風の声

想いつくまま

人はそれなりに立派になる

2016年11月20日 | 日記
法要に故郷に帰る。
途中、1車線の道路が続く。
離合もままならないから、気をきかせて広めの場所で待つことになる。

マナーのいいドライバーは手を挙げるとかしてお礼のサインを送る。
だが、最近のドライバーは無視して過ぎ去る。
待っていたこっちも、ムッとなってしまう。

そんな、不愉快な気分に何度かなりながら、お寺にたどり着いた。
他の法要に出向いていた住職が遅れ、予定がずれてしまう。
出席者で読経し、住職の法話を聞く。

住職といっても、かつてクラスメートだった友達の弟。
上人や妙好人の言葉を引用しながら、人の縁と有り様を説いたもの。
子どもの頃を知っているだけに、なんだか聞いているこっちが照れてしまった。

人は、それなりに立場や肩書きで、立派そうになるものだと納得した。
そっか、いつまでも何一つ立派になれない自分の方が変わっているんだと、これまた納得。

そんな法要の1日だった。








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