猫的下僕生活

オハヨーからオヤスミまで愛猫銀パールに仕える下僕日記。腎・肝・膵、絶賛頑張り中!

14:クララが立った

2011年11月07日 | ぴ~ちの肉きうDiary

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■■■2001年11月21日~24日を振り返る■■■

2001年11月21日(水)

元々ハスキーボイスで声だけなら
よく赤にゃんに間違われてたぴ~ちだが
病気になってからは、スモールボイスも加わった。

通院時は激しく声をあげてたぴ~ちだったけど
近頃は抵抗する声も弱くなってきた。

退院翌日、そんなハスキー&スモールボイスなぴ~ちが、
久々に私より早く起きた。
なちと二人でご飯を待ってたようで、
寝起き早々台所へご飯の仕度をしに行った。
用意が出来て、ぴ~なっちのご飯場所へ向かおうとしたら


な、な、なんと!!


ぴ~ちが走ったのだ!!


(゚o゚)w オオー! 


器用に3本の足で確かに走ったのだ 
もぉ~「アルプスの少女ハイジ」で
足の不自由なクララが立った時のハイジも同じ心境だったろう。

『クララが立った、クララが立った

ぴ~ちが走った、ぴ~ちが走った』って。

段差のない慣れない新しいトイレでおしっこもいっぱい
うんちょすもいっぱいした。

術後は本当に良好で、元気です。
ただ、広く毛を刈られてるので、
床にすれる部分が少し赤くなってるけど、
包帯やカバーは出来ないので仕方ないかな。。。

 

゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*.。.*.。.*゚

11月24日(土)

相変わらず術前より元気で、よく食べ、動き、喋るようになった。
声は聴こえない位、小さくて「ひゃ~、ひゃ~」だけどネ。
ご飯の時は、小走りし、昨日は30センチ程の箱によっこいしょ~ って登った。
爪とぎもしたよ(⌒-⌒)
熱くなってコタツからでてきたぴ~ち
おケツが寒そうなので、落書きしてみました。
なんでやねんっ(^-^;A

タイトル:桃尻ぴ~ち


今日は、病院の日。
先生に元気な様子を伝えると、とても喜んでくれました。
ぴ~ちは、先生に「ぴ~たん」と呼ばれています。
術後はガックリ調子をおとす子も居るので
ぴ~ちの元気さは本当に嬉しい 
ばくばく喰ってた割に体重は100g減の6kg。
食べるのは嬉しいけど、足が1本なくなった分
足への負担を減らす為、体重は落ちた方がいいとの事。

なるほど・・・。


こないだまで、体重が減るのが不安で仕方なかったけど
これからは再びダイエットかぁ。
傷口も順調で綺麗なんだけど
毛を刈って初めて見えた横腹に虫さされ程の小さな腫れがあった。
妙に赤くなってるおケツ。


来週は肺のレントゲン検査。
腫れや赤みは手術の影響かもしれないし
これから腫れてくる事も考えられます。
レントゲンは前回見えた肺の影の観察の為。
毎日全身触りまくって腫れを確認してるけど
今のところ 新しい腫れは横腹以外はなし。

あごのリンパの大きさも変わらないようだ。
元気なぴ~ちを見てると本当にガンである事を忘れてしまう。
でも、動物は辛くてもギリギリまで我慢して弱い所を見せないという。
『元気の過信』をしないようにこれからも細かいチェックが必要だな
悩みを打ち明ける?ぴ~ち


 2011年11月7日(月)に想う

走るぴ~ちの姿を見て泣けてしかたなかった。
恐らく痛みでほとんど動かず過ごしてた日もあったから
本当に嬉しかった


【15:脱 食欲魔猫】



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13:大手術

2011年10月27日 | ぴ~ちの肉きうDiary

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■■■2001年11月17日~18日を振り返る■■■

2001年11月19日(月)

夕方、病院に電話したら手術は無事終わり
ぴ~ちは 落着いてるという事で一安心。
すごく会いたかったけど前回と同様「後追い」して
かえって可哀想だという事で 短期入院の為、電話で我慢&我慢。 

いつもぴ~ちと病院から戻ると
なちは部屋の中から激しく迎えてくれる。
普通の外出から戻った時は「にゃーにゃー」と甘えてなくのだけど
病院から戻った時は「ぎゃーぎゃー」に近い声でなく。
今日もぴ~ちと戻ると思ったのか、
玄関先まで聴こえる声で 「ぎゃーぎゃー」ないてた。
早くて明日の夕方の退院。

大きな手術で、長く預けた方が安心だけど
ぴ~ちの気持ちを考えたら一秒でも早く帰ってきたいだろう。
そして私も一秒でも早くぴ~ちを迎えたい。
ベッドの上やコタツの中をふと覗いて、
ぴ~ちが居ないことを思いだす。
早く会って抱きたいぢょ~!!

 ゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*.。.*.。.*゚

11月20日(火)

ぴ~ちを迎えに行くのが恐かった。
肉球をとった時でさえ、痛々しくて胸が痛んだのに
今回は足とシッポ。
う~っ、想像しただけで痛々しい・・・。
昨日から、ぴ~ちの首飾り(首輪)をずっと腕に着けてた。
ぴ~ちと一緒やでって病院のぴ~ちに通じたらいいなって。
でもそうやって安心したかったのは自分の方だったかも☆彡
夕方電話したら、退院できるとのこと。
今回は、点滴の管を外すこともなく、
傷口の出血もなく、 安定してて、ご飯も食べたって(⌒-⌒)

ご飯はp/dという高カロリーフードです。

扉の向こうでぴ~ちが唸る声。
あ~早く抱きしめたぁい!!
やっと呼ばれて御対面。
診察台の上に居たぴ~ちのお尻は毛を大きく剃られ
きれいなベージュの肌が見えた。

名前の由来になった桃の産毛みたいで柔らかくて温かい。

スフィンクスの手触りはきっとこんな感じだろうな。

先生が「大丈夫?」と聞く。
私にではなく、診察室に居た見習い看護婦さんに。
縫い合わせた傷口がグロテスクだったので先生が 心配したんだろう。
ハリのある大きな声でなき、
落ち着きなく診察台の上を歩くぴ~ちをみて
3本足になった不安が軽くなった。
体重も軽くなった。
切った足とシッポの分が減り、点滴の分が増えて6.1kg 


帰宅して、前回同様猛スピードで喰うぴ~ち
見事な食べっぷりに感激の涙が!!
3本足になったぴ~ちだけど、活発に歩いてます。

ターンする時には、左足を軸にしてくるりと廻る。
まだバランスくずしてよろつくけど、
予想以上にぴ~ちは 頑張ってハンデを乗り越えてくれてます。
私だったら、足を切断されたらショックと痛みで
もっとへこんでるだろうな。

ぴ~ちは強い!
おしっこはまだうまく出来なくて、
トイレの外にしちゃったけど
ぴ~ちが慣れるまでいっくらでも
拭き掃除ばばぁに変身するから 安心して「はみちょろ」していいよ!



