薬を貰いに調剤薬局へ
いつもの薬剤師さんが新人さんを押し退けて対応してくれた。
「体調どうですか?」
「最悪なんですけど」
「今日は神経痛の薬ですね」
「なんか、いろんなことが重なってるみたい?」
「もう、お医者さん替えたい・・」
「替えたらいいじゃないですか。」
「え?いいの?」
「いいんですよ! 自分の身体を守るのは自分ですから」
「合わない先生に付き合う事はないですよ」
「そうよね!」
「そうです、そうです」
「お医者さんなんて沢山います。
遠慮しないで気に入ったお医者さんを選んでください」
「でも、診断書とか、紹介状とか、セカンドオピニオンとか・・・
先生と喧嘩になりそう・・・」
「そんなのなくてもいいです、お薬手帳があれば大丈夫」
「あ、あります。何冊もあります。全部貼ってます」
「北杜市はいい病院がないけど、
甲府まで行けば大きな病院がいっぱいあるので、
いい病院見つけます。長野県にも大きな病院があるし、
因みにいいお医者さんご存知ですか?」
「え~と、呼吸器科で評判の病院ですよね~
知ってます! ここから車で5分位先にありますよ。
でも、いろいろ調べてから行かれた方がいいです。
合わないと思ったら、別の病院です。
自分に合うまで頑張って探してください」
そう言って、呼吸器内科の病院を教えてくれた。
「いろいろ溜まった物がストーンと落ちた。」
「そうだ!やっぱり医者を代えよう!」
実は、転院を考えて、
ネットで「転院の仕方」とか「医師の替え方」とか検索していたのです。
あるサイトで、最低でも紹介状が必要とか、
データーがないと診てもらえないとか、
医師同士は出身校や学会で繋がっているからすぐばれる。とか、
「人としてどうなのか?」とか、
紹介状のない患者は「訳あり患者」で敬遠されるとか、
そうなのか。。
否定的な内容のサイトが、立ちふさがっていて、
二の足を踏んでいたのです。
難病でも大病でもない。
たかが喘息、命に関わる病気ではない。
また、にっこり笑って今の先生に診てもらえばいいのかも、
しばらくの間苦しいかもしれないけど、いつか治るのかも?
いやぁ~もう限界!
と、モヤモヤが止まらなかったのです。
救世主さん、ありがとう!
助かった!
気が付いたら、
両手を合わせて薬剤師さんを拝んでいました。
学会で患者の個人情報を話す医者なんかいらない。
データーがなければ診れない医者はいらない。
訳あり患者お断りの医者なんか、こっちからお断り。
人として人を診てくれる医者を探す!
紹介状なんていう制度が幅を利かせる世の中、どうなんだろう?
お気に入りの美容院を選ぶように、
好きな色のブラウスを選ぶように、
自由に医師を選びたい。
日付は参考になりません。
以前、私が経験したことを振り返ってまとめています。
私の悪戦苦闘を残したくて、カテゴリー「転院の仕方」に残すことにしました。
悪戦苦闘はもう少し続きます。