そううつ日記

写真付きで日常や病気のことについて書いていきます

電気痙攣療法(ETC)

2015年10月12日 | 日記
まだ、本が良く読めたころ、加藤先生の双極性障害について書かれた本のなかにETCについて書いてあった。うつのひどい患者さんに初めて実施してみた体験だった。
その人は、驚くほどよくなり、海外旅行に行ったという。

なので、ある時の主治医が「ETCをしませんか」と言われた時、即承諾。入院し、4回実施。麻酔科の先生が麻酔をするので、何も感じず、目が覚めたときは、終わっていた。その後体がふわふわした感じや、記憶がないことがあったが「一過性のものです」と言われ、その通りだった。気分はすぐに安定したが1ヶ月ほどしかもたなかった。

その後、再びうつがひどい時、先生にお願いして実施してもらった。そのときのことは、「ラミクタールについて」で書いたとおり。

寛解したあとにわかったが9回もETCをしたせいか、頭の前の血流の流れがわるいせかわからないらしいが、わたしは、過去の多くの記憶をなくしていた。家族と食事した場所、旅行にいったところなど。
でも現在の生活に支障は、ない。新しい記憶は作れるから。

ETCは、うつが薬物治療では、どうしても効かない場合勧められる。
でも、実施してどれくらいの人が、寛解したデーターがあるのか知らない。

結局、私は、薬物療法と、精神療法、自分でもコントロールする努力、基本的な生活習慣にするといったことで、寛解した。