官ノ倉山
2008.5.3
大宮夫妻、岩佐夫妻、淡路さん、野田さん、安藤さん、均
午前中は雨なるも 昼には上がるという 天気予報だった。その午前中の雨も
1mm程度の降水量のようだ。これを確認して床についた。5時前に目が覚めた。
かなりな雨が降っている。ネットで早速天気を確認する。昨夜見た予報と変わりは無いようだ。
傘を片手に 京急黄金町駅まで自転車を走らせる。風で帽子を飛ばされてしまい 水溜りにポッチャン。
さいさき悪しである。知らぬ間に黄金町駅が改装されていて とまどった。入り口が違うところにあり 駅を間違えたかと一瞬思ったくらいだ。
黄金町駅 05:57発。 横浜駅でJR湘南新宿ラインのホームへ向かう。ここで野田さんと一緒になった。
帽子の件を話したところ 野田さんは先日帽子を飛ばされて川に落としてしまったそうだ。
そのことを思えば私の方はまだましだったということだ。横浜駅 06:29発池袋 07:04着池袋からは07:17発の東武東上線に乗車。
小川町駅には08:27に着いた。ここで乗り換えたところで 岩佐夫妻、淡路さんと合流。08:38に集合場所の東武竹沢駅に着いた。
電車に乗っている間に 雨が上がってくれることを期待したが その願いかなわず。東武竹沢駅は こざっぱりとした駅だった。
駅前には何かがあってあたりまえの感覚だが 驚くくらいに全く何も無い。雨脚は弱いが 駅で各自雨具を着込んで 09:12東武竹沢駅 出発。
地下道をくぐって 駅の反対側へ出ると店が一軒あった。コンビにではない。一応何でもおいてあるという感じの昔ながらという店だ。
八高線を跨ぎ 国道を横断して南進する。畑が左右に続く のどかな田舎道だ。
09:33 ドウダンツツジにおおわれた 民家の前に来た。もう少し手入れをしていただきたいものだなと よそ様の生垣に注文。
育ちすぎではないかと思えるくらい背の高い 菜の花の黄色、矢車草の青色を眺めながら 雨の中を進む。
09:38半鐘を左手に見送る。相次ぐ金属盗難のニュースが話題を提供している昨今 ここにある半鐘はちゃんと櫓に鎮座している。雨脚が弱まるどころか 逆に強くなってきたので顔をしかめる。09:43 三光神社に着いた。この神社は12世紀の創建と伝えられ 地元の信仰を集めている御神木の杉は高さ35メートルの大樹。
ここでは均が代表して御参りをすませた。この先からこれから登る官ノ倉山を望めるらしいのだが 雨の中 何も見えない。天王池のほとりから山中に入った。傾斜が次第にきつくなり 目線が足元ばかり見るようになった所で ホウチャクソウが花を咲かせているのに気がついた。宝鐸とはお寺などの軒先の四隅に吊るしてある風鈴のことだそうだ。花の形がこれに似ていることが由来。人間様にとっては山中の雨は厄介だが ホウチャクソウにとっては慈雨。みずみずしく咲かせている様は雨もまた良し と言っておこう。
緑の美しい新緑の中 赤、青、黄とカラフルないでたちで高度を上げる。駅を出発した時は 少し肌寒いくらいの感じだった。しかし雨具を着ての登り道とあっては蒸す。官ノ倉峠 10:24着。 ここまで山中において 人の気配は無かったが休憩しているところへ 後ろから一人やってきて直進。この地点は「直進する安戸方面の道のほうが明瞭だがここは左折して登りにかかる」とガイドブックに書いてあった。
颯爽と直進して姿を消した人は 道を間違えたので無ければよいが。峠からは岩のごろごろした 歩きにくい登り道となったが その時間はわずかだった。
10:40官ノ倉山の頂に立った。「ベンチがある山頂からの眺めはほぼ360度 東北には広大な関東平野 西南には外秩父 奥武蔵の山々が望める」とガイドブックに書いてあった。しかし 雨の中だ。靄がかかり何も見えない。いや、何も見えなかったが 靄のカーテンをこじ開けるかの如く 見る見るうちに 靄が解消して視界が広がった。思わず歓声をあげる。頂のすぐ向こうに同じような高さの山がある。
