すでにご存じの方も多いと思いますが、お知らせです。
平成28年度以降の定員管理に係る私立大学等経常経費補助金の取り扱いについて
私立大学等経常費補助金については、入学定員の充足状況による不交付処置を行っていましたが、いよいよ不交付の入学定員超過率が変更になります。
これにより、収容定員8,000人以上の大学は1.10倍以上、収容定員8,000人未満4,000人以上の中規模大学は1.20倍以上と厳格化する。
ただし、経過処置を設けることとし、平成28年度から平成30年度までの3年間に渡って段階的に実施することとなった。
これはスゴイ話です。
大規模大学さんの募集担当者はさぞかし頭の痛い話でしょう。
まあ、中規模の大学さんにとっても痛手のはずです。
それにしても、65,000人の学生のいるN大学さんは大変でしょうね~
入学定員の0.1下がるだけで約1,500人は減るという意味ですから
ザックリとひとり150万だとして
パチパチそろばんを弾いてみると
22億5千万円ですよ!
こりゃもう大変な数字です。
1大学でこれですよ
一方で入学辞退者の読みをしっかりとしなければ危険な状況になる事は必須です。
なんせ
国立大学でさえ入学辞退者が増加しているのです。
こりゃもう入学定員を守るのは賭けしかない!
なんていう担当者がいてもおかしくないでしょ。(ハッキリいってオーバーするとクビ飛びます)
でも、多くの大学は勝負はかけられないので
低め低めの定員確保という安全策を取ってくることが予測できます。
ということは、思っているよりも効果は上がるということですね。
今年、T大学さんが補欠合格をどっさりと出して
そのしわ寄せが中規模大学さんに3月末頃に波及しました。
ドタ辞退です(勝手に名付けた)
これからは、その見込み幅が少なくなるというのは理解できるはずです。
この流れで助かる大学さんは、確実に増えるでしょう。
実際に予測している人がどれくらいいるかはワカリマセン
他人ごとだと安心している大学はないことを祈るだけです。
がぁ
大学が倒産しないように文部科学省が延命だけしているように感じるのは私だけでしょうか?
私は大学が学生の能力を引き出す「場」に変化して欲しいと強く願っています。
そろそろ、400人500人で講義をしている大学名をズラーと並べて
これでは、学生の能力が上がりません大学のリスト作って欲しいな~
これからは確実に一人ひとりを大切にして育成できるプログラムを持っている大学が人気になるはずです。
大学は研究機関で人材育成の場ではない!
なんていつまでもいっててよ。
その内キャンパスに学生がいなくなる日が来るはずですよ。
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