お家に帰って、ご飯も食べて、おやすみ中~
痛みを気にして舐める様子もなく
おとといまで、腫れが何かに触れる度

「痛いにゃっ」

とあげてた悲鳴も聴こえず
カラーを舐める音も聴こえない。
痛みから解放されたんだろうか。


この大きな手術を決めるまで 本当に悩んだ。
これまでの人生で一番深く考えたんぢゃないかな。

思いきって決断して良かった。
このまま元気になって又、なちと追いかけっこしそうな気がする。

 新聞に『がん最前線』っていう記事が連載されてる。
毎回、色んな種類のガンが紹介され、ガンと闘う人や
最新の治療について 書かれている。

ぴ~ちの病気の事があってから記事を読むようになった。

人間の記事とはいえ、動物に共通する事も多く
興味深い内容である。
ちなみに今日は『悪性リンパ腫』について


悪性度 ※ガンの進行の速さで分類
低悪性度---年単位で進行
中悪性度---月単位で進行
高悪性度---週単位で進行


病期 ※ガンの広がり具合で分類
1期---1つのリンパ節領域だけ
2期---上半身叉は、下半身だけの2カ所以上のリンパ節領域
3期---上半身と下半身両方のリンパ節領域
4期---臓器、骨髄、血液中

ぴ~ちは・・・う~ん、現実に引戻されてしまうな。 

とにかく手術は大成功!と先生も自負されてた。
順調にいけば30日に抜糸。
あとは、風邪を引かないように早く毛が生えそろって
どこにも転移しませんように!

打倒、ガン細胞凸(-_-メ) F○○k You!!

ぴ~ち 
本当~によく頑張ったね。

お疲れさま。
先生にも感謝の気持ちでいっぱいだ。
祈ってくれた皆にゃさま本当にありがとうございましたm(_ _)m
まだガンとの闘いは続くけど、
これまで以上にぴ~ちをサポートして いちゃつきます(。-_-。)ポッ  


 2011年10月27日(木)に想う

とにかく手術の成功に一安心。
そして痛みを忘れたように過ごし、眠るぴ~ちの姿に救われた。


【14:クララが立った】



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12:転移

2011年10月15日 | ぴ~ちの肉きうDiary

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■■■2001年11月17日~18日を振り返る■■■

2001年11月17日(土)

ここんとこ、ぴ~ちは割と、うろちょろしてて、
チャームポイントの一つであるハスキーボイスで「ひゃぁひゃぁ」と
よく喋ってる。一日のほとんどをベッドの毛布に埋もれて過ごし、
喋るより、「痛っ」って言う時の方が多かった日もあったので
それを考えると嬉しい。
 
でも、やっぱり食欲は落ちてて今日の検診でもまた200g落ちてしまった。
まだ6.3kgあるけど(^-^;A
ガン細胞が悪さして代謝が悪くなってるのかもしれないらしい。
あさっての手術に関しても体力が落ちてる時なので
手術中にもしもの事がないとも限らないとか・・・。
手術はもちろんやけど、術後の体力も心配だ。
抱えてた痛みが無くなって動きやすくなるか、
それとも不便で余計動けなくなるか。。。。

抗ガン成分がアガリスクの3倍のキノコ「ヤマブシタケ」が届いた。
検査の為に絶食してたんで、検査後に飲ませてみた。
茶色のサラサラの顆粒で、あまり匂いもなく、味も苦くもなく
ぴ~ちもごっくんしてくれた。
指導員の人は猫でも親身に相談にのってくれた。
誇大広告ってんぢゃないけど、
JAROに言うぞ・・・って位、
「効くぞ」っていう自信をもって奨められました。
あまりに自信ありありの口調なもんで
ほんとに効くかも・・・って気が湧いてきた。
レントゲンの方は、なんか丸っぽい「もや」が映ってました。
なんぢゃ、こりゃ~!!( ̄Д ̄∥)

凄く薄いけど、大きさにしたら¥500玉位の丸い薄い薄いもや。
複数の血管がそういう風に映る場合もあるらしく、
これが転移したガン細胞だ!とは言えないけど、
そうぢゃないとも言えない。
ガンならこれから大きく、ハッキリ映ってくるそうだ。

初めて告知を受けた時、助かる見込みが低いっていうか
ゼロに近いっていうガンの性質と状況を聞いた。
肺への転移も時間の問題と言われてたから、覚悟してる部分はあったけど、
それでも、ガンに効果があるっていうのを試して、
「もしかしたら」って思ってる。
諦めないで、最後まで「奇跡」を信じたい!
今まで強運で危機を乗り越えてきたぴ~ちだから、
また奇跡をうんでくれるって。

今はコタツの中でお股おっぴろげて寝てる。
カラーも痩せて首まわりが細くなったので
設定したサイズがあわなくなってきたδ(⌒~⌒ι)
ダイエット中はあんなに、痩せる事を望んでたのに、
今は体重の減少が切実な問題だ。
太らなくてもいいから、減少がストップしてほしいよ。
抱っきして骨が当たるのがなんとも哀しい。
6.3kgっていやぁ、なちより重いし、まだまだ巨猫の範囲内だけど、
それでもぴ~ちの重さぢゃないから、やっぱり辛い。
 
とにかく手術が無事に終わって、術後も良好で何より他の部分が
腫れてこないように祈ってます。

肺のもやが転移ぢゃありませんように!!
猫神様 ぴ~ちと過ごせる時間をもっともっとください
 
 
*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*.。.*.。.*゚
 
11月18日(日)

今日はほとんどコタツの中で過ごして時々ご飯とお水の為に
出てくるって感じ。ご飯は食べるけど、量が少ないから痩せるんだろな。
先生の勧めもあってカロリーの高い子猫の缶詰をあげてます。
明日はいよいよ手術だ。
朝一で病院へ行って、手術前の管を通す腕の毛刈りとか
簡単な準備を手伝ってから出勤します。
明るい未来が待ってる手術ではなく、痛みをとる為の手術であり、
手術が成功しても不安は消えないけど、
「ヤマブシタケ」やインターフェロン、ぴ~ちの運と
皆にゃの祈りが奇跡をうんでくれるように祈るばかり。
肉球切除の手術時より大きな不安を感じる。
足もシッポも相変わらず痛くて、
歩く時は出来るだけ床に付けないように歩き、
止まってる時もほとんど足を浮かせててすでに3本足状態かも(涙)

ところで小学生の時に、親父の出張土産でまりもを貰い水を換えて育ててた。
明るい場所では水面に浮かび、泡の粒(酸素?)を表面にいっぱい付けて
「息をしにあがってきてる!」(と思い)喜んだものだ。
 


ある日、体を洗ってあげようと流水ですすいだら
か弱いまりもは水圧で砕けて流れてしまった。
洗ってあげようと思ったのは純粋無垢な小学生ならでは考えだろう。
まりもを殺してしまったトラウマをずっと引きずってたので、
この夏にたまたま見つけたまりもを数年ぶりに育ててた。
4匹(?)揃って「まりもちゃん」と名付けた。
ちょびちょび大きくなってたけど、ぴ~ちの事があってから
水の交換を忘れ、気付くとまりもちゃんの表面は茶色に変色し、
明るい場所でも息をしに水面へあがってこなくなった。
(いまだに息をしに浮上すると思ってる奴)

