安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

つながっている

2010年10月01日 | 月刊ブログ
 清々しい季節になりました。アクティブに野山に繰り出したり、しんみりと星空を眺めたり、秋はいろんな色を持っています。空の青、木々の紅葉、そして、野辺に咲き誇るコスモスの群生。郊外に出ると、道の両側に黄金色の稲穂がたわわに実っています。

 この時期には、学生募集の一環として学校訪問を行います。お天気がいい日は、真っ青な空や、きらきら光る海を見ながら車を走らせるのも、いいものです。
 遠く県北地区の平戸市や松浦市、南部は、東彼杵郡や西海市などにも、一日かけて周辺の高校や大学を訪問して、当校のことを知ってもらえるよう、担当の先生とお話しをしてきます。
 先日訪問した高校の先生は、私がこの入学募集の担当になった初年度に、はじめて公務員受験指導の担当になられた方で、「もう6年になります。」とおっしゃっていました。それなら私のこの仕事も6年続けているんだなと、ぎこちなかった当時を思い出してしまいました。
 公立高校の先生方は、一定の期間で異動をされ、県内のまた別の高校でお会いすることもしばしばですが、私の顔や名前を覚えていただいて、お声を掛けていただくと、人と人との繋がりの有り難さを感じずにはいられません。先生方も、教え子が卒業していって、無事に公務員試験に合格したか、仕事をちゃんとやっているだろうかと心配されていて、その後の様子などを、私がお話しをすると、とても喜んでくださいます。

 今日は、一人のお母さんが、「近所の方から紹介されました。」と入学のお尋ねに学校に来られました。公務員に合格をして社会人となった当校卒業生の紹介です。
こんなところでも繋がっていました。

 学生達は、今、秋休みに入っています。4月からの全力ダッシュで走ってきた心と体を休めています。そして、もうすぐ発表になる公務員1次試験の結果を待っているところです。
 秋休みに入る前に、学生達の前で少しお話しをしました。
 9月中で、公務員初中級の採用試験は、ほとんどのものが終わりました。まだ、試験が残っている人は、最後まで全力を尽くすように。そして、学生達には、1次試験の発表が出たら、必ず担任の先生に報告して、それから、2次試験の面接練習のお願いに、自ら積極的に来るようにと、念を押しました。みんなのその報告を私たち教員は、「待っています」と伝えました。
 「待っている」の意味は、合格を待っている、ということと、その報告と面接練習のお願いを待っているということです。それは、勉強と同時に人物の評価に繋がる大切な行動ができることを待っているのです。
 人と人とが関わることでの繋がり、一つの行動からその人の評価へ結びつく繋がり、決して単独や単発では物事は成り立たないことを、学生達は分かってくれるでしょうか。
 
 日々生活していく中で、いろんな繋がりに驚いたり、感謝したり、喜んだり、または、逆に恐れたり、いろんな人やものに囲まれて生活していることを、私たちは忘れてはいけないなと思っています。

photo by mizutani


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