世界一周の記録

2006年8月から2008年9月まで2年1ヶ月の世界一周放浪の旅をしていました。その旅の記録です。

2007/1/20-21 スーダンの首都ハルツーム

2007年01月22日 01時06分12秒 | アフリカ

明日(2007/1/22)、ゲダレフというエチオピアへの国境近くにある場所へ出発します。そうなるとまたしばらくネット環境はなくなりそうです。なので今のうちにハルツームについて記事をアップしておきたいと思います。

観光は青ナイルと白ナイルの合流と国立博物館の2箇所に行きました。青ナイルというのは、エチオピアが源流で、白ナイルは、ウガンダ辺りがその源流なのだそうです。その二つがここハルツームで合流し、エジプトを通って遥か先地中海に流れ込んでいると言うことだそうです。しかし、行ってみるとあまり色の違いは判りません。そもそも青ナイルはそんなに青くないし、白ナイルもそんなに白くないです。

境界線は判りますか?向こう側が白ナイルで、手前が青ナイルです。

スーダン博物館は入場料が約60円です。安い。もちろん60円以上の価値はありました。昔スーダンがエジプトを征服してイスラエルの辺りまで攻め込んでいたり、イスラム教が入ってくる前はキリスト教の王国が支配していたり、スーダンの意外な事実がわかりました。

スーダン人のキリスト教ハイプリーストの絵。渋いです。

しかし。何よりもここハルツームで印象に残ったのは、下の写真の建造物です。いったい何なのかは不明です。

ハルツームは、車の交通量は多いです。道もばっちり舗装されています。しかも、走っている車は、エジプトで走っている車よりも新しいので排ガスも少なく、交通の秩序も割とあります。韓国車がとても多いです。その次は日本車です。

商店街。活気があります。しかし、歩道にはたくさん椅子がおいてあり、そこでお茶を飲んだりしている人がいたりするので、歩くのは大変です。

肉の串焼きと野菜とパン。スーダンに来てから最もよく食べた食事です。スーダンに来てからは、ついに食事を手で食べるようになりました。意外と違和感無く手で食べれています。

ハルツームは、ここまで訪れたスーダンの町(ワディハルファ、アブハメド、アトバラ)とは全く世界が違っていて結構都会です。さすが首都です。活気があります。でも、人々は相変わらずフレンドリーで優しいです。
入国するまでは、ビザ代が高かったり、国境を渡る船が週一本しかなかったり、外国人の入国をかなり制限している様子で、さすが内戦中の国という感じもしたのですが、いざ入国してしまうと、そんな感じは全く無いです。いたって平和な国です。平和すぎる感じです。
ワディハルファでは、ダルフールという内戦中の地域から来たと言う学生に出会いましたが、とても優しい笑顔で「ダルフールは安全なところだよ」と言っていました。本当かどうかはわかりませんが、とにかく、なにもかもピースフルな国です。

スーダンは、移動が長時間だったり、宿にホットシャワーがなかったり、物価が意外と高かったり、としんどい面もありましたが、それ以上に人の親切さや、旅情溢れる砂漠の風景に、旅の良さを感じることが多かったです。

次は、エチオピアです。虫、移動の辛さ、食事の辛さ、と三重苦を持つ東アフリカ屈指のハードな国らしいです。しかし、その反面それらを克服できた人にとっては、アフリカで最も良かった国として心に残るそうです。果たして僕はどちらになるのか・・・。

エチオピアの後は、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウィ、ジンバブエ、モザンビーク、南アフリカ、と旅行する予定です。各種状況により、変更される可能性は大きいですが。