また、まりもちゃんを葬ってしまった罪悪感を感じながら、
再び生き返れ~と願い、日々、水の交換と日光浴をさせた。
そしたら今日、窓辺に置いてたまりもちゃん達が酸素の粒を
ひっつけ水面に浮上していた。
まだ表面の茶色が目立つけどまりもちゃんは生き返ったのだ!!  
捨ててしまおうかと思った事もあったけど、
希望を持ってて良かったなって思った。
なんか、ぴ~ちの事にも通じる気がした。
 
そんなぴ~ちは・・・
『明日でこの足ともお別れか・・・』
っと思って・・・ないだろうけど、
じっと見つめて何想ふ・・・
 

夕方コタツを付けて、電子レンジを付けたら
電源が落ちたσ( ̄◇ ̄;)
夜になってパソに電源が入らなくてめっちゃ焦った。
大事な報告が出来なくなるぅ~!
内臓電池か電源ユニットか、この大事な時に修理かよ~っと
半泣きだったが、接触が悪かったようでやっと電源が入った時は
嬉し泣きしそうになった。

ぴ~ちは手術の為に夜から絶食。
なので、台所でなちにご飯をあげてるとガラス戸の向こうに
ぴ~ち影が・・・胸が痛むぜ(*_*)
 
ぴ~ち 頑張れ!!!


 2011年10月15日(土)に想う

藁にもすがるおもい
まさにそんな毎日だった


【13:大手術】



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11:痛み

2011年10月12日 | ぴ~ちの肉きうDiary

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■■■2001年11月13日から11月16日を振り返る■■■

2001年11月13日

「ヤマブシタケ」以外にも「ペットバーム」を飲ませていた。

「ペットバーム」は深海鮫の肝油オイルで
抗ガン作用が期待出来るサプリメント。

黄色い液体で生魚の匂いがする。

これを2ml、口からスポイトで飲ませるのだ。
魚の匂いだし、好きかな?っと思ってたら意外と不評で嫌がった。

ぴ~ちに限らず、猫にとってのグルーミングは大事なお仕事。
食べたり、飲んだりした後は、特にグルーミングしたがった。

なちに舐めてもらうのも好きだけど、
ぴ~ち自身がグルーミングするのも大切な日課。

短い時間でもなるべくカラーを外す時間を作るようにしていたが、
一日の終わりには、じっくりとぴ~ちのグルーミングタイムを作っていた。

私は布団に足だけ潜り、寒いので肩に毛布を掛け、
ぴ~ちは、布団越しに私の足の間にすっぽりおさまりグルーミングする。

なちも加わり1時間近くもお手入れが続く。

爪を噛んだり、なちを舐めてあげたり、舐めてもらったり。
夢中になって舐める姿を見て
『妖怪べロ魔導』と名付けた




寄り目が更に寄り目になった妖怪ベロ魔導




爪を噛んで怪しい顔になってる妖怪ベロ魔導




ププププ・・・・笑ってるみたいな妖怪ベロ魔導




必死のぱっちの妖怪ベロ魔導




コタツの中でもやっぱり妖怪ベロ魔導




別の時でもやっぱり妖怪べロ魔導

シッポをなちに踏まれないように、ぴ~ちが舐めないように、手で患部を覆いつつ、
私もグルーミングに参加し、2人の体をチェックしながら触る。
2人が仲良くグルーミングする姿は私を幸せな気持ちにする
が、昨夜、一瞬のスキにぴ~ちがシッポを舐めた時に
シッポの先のカサブタが取れて、少し出血してしまった
1.2秒の間の出来事だった。
ぴ~ちは凄く痛がり、シッポを舐めたがった。
白いシーツにぴ~ちの赤い血が少し付いた。

ごめんな、ぴ~ちぃ~

痛いシッポを舐めることは更に痛みを生むのに、
油断してシッポを痛くしてしまって。。。
夕べはカラーを舐めるザリザリという音が聴こえては止まり、
止まっては聴こえの繰返しだった。
私はぴ~ちに話し掛け、体を撫でてやるしか出来なかった。
少しでも痛みから気がそれるように・・・。
最近は、シッポが何かに触れる度
ハスキーボイスの
ぴ~ちが小さな声で「痛い」と泣く。

もう少しの辛抱。
手術できっとこの痛みから開放されるよ。
そしたら痛みを気にせずぴ~ちの大好きな抱っきも出来るし、お膝にも乗れる。
本当に手術が待ち遠しく感じた。

こないだ買ったHill'sのa/d缶は「ヤダ!」っと、砂をかけられてしまった。
今朝はご飯を食べに来なかったけど、夜は、カルカンの「アジ」をあげたら食べてくれた。

夕方も結構、うろちょろ歩いてた。
不自由ながらも歩いてる姿見てたら足の切断は間違った選択なのかと 思ったりもする。
ぴ~ちの右足はとっても大事なものだけど
足先は腫れが進み、小豆型の肉球が丸くなってきてる。
5秒と床に右足をつけてられない痛み。
やっぱり手術を受けよう。
この決断でいいんだっと自分に言いきかせる。

ぴ~ち もっかい頑張ろう!



2001年11月16日

シッポと足先に触れない様に気をつけて久々にぴ~ちを抱っきした。
体重が減ってるので、軽く感じた。
ぴ~ちの体に顔をつけるとゴロゴロ言う音が耳に響いた。
本当に甘えん坊で、見つめただけでもゴロゴロ言う。

今は登れない高い場所を見せて部屋の名所?案内をした。
興味深げにクンクン匂いを嗅いでいた。
明日は手術前のレントゲンと血液検査。
どうか肺へ転移してませんように!!

今度の手術は、前回の肉球切除の時のように翌朝退院は無理かもしれない。
今回はシッポ及び、大腿部からの切断という大きな手術になるからだ。

でも、前回のように管を自分で外したり、
「シャーフ-」怒りまくったり、病院に居る事が強いストレスになるので
先生もできるだけ早く帰せるようにしてくれるそうだ。
早ければ、翌日夕方の退院もあるかも。
ぴ~ちの気持ちを考えたら一秒でも早く家に連れ帰りたい。
ぴ~ちの右足がなくなるなんて・・・。
自分の右足を使わないようにケンケンで過ごしてみた。
もっと深くぴ~ちの身になって感じれるかなって思って。
で、感じた事。

『めっちゃ大変。しんどい~

両手をついて四つん這いになり、右足を使わないで過ごしてみた。
知らない人がみたら「バカ」だと思うだろうな。
う~ん、やっぱり大変だ。


 2011年10月12日(火)に想う

当時、ペットバームは液体しか無かった記憶があるけど、
今は飲ませやすいカプセルがあるようです。
瓶のラベルが、当時買ってたペットバームと同じイラストで凄く懐かしく感じた。


【12:転移】




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10:手術に向けて

2011年10月10日 | ぴ~ちの肉きうDiary

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■■■2001年11月13日を振り返る■■■

2001年11月13日

6日後の11月19日、痛がってるシッポと右足の切断手術が決まった。
手術前のレントゲン検査で肺への転移の様子などをみて
また違う選択(安楽死ぢゃないよ!)をするかもしれないけど。

