この辺りになると正直何日目に何をしたかが曖昧になってますが
前回二日目でエンジン、ミッションを切り離しデュアルマスフライホイール、クラッ
チを取り出した事を書きましたから取り敢えず三日目って事にしておいてください
写真はエンジンで生み出されたパワーをミッションに繋いだり切ったりするクラッチ
と周辺装置になります。
上半分のシルバーに見える部分がプレッシャープレートと呼ばれる部分です。
クラッチとフライホイール(下の歯車が2段になっている部分でこの写真はデュアルマ
スタイプです)の3点でパワーを繋いだり切ったりします。クラッチは写真では確
認出来ませんが、このプレッシャープレートとフライホイールの隙間に入りドライバー
がクラッチペダルを踏んだり離したりする事でプレッシャープレートが働きク
ラッチが作動します
ところで、以前からフライホイールの話をしていますが、何故軽量のフライホイール
に拘るのかを話してみたいと思います。
フライホイールはいわゆる弾み車の事ですが、慣性力云わば惰性でエンジンの回転
を安定させる役割が有るのはご存知だと思います。私の964カレラ2の場合は約8
kg有りますが、プレッシャープレート、クラッチまで入れれば13kg程にもなりますか
ら結構重い物です。
但し重いだけでなく、回転させた時に安定して回るようにしっかりバランス取り(タイヤ
交換したらホイールバランスを取りますよね?同じ理由です)をしてある、結構高価
なパーツでも有ります。
では、オリジナルのフライホイールと私が拘っている軽量の物では何がメリットで何
がデメリットなのでしょうか?
当然ですが重量は約半分の4.5kg総重量も2/3の9kg程度になります。これによ
りエンジンのアクセルレスポンスが飛躍的に向上するのは当然です。値段も安いで
す。(今回はわざわざ買うので安くても理由になりませんが・・・)
これにより、コーナー進入、脱出時のギヤ選択の際にエンジン回転を合わせてスム
ーズな加減速が可能となり、サーキット等ではタイムアップに繋がるはずです。
(って言うか、私の場合は下手な言い訳はともかく、スパッとギヤの繋がった時の気
持ち良さが忘れられない云わば薬中みたいなモンでしょうか?知らないけど)
では、デメリットは?
フライホイールは弾み車ですから、或る程度の重量がないと中低速域の回転トルク
いわゆる発進時のトルク不足によりクラッチ操作の難しさ、即ちエンストや頻繁なシ
フト操作が必要となる事が考えられ或る程度の慣れが必要となります。
普通の人は、わざわざ変えませんかネェ・・・やっぱり。
って言うか、ついでですから。ついで。って説得力ないですか