努力すれば、きっとなんとかなるって、そんなわけないだろう。
一所懸命やればなんとかなるほど世の中甘くないってことは、親とか周囲の大人が一番知ってんじゃねえか。
大人はみんな知っていて
自分達だってやっていなかったことを
子供に押し付ける。
それじゃ
子供達は生きるのが苦しくなる。
昔はおじいさんやおばあさんが
近くにいて
親が偉そうに子供に勉強しろといっても
お前の父さんだってできなかったんだぞ
と教えてくれた。
そんな話を聞いてホッとしたことを思い出す。
自分の子供が、何の武器も持っていないことを教えておくのは、ちっとも残酷じゃない。
それじゃ辛いというなら、なんとか世の中を渡っていけるだけの武器を、子供が見つける手助けをしてやることだ。
まさにこれが一番大切なことですね。
身体が小さかったり
勉強が出来なくても
世の中を上手く渡り歩けるコミュニケーションが
大切なんだと子供に伝えられるか。
若いのが作法を学ばないのは、手本になる大人がいないからだ。
少なくとも男にとっての作法は、ある種の憧れだったり、「あのときのあの人は格好良かったな」という記憶だ。
カッコイイ大人が減りましたね。
最近は粋な大人を見かけない。
洒落た大人を見かけない。
それじゃ
子供達が手本にする大人が見えない。
お金がないことを、そのまま「下流社会」といってしまう下品さに、なぜ世の中の人は気づかないのだろう。
「武士は食わねど高楊枝」という気概はどこへ消えたのか。
現実のところ
結局は
お金を持っているか
という下世話な話になってしまう。
悲しい現実ですね。
生きるって
もっともっと
楽しいことを子供達に伝えたい
相手の話をたくさん聞いて
理解し合える関係の素晴らしさを経験して欲しいもんです。
武さんの言葉を借りて
生意気なこといちゃいました。
お許しください。