昨日は一緒にくっついて寝てたなちにシッポを踏まれて
「うにゃ-!」と悲鳴をあげた。
患部を舐めたがるけど届かないので、カラーをザリザリ舐める。
カラーの可愛いイラストが禿げるんぢゃないかと思う程、ザリザリ舐める。

痛みはピークのようで、手術が待ち遠しく感じる。
手術の決断に時間がかかってしまったことを申し訳なく思う。
早く、早く、この痛みを取り去りたい。
ぴ~ちの体を撫でながらふと思いだした。
子供の頃、夜中にお腹が痛くて泣いてた時
母が優しく体をさすってくれた事。

不思議な安堵感に包まれ、お腹の痛みを忘れ、知らぬ内に眠りにおちた。
その母がぴ~ちの為にふわふわ毛布をプレゼントしてくれた。
思わず泣いてしまった。

今は、ぴ~ちがゴロゴロ言う事はなんでもしてあげよう。
痛みを忘れるように体をさすってやろう。
シッポはともかく3本足になったらすっごく不便だろうな。

うんちょす頑張る時とか、数cmの高さだってジャンプするのは大変。
それでも生活の方はぼちぼちでも慣れてくれるだろうけど、
心配なのは残った手足が腫れてこないかって事。

体を支える3本の内、どこか1本でも腫れて痛みが出たら、
今以上に歩けなくなってしまう・・・なかなか決断できなかった最大の理由。
じゅうぶん考えたけど、それ以上先の事は考えられず
その時になってまた考えようと思った。
先の事を心配してる今も腫れは広がり、ぴ~ちは痛みを感じてる。
とにかく痛みをとりたかった。

新聞広告みてたら「ガンが治った」ってサプリメントの多い事!
人間用の商品だろうけど、一応あちこち電話して相談をした。
アガリスクの数倍の抗癌作用があり
話題になってた「ヤマブシタケ」を試してみることにした。

ペットに与えてる人も居るということで
担当さんが親身に相談にのってくれた。


本を読んでると進行ガンには免疫力だけではたちうちできないらしい。
免疫力は確かに重要だけど、ガン細胞が栄養をとる為の「新生血管」を
作らせないようしたり、細胞自体が死滅するよう働きかける作用が大きなポイントだ。
情報が溢れてるから、確かなものを選ばないと。

昨日夜、TVで末期癌を告知された家族のドキュメンタリーをやってた。
宣告されたのは、まだ38才の旦那さん。
涙がとまらなかった。
可哀想っていうより、なんか凄くいいもん見た感動の涙。
日々痛みと闘い、目に見えて痩せ衰えていく旦那さんの姿は辛くて残酷だったけど、
見守る奥さんの強さに励まされた。

旦那さんの死を覚悟しつつ、いかに充実した時間を過ごさせるか・・・。
いかに安らかに送りだせるかを奥さんは考え
子供達と旦那さんを見守ってた。

この世で最も価値のある「愛」を見たよ。
なんちゃって☆
あの奥さんに負けない位、ぴ~ちにもっともっと愛を注ごう。

痛みでほとんど歩かないせいか、食欲も減って
低空飛行ではあるものの穏やかなぴ~ち



肉球をとった右足はまだ毛が生えそろってないので白いまんま。
毛がないだけのように見える足だけど
実際は残った肉球が腫れて痛みを発し、

ほんの数秒も体重を乗せることが出来ず、浮かせている。

シッポに比べたら痛みはマシみたいだけど
腫れは大きくなってきてる。


う~ん、この右足が無くなっちゃうのか・・・

もし、肺に転移してたら・・・

あ~、まだまだぴ~ちと一緒に居たいよぉ

応援してくれてる友人がぴ~ち応援バナーを作ってくれました。
《ぴ~ち負けんニャよ!!》
イラストは会社のべランダに遊びに来るにゃんこだそうです。



 2011年10月10日(月)に想う

当時はその存在さえ知らなかった”アニマルコミュニケーター”
動物と話すことが出来る人。
今の時代なら、きっと依頼してぴ~ちの想いを聞いてただろうな。
何よりぴ~ちの身になって考えたつもりだったけど、
ぴ~ちならどんな決断したのかなぁ。

【11:痛み】



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09:お見舞い

2011年10月09日 | ぴ~ちの肉きうDiary

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■■■2001年11月3日から11月12日を振り返る■■■

2001年11月3日

ぴ~ちのお見舞いにちょくちょくお客さんが来る。
今日も猫友さんがお土産を持って会いに来てくれた。
猫友さん家の主治医では、犬と猫のイラストの可愛いカラーが使われてます。
軽くて首への負担も軽いのでぴ~ちにプレゼントしてもらいました。



可愛いぴ~ちが余計に可愛く見えますね~o(≧▽≦)o
しょぼい画像データで保存してしまい残念

人見知りのあるなちは、隠れてる時間の方が長かったけど
ぴ~ちは、猫友さんにも甘えてサービス旺盛



ちょっとブレてしまったけど、猫友さん撮影。
右に写ってる物体は私で、今となっては貴重な2shotです。
何の話してるの?っとでもいうようなぴ~ちの顔。
ぴ~ちは可愛いねって話してるんだよ。



2001年11月5日

1週間に1度のインターフェロンの注射を受けに病院へ行った。
このところ、少し食欲がおちたせいか先週から200グラム痩せた。
それでもまだ6.7キロあるんだけど・・・。
背骨がゴリゴリ触れるようになった。
普通は触れて当然なのだが、おでぶのぴ~ちはずっと触れなかったのだ。

食事は楽しみにしてて、台所へ行くと催促するし、
ご飯の場所まで小走りで向かい、はぐはぐ食べる。

相棒のなちが居るのでどれだけ食べたか正確には判らないけど、
うんちょすの量が減ったので、食事の量は減ってきてるんだろうな。

朝は、
ぴ~ちがメインで「腹減った~起きろ~」っと、休日でも7時前後には
強制起床させられてたけど、最近はそれがなくなった・・・。
あんまりお腹も空かなくなってきたんだろうな。

今朝起きると、なんかやたらめったらうんちょすの匂いが近かった。
そばで寝ている
ぴ~ちから・・・。
夜中にしたうんちょすが少し軟らかく、カラーですくって、縁にくっ付いたんだろう。

カラーに付いてたうんちょすが少しガビガビになりかけてたので、
割と長い時間くっ付いてたようだ。
臭かったろうし、気持ち悪かったろうな。
そんな時は、遠慮なく私を起こすのだぞ、ぴ~ち

カラー外してあげたいなぁ・・・。

先週発見した左あごのしこりは、やはりリンパの腫れだった。
先生に診てもらうと右あごにもしこりがあった
ぴ~ちは痛がる様子はなく、触ってもゴロゴロ言ってるけど、
このしこりが大きくなってくると気管を圧迫して呼吸が苦しくなったり、
食事をしにくくなったりする事もあるとかで、今後も要チェックだ。

