夏のオリンピックが行われるのは「閏年」 沖縄には「閏月」というのがある。
閏月と書いて「ユンヂチ」と読む。
ユンヂチとは、旧暦における閏月のこと。 旧暦は新暦に比べて、
一年の日数が約11日間短いため、新旧の暦の季節を合わせるために
19年で7回、旧暦を13ヶ月にして調整する。
この増えた1ヶ月が「ユンヂチ」である。
新暦では4年に1回だけ2月29日を設けて暦を調整しているが、
旧暦ではユンヂチがある。 本来、ユンヂチとは、閏月の1ヶ月のことを指すが、
近年では月単位ではなく、13ヶ月に なる1年を「ユンヂチ」というように
なってきたそうだ。
2023年は旧暦で1年が13ヶ月ある年、つまり「ユンヂチ」の年。
2023年1月22日 (旧暦1月1日)〜2024年2月9日 (旧暦12月30日)
閏月は2023年3月22日〜4月19日まで(2巡目の旧暦2月)
沖縄ではユンヂチにお墓を建てたり、仏壇を購入する。
仏壇を売っているお店では「ユンヂチセール」と書かれたノボリが掲げられ、
新聞にはお墓の広告が大きく出る。 沖縄では、古くから伝わる伝統が
根強く残っていて、お墓を建てたり、仏壇を購入するのにも 様々な
手間と準備が必要なのだそうだ。
沖縄のお墓は大きく土地開発の妨げにもなっているところもある。
そんな大きなお墓から最近は本土のようなコンパクトなサイズに変えて、
新しくできた霊園など に移動する人が増えているとか。
これらは全て「ユンヂチ」に行われる。
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