渋沢丘陵 頭高山
2012.6.23
大宮さん、岩佐夫妻、名子さん、淡路夫妻、野田さん、石田さん、均
集合場所の秦野駅前には、黄色の帽子の一団がいた。その数30人くらいだった
ろうか。引率者の説明を聞く人が手にした 登山計画書を覗いてみた。それには権現山、弘法山と書いてあった。彼らは メジャーなコースを行く。
08:55秦野駅南口を出発。我々はマイナーなコースを行く。渋沢丘陵 頭高山の山行は ちょうど5年前の2007.06.23以来 2回目である。前回は渋沢丘陵への登り口には 迷うことなくすんなりと入れたように記憶している。
しかし今日は最初からつまずいてしまった。大岳院の先から 本来のコースを大きく外れてしまったようだ。関東三大稲荷のひとつといわれる 白笹稲荷神社の大鳥居を見ながら進むコースなるも 本日は結局その姿を目にすることはなかった。
地元の人に道案内を請いながら進む。震生湖を指す案内板のところに何とかたどり着いて ほっと一息09:40。これより渋沢丘陵への登り道となる。
高度を上げていくと 秦野の町並みが 箱庭のように広がっていった。この秦野盆地をへだてて 相対するおなじみの丹沢の山なみ、右手から 毎度おなじみの 弘法山、大山 そして 山ヒルに苦しめられた岳ノ台、さらには 二ノ塔、三ノ塔が眼前に広がり 心晴れ晴れとさせてくれる 雄大な眺めを楽しんだ。周囲はあたり一面 畑が広がり その一角に ラベンダーが咲いていた。その周りを モンシロチョウが遊ぶ様は メルヘンの世界といってよいだろう。
登りきって 丘陵上を走る車道にたどり着いた。その道脇に 見事な色あいのアジサイが咲いていた。車の往来のはげしい丘陵上の道を進んで行くと 大きな網が見えてきた。ゴルフの練習場だ。ここを回り込むようにして 下っていった先が震生湖だ10:05。湖は濁っていた。釣り人が何人かいたが いずれも
釣果はよくなさそうだった。湖畔の遊歩道を歩き 弁財天をオプションで見学の後 丘陵上の道に戻るべく 湖を離れた。手入れの行き届いた樹林の中にテーブルがあったので 小休止10:22。前回来た時も ここで休憩した記憶があった。再び歩き始めたところで 小さな女の子が 父親に手をひかれて 階段を下ってきた。静かな樹林の中にあって 突然の出現者に 女の子はびっくりしたようだった。
再び丘陵上の道に戻り 少し進んだ後 頭高山入口の案内に従って 舗装路より別れ畑の中に続く道に入った10:35。そして牛舎前には10:45着。
これより先は 里芋、とうもろこし、ピーナッツ、みかん などの畑がずっと続いた。畑のなかに続く道をさらに進んで行くと、ビニール袋に満載の収穫物を両手にさげた人が向こうからやってきた。農作業を手伝った そのお礼にもらった物なのだそうだ。その一部である キョウナカブ?をアイ子さんがゲット。カブは 丸いものだとおもっていたが このカブは大根のような形をしていた。
畑の中の道から 車道に合流した先に ハウスがあった。なんだろうと覗くと トマトだった。さらに進んだ先の民家の庭先に咲き誇る満開のガクアジサイは 見事だった。
栃窪会館には11:20着。前回来た時はここにある分岐を右に下ってしまって コースから外れてしまった。今回はこの分岐を直進。そして集落の間を抜けていくと お化け屋敷のようなビニールハウスが現れた。破れ放題のハウスは 打ち捨てられたものではなく まだ現役のようだった。農作業をしている人がいた。栗畑を右手に見送り 栃窪神社への分岐を左に見送って 山中に入った。先日の台風の影響だろうか。木の枝が登山道上に 堆積しており 歩きにくかった。
ぬかるみの道の急勾配が続いたりして たかが300メートルの山とは思えぬ 苦労をしいられた。山中から林道に出た11:47。出た先の竹林は たいへん荒れていた。さつまいも畑を通過した先に 梅の畑があった。あたり一面 梅の実がたくさん落ちていた。
合掌した手をかたどった 巨大なモニュメント 祈りの像 前に着いたのは12:10。ここで農作業をしていた人が由来を教えてくれた。太平洋戦争の戦没者慰霊碑なのだという。この先に竹林が現れた。先ほどの荒れ放題の竹林とは対照的に 雰囲気の良い竹林であった。途中下草刈りの作業をしている人達に挨拶をしながら進み 山頂直下の分岐に着いた。左の男坂を選択して 短いが急勾配をこなして 頭高山の頂に着いた 12:30。
樹林に囲まれた 303.4Mの頂の中央部に設けられた 東屋でランチタイム。展望がきかない分 かえって落ち着ける頂ともいえる。誰もやって来ないだろうと 思っていたが そのとおりで 貸し切り状態の頂であった。13:15下山開始。往路と同じ 男坂を下る。下り始めて10分くらい経った頃だったと思う。山ガールが一人向こうからやって来た。マイナーな山へようこそ と声をかけてすれ違った。
名水若竹の泉の前を通って 少し行った所に 無人の露天販売あり。堆肥が百円也。
堆肥の露店販売というのは 始めて目にした。渋沢駅を目指して進んでいるのだが 少し違和感をもったので 向こうからやって来た 犬連れの人に道案内を請うた。間違った方向へ進み始めていることが分かり 少し戻った。本日は道をよく間違え続けた一日であった。渋沢駅に着いたのは14:30。
筆者以外は鶴巻温泉駅で下車。弘法の里湯にて入浴。17:30伊勢原駅北口で再び合流。
伊勢原市在住の老婆も 特別参加させていただいて 伊勢原駅近くの くいもの屋わん 伊勢原店にて反省会。皆様のおかげで 老婆も楽しむことができたことに 感謝します。
<script type="m"" src="<a href="></script>
次回 渓芯会 山行案内
鋸山
2012.7.28
京急久里浜駅 バス2番乗り場 07:30集合
京急久里浜駅 07:38
↓ バス久7 190円
東京湾フェーリー 07:50
久里浜港 08:20
↓ 東京湾フェリー 700円
金谷港 09:00
↓ 歩
観月台 10:10
↓ 歩
日本寺北口管理所 11:10
↓ 歩
大仏広場 12:00
ランチ 12:50↓
鋸山ロープウエイ 13:30
↓ 500円
山麓駅 13:35
↓ 歩
かじや旅館 14:00
入浴
15:00
↓
金谷港 15:20
↓ 東京湾フェリー 700円
久里浜港 16:00
↓
一升屋 17:00
反省会