先生と話して、痛がってるシッポの切断をする事になった。
切断して治る訳でも、進行を止められる訳でもないけど、
ぴ~ちが感じてる最大の痛みをとりのぞいてあげたい。

その為に、また恐怖の入院とその後の通院があるけど、
痛みをずっと引きずるよりは・・・と腫れてるシッポを見て思った。
この選択が正しいのかどうか、わからないけど、、、。
水曜に行う手術前のレントゲン検査で、もし肺に転移してたら
「又、考えましょう」っと力強く先生が言った。。。



2001年11月6日

日々状況が変わる症状。
昨日から凄くぴ~ちの右足が気になる。
肉球を切除したあとの傷は完治したのに
歩き方がおかしく、痛そうに足を浮かせてる。

触ると痛がるし。

肉球が腫れてきた時と同じで、これは絶対腫れてくると思った。
1つの選択肢として説明をきいていた《痛みを発しているシッポの切断》
先生と相談して、切る方向で動き出したのに、
切断する
切断しない
その後も天秤がグラグラ揺れている。
足の痛みをとるには・・・切断?
ずっとずっとず~っと考えてた。
シッポの事、足の事、手術の事、ぴ~ちの気持ちや痛み
右足のない
ぴ~ち姿を想像したら仕事中も涙が出て来て困った。

足の様子をみることにし、シッポの切断手術は延期してもらうことにした。
様子みてどないすんねん?

・・・わからん・・・

シッポを切っても足の痛みは続くのだ。
様子をみても、腫れてきた足を切る決断は出来ないかもしれないし、
結局シッポだけ、もしかしたらシッポも切らないかもしれない。
痛みを取るという目的だけ考えると、切断するのがベストなんだろうけど、
その後のガンの進行を想像すると安易には決断出来ない。
切断でガンの進行を止められるのなら即決で決断するのに。。。
右足を切って痛みがとれても、残った手足が腫れてきたら
今まで以上に歩けなくなってしまう。
どんな選択をしてどう進めばいいのかわからない。

ぴ~ちに聞けたらどんなにいいだろう・・・。

会社から帰宅した時、ぴ~ちは、お出迎え無く、ベッドで寝てて起きてこない。
名前を呼ぶとゆっくりゆっくり、一歩ずつ慎重に歩く。
元気もないし、、、
ぴ~ちの元気がないと自分も元気がなくなる。
私が上着を脱いで、病院へ行かないと分かったぴ~ちは、
ゆっくり、爪を研いだり、グルーミングしたり、リラックスし始めた。
病院へ行く時はホントに敏感なのだ。

そして夜、ご飯をぱくつく。
ぴ~ちが元気だと自分も元気になる
お見舞いに来てくれた人達はぴ~ちを見て、触れて、
毛艶も良く、表情も明るくてとても病気とは思えないって言ってくれる。
実際、私も病気を忘れてしまう時がある。
だけど、患部を見ると、やっぱり病気はぴ~ちの体を蝕んでるんだと実感する。

はぁ~・・・。



2001年11月7日

動かない。
ぴ~ちが動かない~。
足が痛くて歩かない?

ぴ~ちの指定席は私のベッド。
床から20センチ程の高さのマットレスを「よっこいしょ」っと
ジャンプして毛布に埋もれて眠る。
雑誌を積んでスロープもどきを作るが、使わず、ジャンプする。

水や食事とトイレ以外はほとんどベッドで過ごしてる。
寒い時期はなちとくっついてるし、
めっちゃ寒い時は布団の中に潜って暖をとるから
寒い日も安心して出掛けられた。

なちぴ~ちのカラーに慣れたとはいえ
以前より離れてる事が多くなった。

くっついてると、なちにシッポ踏まれて
ぴ~ちが「痛~っ」って泣くこともあるし。
留守時はコタツ消してるから、昼間の寒さ対策してあげないとな・・・。





2001年11月11日

11月にはいり、すっかり寒くなったので、
コタツとホットカーペット、電気毛布を出し、、エアコンも始動。
昨日今日は割とよく動いて喋ってる。
普段乗らないちょっと高さのある棚にジャンプして失敗し
着地した足が痛くて その場でしばらくカカシ状態になった。
動かない日はずっとベッドで過ごすので
自分で歩いてくれるのが嬉しい。

足が痛い筈なのに、ぴょこんぴょこんと私の後をついて来る。

今日はインターフェロンの注射の日。

ぴ~ちにとっては苦痛と恐怖の時間だけど、
1週間に1度の通院も、先生に触って診てもらえる大事な機会。

小さい方の右あごリンパのしこりは私でも触って認識できる程、少し大きくなり、
体重はまた200g落ちて6.5kg。
目ヤニが出始めたので、目薬開始。

最近は、療法食に限らず、ぴ~ちが食べれる物、好きな物をあげてる。
猫友さん達が、猫缶やサプリメントを色々教えてくれるので何でも試してみようと思う。

Hill'sのa/d缶は栄養価が高く、猫友さん家の猫にゃんが
乳ガンで食事が出来なくなった時も食べてたそうで、
早速ぴ~ちにも味見をしてもらおうと思って買いに行った。
外から帰ってきたら2人の姿が無かった。
なちはともかく、ぴ~ちはカラーしてるから
重いこたつ布団を潜って中には入れないだろうし。


まさかね・・・っと思ってコタツを覗くと居た

頂き物の黄色いカラーは少し柔らかいので
ぶつかり、変形しつつも潜れたようだ。

こたつは消えてるんだけど、2人の好きな場所だからな~。

患部を舐めないように監視できる時はカラーを取ってるのだけど、
こたつに潜ってしまうと目が届かなくなるので、カラーは外せない。
まず無いとは思いつつ、カラーがヒーターで溶けたり、燃えたりしないよう
気をつけつつ、時々中を覗いて様子を見る。



なち 視線こっちだよ~ん♪



2001年11月12日

抱っき大好きな甘えん坊ぴ~ちだけど、抱くと痛いシッポに触れるので
長らく抱っきできず、撫でるばかりだった。

久々にぴ~ちを仰向けにして、普段見難いシッポの裏側を見ると、
腫れが進み、毛を刈って白い地肌のシッポに赤いニキビのような腫れが出来、
針で刺すと何か液が出てきそうにキンキンに腫れている。
最初に腫れたシッポの先は、ガビガビしていて、痛そうだ。
そんな患部を見ていて、切断を決めた。

私が頑張れる力の元になっていた周囲の人達の励まし。
ぴ~ちの闘病を応援してくれてる猫友さんが、
想いを込めて似顔絵入りのメッセージバナーを作ってくれた。

《siamさんとなちちゃんのいっぱいの愛に守られながら・・・ぴ~ちちゃん頑張ってー!》



感謝の気持ちでいっぱいだ。

 2011年10月9日(日)に想う

闘病記を読み直すと支離滅裂で、自分で書いたものなのに順を辿らないとわからない。
我ながら本当に悩みまくってたのが、よく分かる。
あれから私の人生に10年という月日が加算されたけど、
あの時に悩んだ事以上の出来事は起こっていない。

