落ちないように濁流に乗って
流されていけば、楽かもしれない
でも流され運ばれる先はどこ?
そこは望む場所なのか?
楽と幸せは違う
違うと気付き立ち止まれば
たちまち足元の砂は流され孤立する
流れが速ければ速いほど
足をすくわれそうになる
濁流の中で立っているのは辛い
立ち止まるものは
流れに棹さすじゃまもの
水圧に耐え、踏ん張り続ければ
そこに引っ掛かり、留まるものが現れる
それは少しずつゆっくり増えていく
流れが変わる
ものごとは望む望まないに関わらず
必ず変化していく
濁流を好む人はいない
穏やかで美しいものに人は惹かれる
損得を脇に置き、感動に従えば誤ることはない。
それが自然の理