これがこれから向かう石尊山だ。これも始めは全く望めなかったが 今では頂を示す看板まで見てとれる。10:50石尊山めざして出発。
せっかく稼いだ高度をはきだして道は下る。そして道は登り返すようになったところに 赤いツツジが 点在するようになった。アカヤシオだろうか。緑一色の山中にあって美しいアクセントを提供してくれている。
小さな祠のある石尊山には11:08着。この頂に なぜかスズランあり。きれいに咲いてわれわれを迎えてくれたが ホウチャクソウと同様毒を有す。
ありがたいことに すっかり雨は上がってくれたようだ。青空も見えてきた。各自雨具を脱ぐ。すばらしい展望をおかずにしてのランチタイム。
あるいは 雨中の立食もあるかもしれないと覚悟していたが それは杞憂にすぎなかった。官ノ倉山の頂に数人がやってきたのが見てとれた。
その人達もわれわれが石尊山を出発するころには その姿がなくなったので こちらにやって来るのかもしれない。11:55下山開始。歩き始めてすぐに鎖のある急降下となった。
下界からエーデルワイスのミュージックが聞こえ来たと同時にサイレンも鳴った。正午だ。急降下の道も勾配が緩くなりほっとしたところで 野鳥の囀りが聞こえてきた。口笛を吹いてみると うれしいことに 野鳥がこれに応えてくれたようだ。見事なコラボレーションに自画自賛。
12:15 若者のグループが下ってきたので道を譲る。 官ノ倉山の頂にいた連中のようだ。道はひのき林の中に続いた。そして林道に出て進んでいくと
北向不動の下に着いた12:30。 山岳修験に関係したものといわれ 一緒に三十六童子が祭られているそうだ。これらは石段を登った上にある。ここは安藤さんに代表で御参りしていただくことにして その他は下で待った。この先にレンゲ畑があったそうだが見逃してしまった。舗装道路歩きとなったが 13:00一旦山中に入って再び舗装道路に出ると長福寺はすぐだった13:10。8世紀に行基が開山した名刹だそうだ。
寺から直ぐの所の民家の庭先にスズランあり。これを手にしようとしたら 民家の犬が突然吠えた。立派な番犬といえる。
八幡神社には13:30着 14世紀の創建と伝えられ鎌倉幕府最後の将軍守邦親王
にまつわる伝説があるそうだ。この神社前にカラスの雛がうずくまっていた。
ここまで来れば 青雲酒造も近いと勇むも 青雲酒造の看板に惑わされて道を誤った。13:45青雲酒造に着いた。まずは仕込み水を試飲させてもらった。確かに丸みのある名水なのだろうが 所詮水は水である。試飲は酒に限る。19度あるという原酒は 度数が高いだけあって喉に沁みこんだ。渓芯会ご一行はそれぞれ酒を求めたので試飲の効果あり。14:05青雲酒造 出発。次は温泉だ。朝の雨がうそのように日差しが出て 舗装道路に照り返して暑い。女郎うなぎの店舗や忠七めしの看板の前をとおり のぼり旗が見えてきた。14:25花和楽の湯に着いた。連休中とあって混雑は覚悟していたが 現実は覚悟以上の厳しいものがあった。女性の方は15組待ちとかいうことで 時間にすれば1時間半から2時間待ちとのこと。
あえなく撤退14:35。 風呂はあきらめて、花和楽の湯を目指す途中で目にした 和食レストラン 華屋与兵衛小川町店に入ることにした。14:47入店。さっそく生ビールで乾杯。湯上りのさっぱりとした体で 飲みたかったが いたしかたない。
汗臭い体でも ビールはうまかった。鰹のたたきを注文。メニューのたたきの写真は実物よりも大きくしてある旨の但し書きがあったが これは愛嬌。この前三島で食べた鰹は旨かったがここの鰹も美味い。反省会は池袋に戻ってからとも考えていたが 17:00まで華屋与兵衛で楽しくすごした。電車が出てしまった直後に小川町駅に着いたのでだいぶ待たされて 小川町駅発 17:44で車中の人となった。
車中でも反省会の続きを重ねて 池袋駅に着いた。19時ごろ池袋駅で散会。
次回 渓芯会 山行案内
御岳山から日ノ出山
2008.6.21.