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08:次なる決断

2011年10月02日 | ぴ~ちの肉きうDiary

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■■■2001年10月30日を振り返る■■■

毎晩、ぴ~ちはカラーつけたまんま、グイグイと
布団の中にもぐってくるので、私は立て膝で隙間を作ってぴ~ちを迎える。
もちろんなちも潜ってくる。

カラーは傷を舐めないようにする為に必要不可欠な存在だけど、
猫にゃんにとってはストレスになる。
思うように動けず、カラーの端でうんちょすをすくったり、
吐いた時には、ゲロがくっついてた時もある。

今の一番の悩みはシッポの切断について・・・。

シッポの先の腫れは相変わらずで、少しずつ根元に近付いてきてる。
立ってる時以外、座る時、眠る時にも、どこかに触る場所なので
触れると痛いようで、痛みを感じると短いシッポをぴこぴこ振る。

肺への転移は時間の問題と考えた方がいいと言われた。
転移するまで、2.3ヶ月ぢゃなくて、転移してから2.3ヶ月って見解だけど、
運が良ければもっと長く生きれる訳だ。

ぴ~ちに残された時間は短いかもしれないけど、
その間、ストレスの固まりであるカラーをしっぱなしよりは、
手術とその後の数回の通院をする事になるけど、
一番の痛みを取り除いてせめてカラーから解放してあげたいとも思う。

術後はそれなりに支障もあるだろうが、
傷が舐められなくなるので、カラーはしなくて良くなるだろう。

シッポを切っても転移を防げないだろうし、他の場所が腫れてくるかもしれない。
手術するだけ無駄だったって結果が出るかもしれない。

手術で数万円使うなら免疫力アップの注射の量増やしたりって事を
考えた方がいいのかもしれない。

どんなに考えても結論が出ないけど、7:3で切る考えがリードしてた。
腫れは進行してるから・・・決断を出すなら、早い方が良い。

とにかく痛みをとりたい・・・そんな想いでシッポ切断に考えが傾いていた。

が、夜、ぴ~ちを撫でてる時に、左アゴにしこりを発見した。
風邪をひいた時に先生が手をあててリンパ腺の腫れをチェックするあの場所。
右側には無くて、左だけコリコリしたのがある。
触っても痛がる気配はないし、わりと元気にしてるけど
なちには無いしこりだ。



リンパが腫れてきたのかなぁ・・・もの凄い不安。。。
このしこりがいい事を意味するとは思わない。
もしリンパの腫れなら展開も少し変わり、シッポは切らないかもしれない。
こんな風に色んな事が、考えがまとまりかけたと思ったら、すぐ後には考えが揺らぐ。
目に見えないぴ~ちの体の中で何がどんな風に起こってるんだろ。

・・・・・恐い・・・・・

昨日、友達と電話で話した。
その子は、犬が好きで10歳のマルチーズと暮らしている。
そのマルチーズは数年前貧血で生死の境を彷徨い、「安楽死」を考えたらしい。
ぴ~ちが苦しむならそういう事も考えてあげやって言われたけど...
「安楽死」・・・嫌な言葉だな。
ぴ~ちを支えるには、肉体的な強さも必要だけど
精神的な強さがもっと必要だな。




カラーを外して、グルーミング中のスキを狙って
ぴ~ちの”プルプルのチョキ”足にジャンケンで勝つ卑怯な私。

佐々木倫子さん「動物のお医者さん」に登場する巨大ヒツジ
”プルプル”のネタで猫友さんが和ましてくれた。
内側2つの肉球が無い為、ヤギやヒツジのような足型なのです。

一緒に布団で眠るぴ~ちがカラーをずっと舐めてた。
シッポを舐めたいんだけど、届かないので患部を舐めてるつもりで
カラーを舐めてしまうのだ。

真夜中、ザリザリという音が響く。

ぴ~ち、そんなに痛いんやったら切る?』っと聞いてみた。

もちろん『うん』とも『いや』とも返事はないけど。

ぴ~ちが痛みを忘れるよう撫で続けた。
ザリザリという音がやみ、今度はゴロゴロという音が響く。
時間が流れ、ゴロゴロも消え、寝息にかわる。
ぴ~ちが眠りについてから、自分も眠りについた。

朝、恐ろしく眠かった

で、仕事さぼった・・・。
「有給残ってるし、仕事も暇だし、いいか。」って。
一日中、ぴ~なっちぴ~ちなちの呼び名)と居たかった。

今私が、一番わかりやすく頑張れるのは仕事なのにネ。
でも今日だけ!
明日からはまた頑張って仕事に励むぞ。
リンパの件で病院へ行こうと思ってるけど、足が重い・・・。


 2011年10月2日(日)に想う

当時の闘病日記を見ても、どうしてシッポ切断の考えになったのか
詳しく書かれていない。
《転移を防げないにしても、痛みを取り除いてやる》という手段もある。
そんな風に先生に言われたような気がする。


【09:お見舞い】


 

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07:見えない未来

2011年09月25日 | ぴ~ちの肉きうDiary
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■■■2001年10月28日から10月29日を振り返る■■■

朝から2回目のインターフェロン注射を打ちに病院へ行った。
最初の3日間連続して打ち、その後は週1回のペースで打つプログラムを組んだ。

療法食のn/d缶は腫瘍の成長を妨げる効果がある。
猫用ではないけど、昨日から食べだした。
「食べなくて困る」と、多くの飼主さん泣かせの療法食だけど、ドライフードは2人とも大好き。
これまで健康状態にあわせて、w/d、r/d、l/d、c/d、k/dと色々食べたけど、
なぜか缶は不評だったのに、このn/d缶は意外にも評判よく、なちまで欲しがった。
しかし、軟便になる兆候があるらしく、その通り軟便になってしまった。

ぴ~ちのガンが肺へ転移するのも時間の問題と覚悟しておく方がいいとのこと
肺に転移すると呼吸が苦しくなり、咳をしたり、重症化する。

ぴ~ちと過ごせる時間は少なくなる一方。
本当に辛くなるのはこれからで、そして、私より辛いのはぴ~ち
いつまでどんな風に残りの時間を過ごしていくのか先がまったく見えず
大きな不安と恐怖がのしかかってくる。

ぴ~ちにとって何が一番ベストなのか、考えても考えても答えにたどりつかない。

先生は診察が終わると
『頑張りましょう』って励ましてくださる。
頑張るつもりはあるけど、一体何をどう頑張ればいいんだろ。
私の目の前には傷つきながらも、しっかり生きているぴ~ちが居る。
頭ではガンだと受け入れても、なかなか気持ちが追いつかない感じで
別れが迫ってる実感がない。

なんでぴ~ちが、、、くそぉ~!!

