安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

ピントを合わせる

2007年09月03日 | 月刊ブログ
 今年の夏は記録的な暑さで、日本各地で40度を超える新記録を樹立しました。
 9月に入り、やっと朝晩吹く風に、秋の気配を感じる今日この頃です。
昨夕我が家のベランダに赤とんぼが1匹羽を休めていました。懐かしくもあり、なんだかもの寂しい感じがしました。秋ですね!
 私たちは、毎日いろんな人と出会います。その人がそのときだけで終わる人か、または長く付き合っていくことになる人か、初対面の時にはなかなかわかりません。
 しかし、なにかお互いに心に響く会話をしたり、印象に残るようなことがあると、物忘れの激しい私の頭の中にも、きちんと記憶として残ってくれています。
私の周りにも話のうまい人とそうでもない人がいますが、最初は何の話をしているのはわからずに、全神経を集中させて聞いていくうち、次第に話の全容が見えてくることがあります。それはまるで、写真を撮る時にレンズをのぞいているような心地です。ピントが最初は合わないのですが、だんだんと焦点が合い、くっきりその形が見えてきます。そして、中身も理解できる、という具合です。言葉の遣い方の違いでしょうか。
 ひとぞれぞれに言葉の意味付けや枠組みが同じではなく、また、表現する方も心のすべてを伝えているわけではないからです。心を伝えることには限界がありそうです。

 今、企業が採用時に重視する能力の1位が、「コミュニケーション能力」です。会社や企業で仕事をしていくときは、チームワークが基本だからです。
相手の話をきちんと聞き理解し、自分の意見との共通点、または相違点を見つけ出す。そこから話の糸口を見つけてお互いにコミュニケーションがとれていくのだと思います。もちろんそこには、自分の意見も相手にしっかり伝えなければなりませんが。
 言葉だけでなく態度や服装などすべてがコミュニケーションのツールであることも、知っておくことが重要なのです。

 人と話をするのがあまり得意ではない、という人や、話さなくても仕事はできると思い込んでいる人は、企業が求めている人材と逆方向に進んでいっています。いろんな年代の人とこれから仕事をしていくときコミュニケーション能力は絶対に欠かせないものです。
 日々の生活の中で、少しでも、周りの人に自分のことをわかってもらえるように、また、相手のことを理解できるよう、コミュニケーション力を高め、心のピントを合わせていきたいですね。それは決して難しいものではなく「相手に関心をもつ」というただそれだけの、楽しいことなのです。
 これから知り合う人の中に、一生付き合うことになる大切な人がいるかもしれませんね。いろんな人と積極的に話をしましょう。心のピントが合うように。

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