今と過去(昨年)を行ったり来たりで読みづらくてすみませんが、今回はまた、
昨年8月にタイムスリップして964の解体ショー、第2日です
前々回に初日のレポートをしましたが、慣れない素人のやる事、中々思い通り
に作業は進みません。一応元メカニックですが、何十年も前の話。手は動か
ない、目は見えない(老眼)、手順が分からない(覚えてない)で思うように作業
は捗りません。
そんな中、ポルシェを2柱に上げて気付いた事は、ポルシェというメーカーの車に対
する真摯な姿勢でした。
普段見えもしない所。しかも20年も前に、964と云う車を如何に楽しく操るかを考え
抜いた試行錯誤の足跡がいたる所に見えるのです。
その時代の国産車に此処までの拘りを見せた例を知りませんし、あのNSXですら此
処までは到底及びません。
当時の川本社長がホンダを離れて今は911に乗っているのは有名な話?ですが、
何故自社で遣らないのかとのジャーナリストの質問に『こんな物作れる訳無いじゃ
ん』と答えたのは単にコストだけの問題では無い。と今964を下から見上げ、実際に
バラしながら納得した次第です。
さて、作業の進捗ですが、初日の写真を見て分かる?ように、エンジンを下ろす直前
まで進んだ頃には、もう日も暮れていました当然そんな時間から降ろせば日が改
まる事にもなりそうだし、工場にとっては迷惑な話。
翌日朝から着手した、エンジン、ミッション脱着作業はスムーズに進み午前中には車体から切り離されたのです