夕方、ベッドで眠るぴ~ちがぶるぶる震えてた。
モコモコの布団に埋もれて寒い状況ではない筈なのに・・・。
ぴ~ちの横に寝転んでふんわり抱いた。
しばらくして震えが落着いたので、パソコンの前に座ってると膝に乗って来た。
腕に当たる肉球が熱かった。
傍に居るなちと比べても熱い。
耳も熱い。
インターフェロンは副作用はないはずだし。。。
発熱してるのかな?
発熱の原因には悪い菌をやっつけてる為の時と、
腫瘍がある場合はその毒素によるものがあるらしい・・・。

毒素って・・・

体温を測ってみると39度3分。
思ってたより低かったけど、平熱38.5分あたりだから少し熱っぽいな。
呼吸も少し荒い。。。熱のせいならまだいいけど、、、
肺への転移・・・?
そう考えると急に凄い恐怖感を感じた。
数ヶ月後の苦しんでるぴ~ちの姿がふと浮かんで、慌てて打ち消した。

抗ガン剤の導入には踏み切れない。
治るなら・・・って思うけど、延命だけなら副作用による苦しみを
長引かせてしまうだけなんぢゃないか・・・。

痛かった肉球を切除し、現在は腫れがすすんできたシッポが痛むようだ。
肉球を切除して、また活動的に歩くようになったから、
痛いシッポも切れば痛みから解放されるんだろうか。。。
気にして舐めたがることもなくなり、カラーも外せるだろうか。。。
先っちょから始まった腫れは大きくなり、範囲も広がり、根元に近付いてきた。

シッポを切って転移が防げる訳ぢゃなく、また別の箇所が腫れてくるかもしれない。
再び、恐怖の入院もしなくちゃいけないし・・・。



ぴ~ちはえらいな。
文句も言わずにちゃんとカラー付けてくれて。

急変して、明日にでも旅立つかもしれないけど
半年、それ以上過ごせるかもしれない。

その間、ずっとカラーつけたまんまって可哀想だなぁ。

あ~ホントに、頭ん中がごちゃごちゃだぁ!
映画「ミクロの決死圏」みたいに、ぴ~ちの体の中に入って悪い細胞をやっつけたいぞ!



2001年10月29日

3回目のインターフェロンの注射の為、病院へ行った。
昨日の発熱の事を話し、検温してもらうと平熱だった。
副作用とは少し違うけど、注射によって一時的に発熱することもあるそうだ。
そのせいだったのかな?
でも猫は人と違って、発熱前に悪寒で震えるというのはあまり無いらしい。
昨日のぴ~ちの震えは一体なんだったのだろう。

肉球を切除した足の傷はだいぶ綺麗に治ってきた。
シッポの方は、何かに触れると痛がるのでガーゼでカバーして
クッションにしようと先生が考えて挑戦するものの余計気にしそうなので、断念。
毛は茶色いのに、毛刈りしたシッポの地肌は白く、腫れの赤みが際立つ。

今朝は食欲もなく、少ししんどそうだったので心配だった。
ぴ~ちのあくび、息づかい、伸び、声、表情や仕草のひとつひとつを見つめる。
そんなぴ~ちの一瞬、一瞬に私の心はとんでもなく不安や恐怖で暗くなったり、
明るくなったり、コロコロと変わる。

最近はよく膝の上にいる。今も左腕を枕にされてるので、非常にキーが打ちにくい。
なんでもない事が今まで以上に幸せで貴重に感じる。



私にアゴを撫でられながら、ちょっとお疲れ顔。
3日間の注射お疲れ様。
しばらく通院無いから。恐い想いしなくて済むね。


 2011年9月25日(日)に想う

当時はパソコンに向かうと、調べ物ばかりしていた。
何か効きそうなものはないか、
参考に出来そうな体験記はないか、
ぴ~ちの命を1日でも状態良く延ばしたくて・・・。


【08:次なる決断】


 

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06:悪夢の診断結果

2011年09月22日 | ぴ~ちの肉きうDiary

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■■■2001年10月26日を振り返る■■■

私のもこもこボアジャケットの寝心地が気に入ったようなので、ぴ~ちにあげた。



細胞診の為の肉球切除手術から丁度2週間目、検査結果が出た。
先生の気遣いから最初の報告は電話だった。
気持ちが落着いたらぴ~ちを連れて病院へ来て下さいってことだった。



[生検部位]
肉球

[顕微鏡検査所見]
この腫瘍は上皮性の悪性腫瘍で、リンパ、血管に癌細胞が侵入していて
転移が成立しています。非常に進行の早い癌で
早期に化学療法を施してあげてください。

[病理組織学的診断]
脂腺癌

[組織検査]
腫瘍性・悪性


「脂腺(しせん)ガン」という、ガンの中でも最悪のものだった。
人間の場合もやはり難しい種類のガンなのだそうだ。
「脂腺腫」の場合なら、切除と抗癌剤で良くなった例もあるが
報告の通り、ぴ~ちの場合は悪性で、
すでにリンパや血管にガン細胞が侵入していて、
肺などに転移したら(してたら)余命2、3ヶ月らしい。

このガンは患部を切除しても追いつかない程
進行が早く、タチの悪いものらしい。

猫の発症は珍しく、検査した病理の先生も初めて見たというくらい・・・。
よりにもよって、こんな強敵にかかっちゃうなんて。。。
この種類の抗ガン剤も猫にはまだまともな臨床データも何も無くて、
使えそうな薬があっても完治はなく、出来るとしても
進行を少し遅らせることくらいなのだそうだ。

抗ガン剤は、もちろん副作用もあるし、、、。
何が正しい選択なのかわからないけど、とりあえず、
免疫力をあげるサプリメントとインターフェロンを始めることになった。



なちと並んでパクパクご飯を食べるぴ~ち
悪性腫瘍だなんて信じられなかった。
右足の先っちょは、ヤギや羊の足に似てて※"プルプルのチョキ"型です。
※動物のお医者さんより

最初に電話で結果を聞いた時、先生に「大丈夫?」って聞かれ、
「はい」と答えたような気がするけど、
「脂腺ガン」の告知を受けた後は、頭がボーッとして、
夢なのか現実なのか分からなくなった。

きっと大丈夫と思いながらも、頭のどこかで「ガンかもしれない」とも感じてて、
電話を切って「やっぱりガンだったのか・・・」とゆっくり現実に戻ると同時に
涙があふれてきてぴ~ちを抱きしめて泣いた。
泣いてもどうしようもなかったけど、涙がとまらなかった。

結果を聞いた翌日10月27日。
心配してた残った肉球の腫れもひいてきて抜糸の為に病院へ。
食欲は以前のような一気喰いではないけど、ご飯の時は小走りで先廻りして待ってるし、
ガンに侵されてるなんて信じられなかったけど、目の前の残酷な現実に胸が痛んだ。

シッポの腫れを最初に発見した時は、先っちょだけだったけど、
結果を待つ間に、付け根の方までピンクがかってきて、触れると痛そうにしていた。

最初に腫れた右足ではなく、足から離れた場所であるシッポに転移?
結果をきいた今ならシッポの腫れが何を意味するのか分かる気がした。
途方もない強敵を前に本当に何をすべきか分からなかった。
病院ではなんとか泣かずに頑張ったけど
自宅では哀しくて、哀しくてしょうがなかった。

膝の上に居るぴ~ちが涙でぼやけて、ぴ~ちにポタポタと落ちる。
でもこれからがホントに辛いんだと思うし
なちと一緒にぴ~ちを支えようと思った。



出来る限りカラーを外す時間を作った。
やっぱり邪魔な物がないと、寝やすそうだね。

ちょっとお腹のお肉が邪魔なアンモニャイト姿です。


 2011年9月22 日(木)に想う

回想録で、今後の展開を知っててもかなり恐い。
こうして書いていると、またあの辛い選択を迫られる錯覚を起こす。


【07:見えない未来】


 

