明るい乳がん生活&子宮体癌生活(の、予定)

~~2006年11月告知、12月手術、明るい生活を送っていこうと決めました!愛猫たちと頑張る!~~

結果です。ふー、一安心。

2018-02-16 18:22:01 | 12年目の雑感
予約を入れてくれてた主治医。
それはとっても感謝してます。

でもね、去年のPET検査で出てなかったモヤモヤ、というビビらせ方はやめてほしい。(笑)
私、本当に、ビビってさらに悪化して、みんなから「顔色が悪すぎる」と言われるほど意気消沈したんだから。
まぁ、小心者です。
でも立ち向かうことにするのは、元主治医の言葉を信じて。
「また出てきたら、たたけばいいんだから♡」
そうだ、諦めるのが一番ダメだ。

さて、消化器科の先生にお会いしてきました。
めちゃ、身体がフラフラになってて、ほんの10分ほど歩くだけでもしんどかった。
何を言われても、しっかり受け止めようと覚悟して行きましたよ。
「こんにちはー」柔和な先生そう。
何でも聞けそうでちょっと安心する。
「先生、立ってるだけでもフラフラになってるんです」今や、フラフラを通り越してクラクラ状態。
消化器科の先生は声は大きいけれど、とっても優しそう。 

「ん?そうなの?」
そうなんです。力が入らなくなって、仕事してるけど虫の息。
「乳がんの先生から、9日の日からお薬を全部やめなさいって言われて・・・眼瞼痙攣も発症してて、それがさらに悪化してて、何も食べたくなくなって一週間の間に2キロ体重が減ったので・・・もうフラフラで」

「お薬を?やめたの?」
「一気に止めたので・・・」

「んー、そっかぁ」
「で、どうでしょう」
勇気は振り絞る。
大きな画面に映し出された画像を見せながら、説明してくれる先生。
「これね、ここはすい臓なのね、で、ここにね、すい管と胆管があるんだけど・・・、ここのこの部分は管ではないのにちょっと黒いでしょ」
ああ、やっぱり、そこにはガンが?
「でもね、これはガンじゃないです」
えっ?
「先生、私、11年前にガンになって、もうすっかり」
「ガンじゃないです。これはね、嚢胞(のうほう)って言ってね、こんなに小さいから、まぁ、良性の粘液だな」
タッチパネルですい臓部分を解説しながら、のうほうの話もゆっくり聞かせてくれた。
初めて知る私に理解できるように。

「でもね、ちょっとこれが面倒なんだな。もしかしたら、大きくなったり悪性に変わったりするかもしれない。だから、2-3年に一回は確認しないとダメなんだなぁ。まぁ、CTかMRになるんだけど。僕なんか、体中にのうほうがあるけどね」
「先生、去年のPET検査ではなかったものがあるって言われたんですが・・・」
「そりゃ、そうだよ。だって、ガンじゃないもの。光ったりしないよ」
あっ、そうかー。

「もう絶対ガンだと思って、覚悟して・・・」
「ガンじゃないよ、こうやって(タッチパネルで悪性度の段階を見せて)、ほら、ここのどこにも当てはまらないでしょ」
あー、よかったぁ。
「すい臓にピンポイントでCTしてないから、画像が粗いので、今後のためにMRかCTはやっておいた方がいいね」
「20日に入院して、インプラントに入れ替えるんです。今入っているものは、金属がついててMRIは出来ないんです」
「あ、これね、確かに金属だね」
「乳がんだったので、もう絶対、またガンだと思ったので」

「大いに安心してください」と、にっこり笑う先生。

これよ、これなのよ。
こういうのが欲しかったの。優しさに飢えてたわ。

「でも、食べたくないし、食べたらお腹が痛くなるし。体重もどんどん減るから力も出なくて」
「お腹はどのへん?」
「ここの、この下の方から・・・。で、軟便なんです」

「あー。それは、あれだな。精神的に、気持ちがね、急に薬を飲まなくなって、神経性の腹痛だな」
「でも、お薬を飲むなって」
「んー、そっか。じゃ、こうしよう。乳がんの先生に『私は断ったのに、消化器の先生が無理やり出した』って言っていいから、下痢止め、出そう」
これよ。これなのよ。
こういうのが欲しかったの。先生・・・♡

「これは頓服だからね、お薬じゃないから。出しておこうね。で、退院してから、こっちでMRしよう」
来月にまずはもう一度先生と話してMRI検査の日程を調節することになりました。

戻ってきて、相方や心配してくれていた義姉やバイトさんたちに大丈夫だったという話をしました。
以上が事の顛末。

もう本当にずっと食べられなくて力が出なかったけど、先生の優しさに触れて、自分でも調子よすぎるなと思うくらいみるみる回復。
ご飯も食べられるようになりました。
ご飯の後、お薬を飲める幸せ。(笑)

で、きちんと力も出てきたので、再建続行です。
20日から入院します。
お騒がせしましたー。