ヨーロッパではかなりの勢いでEVの普及に向けインフラが整備され、ポルシェ関連
でもルーフの電気自動車が話題をさらってますが、日本でもCO2削減と称して電
気自動車が今夏から販売されるのはご存知のとおりです。
このブログ過去に遡ってやってる関係で、ネタは少々古いですが電気自動車の販
売が迫ってきたので、あえて現状やインプレッションについて書いてみたいと思いま
す。
今、市販に最も近いのは三菱とスバルでそれぞれ軽自動車のiをベースとしたi-MiEV
とステラをベースとしたプラグインステラが発売をめざして公道テスト、企業向けの試
乗会などを実施しています。
そんな中、私がi-MiEVに試乗したのは昨年の秋の事です。この時点で既に上記2社
は販売を決定していましたが、詳細は未定で雑誌社等に広報の一環で乗せる程度
だったと記憶しています。
前置きはさて置き、実は私結構期待していました電気自動車
と言うのも、ハイブリッド車に乗った事のある方なら想像出来ると思いますが、中低
速でのモーターのトルクはかなりの物で、都市部ではもたつくガソリン車を尻目に流
れをリード出来る実力が有るし、個人的な経験ですが20年以上前からメーカーの研
究所は既にモーターの将来性に着目し、当時の車両への搭載は勿論、研究と称して
真剣にラジコンカーで遊ぶ(私には当時そうしか見えなかった)研究員達を見ていた
からです。
ただ、今以上にバッテリーの性能は低く市販出来る代物でなかったのは事実でし
たが。。。
さて、i-MiEVです。最初に乗った時の衝撃と言ったらそれは凄い物でした。
限られた場所・時間でしたが、想像以上に立ち上がるトルクによる、まさにダイ
レクトなスタートダッシュ
フロア下にバッテリーを配置した事によると思われる低重心で路面に吸い付く
ようなコーナーリング
こりゃスポーツカーかって思わずにはいられませんでした。
まだまだ生産台数も僅か(本年度は2000台程度)で価格も450万円程度(別途補助
金制度が有り、実際の価格は350万程度?)、一回のフル充電での航続距離、急
速充電器が高価である等の問題で当初は企業向けでのデリバリーとなる等、我々
の手に届くにはもう少し時間が掛かりそうな気がしますが、メーカーは来年度以降は
フル生産を目指し年間4000台の供給を実現する等、意気込みは凄まじく、インフラ
や更なる高性能バッテリーの供給体制が整えば、週末に買い物程度のしか車を使
わない人には最高の足となる事は間違い無さそうです。
次はプラグインステラについて・・・。乞うご期待???
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