霧の海通信・ふるさとの風景

三次市高谷山からの霧の海通信。見逃した人にも美しい景色を。変わる街の様子や四季折々の自然を発信したいと思います。

三次に来た司馬遼太郎

2009年08月12日 | 霧の海ライブカメラ
お早うございます。        広島ブログ 
今日の天気は曇りらしい。
日の出の頃には、朝焼けと高い霧で、ほんのかすかに霧の海

その後はすぐに何も見えなくなりました。

ところで、何時もコメントをいただく三高>さん に紹介していただいていた街道を行く「芸備の道」、さっそくAMAZONNで購入。
引き込まれるように読みました。
何で今まで気がつかなかったのだろう、こんなに素晴しい短編があったのに。


毎日お送りしている霧の海についても、興味深い文章があります。
これから少しずつ紹介していくことにします。

安芸門徒のことや浅野家のこと、地方紙研究家河野翁や三次高校で教鞭をとって後の地方史研究に一生を捧げられた堀江文人先生のことも書かれている。

三次出身の方には、これは是非、一読お勧めしたい。
霧の海と司馬遼太郎、とても身近に感じ、そして素晴しい宝物のような気がする。

その一節に
 ”三次のひとびとは、きょうは霧が出そうだというときに、夜中から山にのぼりはじめて山頂で夜明けを待ち、霧の海の奇観をたのしむのだという。京都では、いまはやらないかもしれないが、雨見という新緑のたのしみ方があったという。その季節、空が十分にあかるいのに細雨がきらきらと降ったりすると、清水などに出かける。京都の人はずいぶん風流なものだと思ったことがあるが、三次の「霧見」のほうが、それ以上かもしれない。”
 とのくだりがある。

司馬遼太郎の訪れたのは新緑の春ごろだったようで、絶景の霧の海を見ていただくことが出来なかったのはきわめて残念だ。
生前に、せめてライブカメラの映像でも見ていただけたていたら、また思いも異なって更に想像豊かに文を書いていただけたのでは、と勝手に思うしだいです。
本日はここまで。

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