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花の写真を、それも座り込んで撮るクセがある。
だから熱心な花好き…と思われるのだろうか。
話しかけられる事も多いし、解説をして頂けることも多い。
この花はリュウキンカ、やはりキンポウゲ科の花ですね…と言われた。
どこからキンポウゲ科が手で来るのだろう。
そういう人に限って、少し花に興味があるとすぐに科名で分類をはじめる。
花の名前だけでも充分なのに、殊更に科名を持ち出す。
だから梅を観賞されている人に平気で、梅もバラ科です…と話す。
梅を楽しんでいらっしゃる方はへえぇ~そうなんだ、と驚く。
梅と薔薇はつながらないのが普通だからだ。
この花を見てキンポウゲ科と即座に出てくることは羨ましいけれど
話す相手を間違えるといけないし、この花は間違ってもリュウキンカでは無い。
去年そんな嫌みな事を書いた。
反論は届いても我関せず、意に関せずを押し通す。
幾つかの事象は通りすがりの事故みたいなもの、蘊蓄を傾けられて迷惑な人もいらっしゃるだろうし
少なくとも私は、聞きもしないのに迷惑だと感じる方だ。
それにこの花に姫、は頂けないと勝手に思っている。
山ではどこにでも広がる雑草みたいなリュウキンカ。
それを山野草と言って珍重する人も多いけれど山に行かなければ見られない。
この花もどこにでも育つ雑草みたいなものだし
確かに山野草(欧州原産の断り書き付き)として売られてもいるようだけれど水辺では育たない。
(2020.03.13 北王子町)
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(2020.02.18 北王子町)
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▲ 開くとなぁんだ…だけれど、これはフクジュソウ…と期待してしまう蕾時代。▼
▲ 早春に咲くキンポウゲ科の花の幾つかは、形態的には目立つのは萼片部分。
このヒメリュウキンカでは萼片も花弁もしっかりと区別されるように揃っている。▼
▲ おしべが花粉をまき散らし終わる頃には、花被片も萎れ始め、先端部分から白く色褪せる。▼
(2020.02.08 北王子町)
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▲ この芽生えが箱庭的な日本には不似合いだろうか、ましてや山には育って欲しくない。▼
▲ やっとおしべが花粉をばらまき始める頃。▼
▲ 花被片さえ見なければ、フクジュソウ似のおしべ・めしべのいでたち。▼
▲ この中心部のめしべの構造は、やはりフクジュソウ似。▼
ヒメリュウキンカ(姫立金花) キンポウゲ科ウマノアシガタ属
Ranunculus ficaria
(2020.02.04 北王子町)
そう言えば、公園のウマノアシガタを金鳳花と呼びましょう…なんて言った人も居る。
雑草呼ばわりしている私などは、それを笑止千万…と平気で口にする。
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ヒメリュウキンカ ウマノアシガタ
花被片の中程からつけ根の方に見えるのは模様ですか?
花の終わりの頃は先端部が白くなってくるのですね。
今度よく見てみますね。
葉脈も面白いです。蕾も見てみたいです。
日が当たっている時に見てみたいです。
肉眼で見るにはやはり日射しが無いと面白くないでしょうね。
キンポウゲ科だから、花弁では無くて萼片だと、妙な説明を何度も聞くのですが
花弁とは別にしっかり萼片も備わっていますからお間違いなく。
花弁の中心部、模様でしょうね、詳しく解説されているのを読んだことはありません。
その花弁基部には蜜腺があるようです。