カトリック社会学者のぼやき

カトリシズムと社会学という二つの思想背景から時の流れにそって愚痴をつぶやいていく

闇の中 光見たけりゃ 目をつぶれ

2020-05-03 14:51:25 | 教会

 2020年復活節第4主日(5月3日)のミサは長崎大司教区のライブ・ミサに与った。昔風のお聖堂で落ち着きがあった。十字架は磔刑像である。

 


 司式は高見大司教様だとお見受けした。お説教は静かな、しかし力強いものだった。福音朗読はヨハネ10:1~10の「羊の囲いの譬え」のところである。今日の「狼」は、新型コロナウイルスだろうが、もっと恐ろしい狼は心の中にあるのではないか。たとえば、自制心を失った他者への攻撃的態度や衝動、そして苦しむ人々への無関心などではないかと言われたのが印象的だった。


 高見大司教はかって神学院の先生、院長だったこともあり、一昔前の神学生や修道士に与えた影響力は大きかった。現在はカトリック司教協議会の会長ということで、日本の司教団の第一人者であろう。先頃は司祭によって性的虐待を受けた(日本の)未成年性的虐待被害者に謝罪するなどその積極的姿勢は高く評価されているようだ。

 添付したのは、わたしの所属教会の主任司祭(プロ級の絵の達人・川柳の名人)が復活節のミサに来れないわれわれに配られた励ましのカードである。時には眼をつぶってみましょう。

 

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