安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

アクティブ ワーク

2013年08月06日 | 月刊ブログ
 外に出ると、まるで温泉に入ったようなもわっと、湿気と熱気が全身を包み込んできます。夏、真っ盛りです。
 佐世保では、先日、佐世保在住の外国人もたくさん参加して「シーサイドフェスタ」が行われました。地方都市にしては盛大に花火大会も開催されました。佐世保港海上に打ち上げられる3,000発の花火は感動的でした。

 学校では、今月下旬に、長崎デュアルシステム専門学校の同窓会が開催されます。まだ創立8年目ですが、みな、ここを卒業してブライダル、葬祭、またはホテルや衣装関係のところに就職をしています。

 昨日のニュースの解説では、大学生の就職内定率は少しずつ上昇していますが、内定しても入社しなかったり、3年以内に退職してしまう人は、28.8%と依然と多く、中でもサービス業では、なんと48.6%の人が離職しているそうです(2009年調べ)。希望のところに就職できなかった学生の中には、大学に留年して次年度の試験を待つ学生も増加しているといいます。非正規社員の問題もあり、就職しても、収入や社会保険の面でも、何よりやる気が削がれることでしょう。

 長崎校の卒業生でもわずかここ数年の間で、転職している人も何人かいるようです。
 退職まで考えるに至った何か大きな理由があるのでしょう。職業のミスマッチというより、まず職場の環境にその本人が溶け込んでいけるかが大切なことが、よくわかります。
 
 
 先日、県北地区の大学で、この夏休みに企業や役所にインターンシップに行く学生に、「心構えとマナー」という題材で話をしてきました。
 その会場に参加している学生は、短期ではありますが、自分から積極的にインターンシップ制度を活用して、自身の適性を見極めようとしています。就職について真剣に考えていることが、目の輝きでわかります。
 自分にどんな職業が合うか、ということももちろんですが、どのような場所でも自分の持っている能力を最大限に発揮できるかが、仕事のやりがいや、楽しさ、引いてはその人の人生の生きがいに繋がっていくのだということを、学んでくれたらなと思います。
 会場に来ているたくさんの大学生に話をしながら、長崎校の学生の実習で頑張っている姿が、目に浮かんできました。
 
 
 自分を振り返ってみると、「若い人たちの夢を叶えるお手伝いをしている」というモチベーションは、私の行動のすべての出発点になっています。
 地域の若い人たちがこの場所を必要としてくれて、それに120%で答えることが、この学校の使命です。
 
 そんなことを考えると、一つ年が増えて、膝が痛いとか、物忘れがひどい、とか言っていられません。
 私も学生に負けないように、新たなチャレンジをすることにしました。
 5月から手話教室に通っています。なかなか難しく思うように覚えることができませんが、その教室に参加している20代から70代の人たちと関わることがとても新鮮です。それぞれの動機目的は違っても、「手話で上手に会話を楽しむこと」を目標としていることは共通です。それに、私たちに手話を教えてくれている先生がとてもはつらつとした女性で、私は初日に、もう大好きになりました。ろうあ者なのですが、5人家族の主婦として、母として、妻としての生き方がアクティブなのです。また、身振り手振りの表現力は群を抜いています。あまりにリアルなのでみんな大笑い。楽しい教室で、また、頑張ってみようと思っています。そして、どんな人ともコミュニケーションが取れるように準備をしておこうと思っています。

 今月の花は、沖縄のハイビスカス。
 今月は広島、長崎への原爆投下、終戦の記念日を迎えます。華やかで美しい花が、時々切なく感じるのは、私だけでしょうか。

 まずは、卒業生の元気な顔に会えることが、今の私の最大の楽しみです。

 Photo by mizutani

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