そのまま書こうと思っているのですが、もし私の主治医をご存じで、不快な気持ちや不安な気持ちになったらごめんなさい。
ただ、どうやら、出会いからの一年は長く、相性は良くなかったのかもしれない。
最初は、彼はとっても熱血漢で、患者さんに寄り添う人だと思えたし、何より、私の一番のチョイスは『通うのに楽だから』これに尽きた。
で、日赤の先生と出会った後も、自分アピールもされ、インプラントの良さを切々と語ってもらったし、患者会を立ち上げたいという話までした仲。
信頼していこうと思っていたのは確かなことなのです。

でもあれから状況は変わった。
対外的にも社内的にも、いろんな制約があって話が変わってしまうのはよくあること。それがいわゆる長い物には巻かれろ的になる人も多いことも社会経験上、よく知ってる。では、主治医との話を書きます。

診察室に入って、まずは手術日の確認。「20日は僕、いないからね。だから、翌日にしか会えないからね」
じゃ、マーキングも翌日?時間は午後だったよね、と確認すると
「いや、朝。9時半から(確認して)手術はあなた一件だけだからね、でも、もし乳がんの人がどうしても20日にしてほしいと言ったら譲ってあげてね。その時は11時からね」
まぁ、それはいいです。そんな方いらっしゃったら先にしてあげてください。
「だから21日にマークして写真も撮ったりするね」
(写真撮るんかー、まぁ、作品らしいしねぇ)
で、サイズは結局小さい方になりました。
高さも健側より1センチ小さい。でも、自己再建でツーサイズダウンすることを思えば、よしとするしかないか。
「先生のいいようにしてくれていいよ」と言ったら「そうじゃなくてさー」と言われたけど聞き流した。だって、それがいいと思ってるんでしょ。

で、サイズも決まったことだし、三か所の手術(入れ替え、縫い直し、粉瘤)だよねと口にしたら「えっ、粉瘤、忘れてた」
(またかー。まぁ本人も周りに絶対忘れると公言しているしね)
「痛くなってきてるのよ」と言ったら「見せて」と診られて「うん、粉瘤、間違いない。で、悪いけど入院中にするから、これは局部麻酔で別の日にさせて」
まじかー。二回も手術室に行くのはなー。
「23日か・・・24日に」むー。まぁ、仕方ない。

で、薬の話になりました。
アリミデックスはもう飲まなくていい、って。
だから、最初に先生も言ったじゃん、フルツロンやめる時に「これはまぁ、もう少し飲んでもいいか」って。五年飲みたいって言ったら。
「もしそう言ったとしても、(もしじゃなくて、間違いなく言ったのに!!)飲む意味がないのよ。飲み続けて、骨粗しょう症になって転んで寝たきりになりたくないでしょ」
極論!!!
「じゃ、これ以上飲み続けて効くという、文献を俺に見せてよ」
えっ。文献を探してこい、と?
自分で見つけた乳がんで、自分に合ったと思える治療を全否定?(笑)

「僕は、エビデンスが全てで、それに沿って治療していくからね」
エビデンスって、エビデンスって、結局は多数決じゃん。少数派はどうすんの、という言葉をぐっと飲みこむ。
「先生は、私はもう完治していると思ってるの?」
思わず聞いたら
「完治したと思ってるよ」
言っちゃったよー。そんな言葉はそれこそ、エビデンスに倣ってごまかしてよー。(笑)
「でも、もしこれから、また乳がんになったとしても、それは薬を飲んでも飲まなくてもなるってことだからね。そういうことになってたからだからね」
むむむむー。なんじゃ、そりゃあ。

薬の話になったのも、私が腸炎になってかかりつけ医から出された薬を飲み続けているけど構わないかと確認したからなんだけど、「腸炎も顔面けいれんも薬をたくさん飲むからなってるかもしれないよ」
眼瞼けいれんと何回言っても顔面になるしっ!!
元主治医のこともかかりつけ医のことも、軽くディスられたので
「眼瞼けいれんは、きちんと京大病院の先生に診てもらって、10人の先生のうち9人までの先生がこれは眼瞼けいれんって診断するよって言われて、ボトックス治療もしてたし」
権力を振りかざす。まぁ、ちっちゃい権力だけどね。でも京大病院だからね。

「でも原因がわからなくて、結局ストレスってことでしょ。多く飲むこともストレスになるよ」
そうですねー。最近はストレス溜まりまくりで、こういう時にチーム組んで治療してもらえたらいいのにねー。
もう心のつぶやきも棒読みになっちゃう。

で、今日から取りあえず全ての薬を止めろ、と。
ダメだ。これ以上はダメだ。折れよう。
「じゃ、わかった。止めるわ」
『内服なし』電子カルテに書き込んでおられましたが、こっちは意地で飲まないことにしたんだもん。
でも、手術はしてもらうわけだし、あんまりごねても仕方ないしね。
実際、薬を飲まなくて、涙が止まらなかったりお腹が痛くて少し痩せたりしてるわけですが、意地だけで飲んでません。
眼瞼けいれんがひどくなって眉間にしわが寄っても仕方ない。
災い転じて福となればいいなぁ。

初めて会ってしばらくした時に、先生から握手しようと言われてしたことがあったけど、今回はこちらから握手してきました。
バレンタインには会わないからバイトたちに買うついでに買って渡しておいたけど
「気は使わなくていいからね。僕はあくまでも、区別も差別もなく患者さんを診ていくだけだから」
いや、私はこれで最後だからと思ってついでに買っただけだけどね。喧嘩腰になるかもと思ってたから、会った途端に渡したんだけどね。握手は診察終わりにね。

で、入れた後、どれぐらいで漏れ確認するのとも聞いてみましたの。
エビデンスでは二年に一回は見てもらいましょう、だったから。
「んー、半年かなぁ。遠い人は一年でもいいし」
そこはエビデンスじゃないんだー。(笑)
「じゃ、紹介状を持ってここに来たらいいの?」ぼんやり、完治しているなら縁も切れますしねと思って言ったら
「いや、別に来るなとは言わないし、紹介状はいいんじゃないの。僕も時々は診ておきたいしね」
作品、だしね。

で、乳輪の話もされたんだけど、刺青を入れて血で真っ赤になるから思った感じにはならないかもしれない、と言われました。
アートメイクではないんだね。
「自費で現在は2万だけど、この間、日赤の先生に最低額だと思って設定しているのが5万って言われてさ。金額は任されてるけど、いつとは言えないけど3万にしようと思ってる」とも。
なんじゃ、そりゃ。
何度、心の中でつぶやいたことでしょう。(笑)
アートメイクしてくれるクリニックを探す、という手もあるな。
どうせ自費で払うなら、納得いく乳輪と乳頭が欲しいもん。

何回も言っちゃうけど、初めてお会いした時は熱血漢だったんですよ。ここに骨を埋めるつもりとも。
金曜に会って話した時は「京都には いるよ。お墓も京都に作ったしね」
なんじゃそりゃ。
この病院はいないかも、ってことだよね。
なんじゃそりゃ。
エビデンスで、そういうことになったんすかねぇ。(あ、ダメだ、さまぁ~ずの番組見てるからつられちゃった)