安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

秋の一日

2007年10月04日 | 月刊ブログ
 いつまでも残暑がきびしく、いつになったら涼しくなるんだろうと待ち遠しかった秋がやっと訪れました。
 やはり運動会のころは、空が高く透けて、吹く風がさわやかになりますね。
 先日、長崎県の専修学校が集まってスポーツ大会が開催されました。
 当校からも、バレーボール、卓球、バドミントンの競技に参加して技を競い合いました。
 残念ながら、優勝はできませんでしたが、みな一生懸命戦い健闘してくれました。
 この日、帰るころには、私はくたくたに疲れていたのですが、学生の一言で、とても元気になりました。
 移動のときのこと、それぞれに競技の道具等分担して持っていくのですが、私が一番最後から、遅れてくる学生の荷物とゴミ袋など両手に抱えていたとき、学生たちが戻ってきて、「私が持ちますよ」とそれぞれ声をかけてくれました。「いいよ」という私の手から荷物を取って、「大丈夫です」とニコニコと笑ってくれました。
 また、競技終了後に体育館の清掃のアナウンスが流れたとき、応援をしていた人や着替えの済んだ2年生が、「私たちが行ってきます」とすばやく体育館シューズに履き替えて掃除に行ってくれました。
 なんと、心優しい学生たちなのかと、疲れている体と心が急に軽くなったような気がしました。
 私たち職員が、これから社会に出る学生に求める資質は、指示をされてから行動する人ではなく、周りを見て自分で判断して行動できる人です。それも思いやりをもって。
 そのことをこの日見ることができて、とてもうれしい気持ちになりました。来年は、きっと、今の1年生が同じように行動してくれるでしょう。
 
 帰りのマイクロバスから見る日没の様子は、充実した一日の終わりにふさわしく輝く光を放っていました。
 
 スポーツ大会なんて、と心の中で思って参加した人も、この夕日を見て、疲れたけど楽しかったと満足していたのではないかと思います。
 
 学校ではいろいろな行事やボランティア活動を催しています。どうせ参加するなら、思いっきり楽しもう!と私はみなを誘います。心が開けば、きっと自分にプラスになる何かが返ってきます。
 そして、案外楽しかったね!という言葉が出てくるはず。今まで、教室では見たことのない最高の笑顔が見れたりするのです。

 秋の日、さわやかな風が吹いた一日でした。

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