風の声

想いつくまま

大臣の「辞め逃げ」にさせてはならない

2019年11月03日 | 日記
「私も妻もあずかり知らない」
そう言いながら辞任した河井法務大臣。
知らないというのなら辞める必要はないだろう。

辞任に追い込まれたのはその日発売の週刊誌のスクープ。
妻が立候補した夏の参議院選挙でのウグイスの買収疑惑だ。

法が定めた15000円を超え3万円も違法に支払っていたという。
領収を2枚に分けたり裏帳簿があるなど悪質さが窺える。
他にも河井議員にはシャンパンなどを配った選挙法違反の疑惑も。

妻の参議院選挙ではすべてを細かく采配していた河井議員。
こと細かく金銭管理もしていながら「知らない」は通用しない。
「辞めざるを得ない」身に迫る危機があることが有りありだ。

先に金品を配り辞めた菅原大臣に次いでの河井大臣の辞任劇。
いずれも安倍官邸のお気に入りで起用された人物たち。
「お友達内閣」が大好きな安倍首相の欠陥がまた露呈した。

「任命責任は私にある」と口先の謝罪で許される問題ではない。
選挙違反で辞任するような人物を法務大臣にした責任は重い。

両大臣とも「辞め逃げ」の悪しき手口にさせてはならない。


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