宮古島の方言で「いらっしゃい」のことを「ンミャーチ」という。
沖縄本島では「めんそーれ」
宮古島行きの飛行機に乗るとCA さんが「宮古島の方言で挨拶します。」
といってから「ンミャーチ…」と話し始めるが、それを聞いている地元の
オバァは苦笑いを浮かべている。
その方言の挨拶は間違えではないが、そんな会話をしている島の人はいない。
いらっしゃいませをンミャーチ、「ありがとう。」のことを「タンディガタンディ」
という。島で30年以上暮らしているが「タンディガタンディ」
といわれたことは記憶にない。
ほとんど標準語を話せない島の友達もいるが、
「ありがとう」は「ありがとう。」という。
一般的な宮古島の挨拶。道で出会ったら「ハイ」これは英語の「Hi 」「Hello 」
とよく似ているが、沖縄特有の挨拶である「ハイサイ」を短くしたもの。
標準語にすると「やぁ!」が一番近い。
その言葉のあとに続くのが「ンザンカイガ」または「ンザンカイヤリャ」という。
標準語に直訳すると「どこにいくのか?」という意味。
いわれた側は「カマンカイヨ」または「カマンカイ」という。
標準語に直訳すると「あっちに」とか「むこうに」となる。
つまり「やぁ、どこにいくの?」「あっちにさぁ」
これが宮古島の普通の挨拶である。