JR青梅線御嶽駅 改札口 08:30集合
御嶽駅 08:40
(西東京バス 270円 )
ケーブル下 08:50
09:00
(御岳登山鉄道ケーブル570円)
滝本 09:06
御岳神社 10:00
日ノ出山 11:30
ランチ
12:30
日向和田駅 16:00
立川駅 17:00
高砂湯 17:30 入浴 042-522-3484
北の家族 立川南口店 18:30 反省会 042-521-7850
2008.5.3
大宮夫妻、岩佐夫妻、淡路さん、野田さん、安藤さん、均
午前中は雨なるも 昼には上がるという 天気予報だった。その午前中の雨も
1mm程度の降水量のようだ。これを確認して床についた。5時前に目が覚めた。
かなりな雨が降っている。ネットで早速天気を確認する。昨夜見た予報と変わりは無いようだ。
傘を片手に 京急黄金町駅まで自転車を走らせる。風で帽子を飛ばされてしまい 水溜りにポッチャン。
さいさき悪しである。知らぬ間に黄金町駅が改装されていて とまどった。入り口が違うところにあり 駅を間違えたかと一瞬思ったくらいだ。
黄金町駅 05:57発。 横浜駅でJR湘南新宿ラインのホームへ向かう。ここで野田さんと一緒になった。
帽子の件を話したところ 野田さんは先日帽子を飛ばされて川に落としてしまったそうだ。
そのことを思えば私の方はまだましだったということだ。横浜駅 06:29発池袋 07:04着池袋からは07:17発の東武東上線に乗車。
小川町駅には08:27に着いた。ここで乗り換えたところで 岩佐夫妻、淡路さんと合流。08:38に集合場所の東武竹沢駅に着いた。
電車に乗っている間に 雨が上がってくれることを期待したが その願いかなわず。東武竹沢駅は こざっぱりとした駅だった。
駅前には何かがあってあたりまえの感覚だが 驚くくらいに全く何も無い。雨脚は弱いが 駅で各自雨具を着込んで 09:12東武竹沢駅 出発。
地下道をくぐって 駅の反対側へ出ると店が一軒あった。コンビにではない。一応何でもおいてあるという感じの昔ながらという店だ。
八高線を跨ぎ 国道を横断して南進する。畑が左右に続く のどかな田舎道だ。
09:33 ドウダンツツジにおおわれた 民家の前に来た。もう少し手入れをしていただきたいものだなと よそ様の生垣に注文。
育ちすぎではないかと思えるくらい背の高い 菜の花の黄色、矢車草の青色を眺めながら 雨の中を進む。
09:38半鐘を左手に見送る。相次ぐ金属盗難のニュースが話題を提供している昨今 ここにある半鐘はちゃんと櫓に鎮座している。雨脚が弱まるどころか 逆に強くなってきたので顔をしかめる。09:43 三光神社に着いた。この神社は12世紀の創建と伝えられ 地元の信仰を集めている御神木の杉は高さ35メートルの大樹。
ここでは均が代表して御参りをすませた。この先からこれから登る官ノ倉山を望めるらしいのだが 雨の中 何も見えない。天王池のほとりから山中に入った。傾斜が次第にきつくなり 目線が足元ばかり見るようになった所で ホウチャクソウが花を咲かせているのに気がついた。宝鐸とはお寺などの軒先の四隅に吊るしてある風鈴のことだそうだ。花の形がこれに似ていることが由来。人間様にとっては山中の雨は厄介だが ホウチャクソウにとっては慈雨。みずみずしく咲かせている様は雨もまた良し と言っておこう。
緑の美しい新緑の中 赤、青、黄とカラフルないでたちで高度を上げる。駅を出発した時は 少し肌寒いくらいの感じだった。しかし雨具を着ての登り道とあっては蒸す。官ノ倉峠 10:24着。 ここまで山中において 人の気配は無かったが休憩しているところへ 後ろから一人やってきて直進。この地点は「直進する安戸方面の道のほうが明瞭だがここは左折して登りにかかる」とガイドブックに書いてあった。
颯爽と直進して姿を消した人は 道を間違えたので無ければよいが。峠からは岩のごろごろした 歩きにくい登り道となったが その時間はわずかだった。
10:40官ノ倉山の頂に立った。「ベンチがある山頂からの眺めはほぼ360度 東北には広大な関東平野 西南には外秩父 奥武蔵の山々が望める」とガイドブックに書いてあった。しかし 雨の中だ。靄がかかり何も見えない。いや、何も見えなかったが 靄のカーテンをこじ開けるかの如く 見る見るうちに 靄が解消して視界が広がった。思わず歓声をあげる。頂のすぐ向こうに同じような高さの山がある。
