正月は毎年、全国から送っていただいたものや、
持ってきていただいたもの、正月用にと仕入れたもので、
正月料理「おせち」を作って、雑煮と一緒にいただく。
ところ変われば、正月料理もかわるもので、
北海道からはシャケ、イクラ、東北からはハタハタや干したイカ、
富山、北陸からはブリ、滋賀からはコンニャク、兵庫からは
黒豆、色々なものがある。
それらをアレンジしておせちを作っていただく。
それが毎年、楽しみのお正月料理。
元日の朝にいただくのは雑煮だけで、
「おせち」は、元日の夜にみんなといただく。
よく「沖縄のおせち料理ですか?」と聞かれるが、
送られてきたものや、通販で仕入れたものでアレンジした、
チャンプルーなおせち料理である。
実は、沖縄には「おせち文化」はない。
重箱に入ったお正月に食べる料理はある。
お正月に食べて、旧正月にも食べて、宮古、八重山では
旧16日にも同じ重箱料理を食べる。
昔は、年末に一頭の豚をつぶして、それを集落の中で分け合って
食べたそうだ。
大晦日には豚の骨付き肉が入ったソーキを食べて、
正月には豚の内臓を使った中身汁、あまった肉は
塩漬け(スーチカ)にして残すことなく食べた。
豚肉料理を中心にした重箱、カマボコだけの重箱、昆布、卵、
煮物が入った重箱。その重箱料理をお正月にいただく。
おせちではないというのは、正月だけでなく、
大きなお祝い事があるときはこの重箱料理が出てくる。
正月だけではないので「おせち」ではない。
祝い料理である。
これが沖縄には「おせち文化がない」といわれる由縁である。
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きじむな
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