これがこれから向かう石尊山だ。これも始めは全く望めなかったが 今では頂を示す看板まで見てとれる。10:50石尊山めざして出発。
せっかく稼いだ高度をはきだして道は下る。そして道は登り返すようになったところに 赤いツツジが 点在するようになった。アカヤシオだろうか。緑一色の山中にあって美しいアクセントを提供してくれている。
小さな祠のある石尊山には11:08着。この頂に なぜかスズランあり。きれいに咲いてわれわれを迎えてくれたが ホウチャクソウと同様毒を有す。
ありがたいことに すっかり雨は上がってくれたようだ。青空も見えてきた。各自雨具を脱ぐ。すばらしい展望をおかずにしてのランチタイム。
あるいは 雨中の立食もあるかもしれないと覚悟していたが それは杞憂にすぎなかった。官ノ倉山の頂に数人がやってきたのが見てとれた。
その人達もわれわれが石尊山を出発するころには その姿がなくなったので こちらにやって来るのかもしれない。11:55下山開始。歩き始めてすぐに鎖のある急降下となった。
下界からエーデルワイスのミュージックが聞こえ来たと同時にサイレンも鳴った。正午だ。急降下の道も勾配が緩くなりほっとしたところで 野鳥の囀りが聞こえてきた。口笛を吹いてみると うれしいことに 野鳥がこれに応えてくれたようだ。見事なコラボレーションに自画自賛。
12:15 若者のグループが下ってきたので道を譲る。 官ノ倉山の頂にいた連中のようだ。道はひのき林の中に続いた。そして林道に出て進んでいくと
北向不動の下に着いた12:30。 山岳修験に関係したものといわれ 一緒に三十六童子が祭られているそうだ。これらは石段を登った上にある。ここは安藤さんに代表で御参りしていただくことにして その他は下で待った。この先にレンゲ畑があったそうだが見逃してしまった。舗装道路歩きとなったが 13:00一旦山中に入って再び舗装道路に出ると長福寺はすぐだった13:10。8世紀に行基が開山した名刹だそうだ。
寺から直ぐの所の民家の庭先にスズランあり。これを手にしようとしたら 民家の犬が突然吠えた。立派な番犬といえる。
八幡神社には13:30着 14世紀の創建と伝えられ鎌倉幕府最後の将軍守邦親王
にまつわる伝説があるそうだ。この神社前にカラスの雛がうずくまっていた。
ここまで来れば 青雲酒造も近いと勇むも 青雲酒造の看板に惑わされて道を誤った。13:45青雲酒造に着いた。まずは仕込み水を試飲させてもらった。確かに丸みのある名水なのだろうが 所詮水は水である。試飲は酒に限る。19度あるという原酒は 度数が高いだけあって喉に沁みこんだ。渓芯会ご一行はそれぞれ酒を求めたので試飲の効果あり。14:05青雲酒造 出発。次は温泉だ。朝の雨がうそのように日差しが出て 舗装道路に照り返して暑い。女郎うなぎの店舗や忠七めしの看板の前をとおり のぼり旗が見えてきた。14:25花和楽の湯に着いた。連休中とあって混雑は覚悟していたが 現実は覚悟以上の厳しいものがあった。女性の方は15組待ちとかいうことで 時間にすれば1時間半から2時間待ちとのこと。
あえなく撤退14:35。 風呂はあきらめて、花和楽の湯を目指す途中で目にした 和食レストラン 華屋与兵衛小川町店に入ることにした。14:47入店。さっそく生ビールで乾杯。湯上りのさっぱりとした体で 飲みたかったが いたしかたない。
汗臭い体でも ビールはうまかった。鰹のたたきを注文。メニューのたたきの写真は実物よりも大きくしてある旨の但し書きがあったが これは愛嬌。この前三島で食べた鰹は旨かったがここの鰹も美味い。反省会は池袋に戻ってからとも考えていたが 17:00まで華屋与兵衛で楽しくすごした。電車が出てしまった直後に小川町駅に着いたのでだいぶ待たされて 小川町駅発 17:44で車中の人となった。
車中でも反省会の続きを重ねて 池袋駅に着いた。19時ごろ池袋駅で散会。
次回 渓芯会 山行案内
御岳山から日ノ出山
2008.6.21.
JR青梅線御嶽駅 改札口 08:30集合
御嶽駅 08:40
(西東京バス 270円 )
ケーブル下 08:50
09:00
(御岳登山鉄道ケーブル570円)
滝本 09:06
御岳神社 10:00
日ノ出山 11:30
ランチ
12:30
日向和田駅 16:00
立川駅 17:00
高砂湯 17:30 入浴 042-522-3484
北の家族 立川南口店 18:30 反省会 042-521-7850