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05:一難去らず

2011年09月20日 | ぴ~ちの肉きうDiary
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■■■2001年10月14日から10月21日を振り返る■■■

ぴ~ちの退院の翌朝の事だった。

患部の消毒をしてる時に、ぴ~ちのシッポの先が少し腫れてるのに気付いた。
なんか肉球の腫れと色や様子が似てて凄く恐くなった。

シッポに対し、すぐに何か出来る事がないのはわかってたけど、それでも病院へ行った。
先生も何かあったのかと心配顔で、
シッポの事を報告すると表情が暗くなった。

もし、肉球の腫瘍がシッポに転移したとすると、
体の他の部分にも転移する、すでに転移してる事も考えられ、
そうなると残された時間は短いらしい・・・。

シッポは毛刈りして診てもらったものの、やはりすぐに出来ることはなく、
消毒だけすることになった。


時間の経過とともにひいてくる筈の右足の残った肉球の1つも腫れがひかず、嫌な腫れ方をしてる。
肉球の腫れは術後の圧迫包帯の血管障害かもしれないけどシッポの方は怪しいので、
今後は結果次第で断尾や断脚もありうるかもしれないとのこと。

シッポは元から短いし、シッポの無い猫種「マンクス」だって居るし、
シッポの長さにはこだわらないけど、脚がなくなっちゃうのはやだなぁ。
もちろん、どんな姿になろうが、愛しいことにかわりはない。

猫は意外と3本足でも平気らしく、それで命が助かるなら決断すべきだけど、
平気っつっても本猫に「平気?」って聞いた訳ぢゃないし、
ある筈の脚が急に無くなるんだからぴ~ちだって「平気」な訳はないよね。

いつも応援してくれてる猫友さんから軽くて柔らかいカラーを貰った。
私が見てる時しか外せず、長引くカラー生活に嬉しい贈り物。
ぴ~ちともども感謝です

下の写真は、ちょっとピンボケだけど、大好きな1枚です。
退院直後のヤサグレ感がなくなり、いつもの穏やかな表情になった。




犬の腫瘍は80%が良性なのに対し
猫は80%が悪性というデータがあるそうだ。


転移、悪性、ガン、抗ガン剤、レーザー治療、ステロイド、切断、嫌な言葉ばっかり・・・

なんかガンの色が濃くなってく中で、それを考えると何してても泣けてきた。
まだ決まった訳ぢゃないから泣くもんか!!って思っても、涙があふれてきた。

でもでも、やっぱり今はまだ泣いてる時ぢゃないのだ、うん。
泣いてる人の所には哀しみが寄って来そうだし。。。
不自由ながら頑張ってるぴ~ちを見てたら、泣くより他にする事がある気がして、
本当に泣く時がくるまで、泣かないようにしようと思った。


『だけど涙が出ちゃう。ぴ~ちの事、愛してるんだもん♪』



ぽかぽかコタツの中で寝んね。

いつも通りにゴロゴロ言ってるぴ~ちを見てると病気の事を忘れそうになる。

退院した時は、ぴ~ちの奇妙な形の足を不思議そうにじっと見つめてた相棒のなち

カラーを付けたまま、ぴ~ちなちの元へ寄ると、カラーがなちに当たり、
なちぴ~ちから離れることが時々あった。
ぴ~ちはその場でちょっと寂しそうに独りで居る。

そんな光景を見るのが辛かったけど、なちも少しずつぴ~ちの変化に慣れ
くっついてごろんしてる時間も増えた。
カラーでぐにぐに顔を押されても、一瞬「んも~っ、邪魔だなぁ」って顔しつつ、
ぴ~ちに寄り添う。
カラーをしてるので、自由にグルーミング出来ないぴ~ちの分まで舐めてあげるなちに感謝。

なちの優しいグルーミングは、魔法のようにぴ~ちを癒す。
私には出来ないことだ。

なち ありがとう。

2人は本当に仲良し。。。





2001年10月21日
病院へ行った。
22日の抜糸予定は少し延びてあと5日位様子をみることになった。
食欲旺盛で、元気だし、手術の縫合傷も順調。
術後、腫れがひかなかった肉球も少し小さくなって落ち着いてきたみたいだが、
シッポの先は相変わらず無気味に腫れ続けている。

とにかく早く安心出来る結果が出てほしい。


 2011年9月20日(火)に想う

泣かずに頑張るって決めたものの、治まらないシッポの腫れや
ガンかもしれない・・・って考えると、落ち込んで精神的にかなりきつかった。
当時は、WEB内外の猫友さんや友人知人の励ましのお陰で頑張れてた。

【06:悪夢の診断結果】



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04:入院と退院

2011年09月18日 | ぴ~ちの肉きうDiary
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■■■2001年10月11日から10月13日を振り返る■■■

2001年10月11日

ぴ~ち
の入院は1992年の11月、去勢手術以来。
あの時とは入院理由が全く違うけど、無事を祈る気持ちは同じ。
最期のお別れになる右足の2ヶ所の肉球・・・。
うんちょす踏んだこともあるし、ゴッキー踏み潰したこともあるけど、愛しい肉球

2001年10月12日、朝から病院へ行き、患部の毛刈りなど手術の為の準備を少し手伝い出勤した。
腕にぴ~ちの青い首輪を付けて仕事するも、心配で仕事どころではなく、
緊急時の携帯が鳴らない事を祈った。

ぴ~ちを見守り、心配してくれた皆の祈りも通じ、手術は無事終了。
会いに行きたかったけど飼主が行くと、ペットは後追いしたりして、
かえって可哀想だと言う事で夕方、電話で様子を聞いた。

先生が、電話の向こうで「シャーフ-」怒ってるぴ~ちの声を聴かせてくれた。
怒る元気があれば大丈夫だ



2001年10月13日

朝一番で迎えにいった。

病院では先生に威嚇しまくってたようで迎えに行った時もケージの中で「シャーフ-
相当鳴いてたのか、元々ハスキーボイスが、ますますハスキーボイスになってた

ぴ~ちに会う前に先生に薬や今後の指導を30分近く受け、やっと御対面♪



帰宅直後に撮影。

なんかめっちゃ猫相、悪くなってるんですけど~~~っっっ

ぴ~ちは、腕の点滴の管を自力で外してしまい、その後は、カラーも外そうともがいてたそうだ。
そんな訳で、液や血液が体に付いてしまったらしく、体から少し薬品の匂いがした。

カラーのふちにある小さな穴ぽこりんは反撃の跡。
右耳の後ろにぼんやり見える黒い文字は下僕からの愛のメッセージ



『痛いの とってもらって無事に帰っておいで なちと一緒に待ってるで!』

家に帰ってくるなり部屋を歩きまくり、痛い程の頭突きで私にスリスリごっちんしまくり、
にゃーにゃー喋りまくりで、かなり興奮してる様子だった。

ご飯も喉を通らなかったろうとご飯をあげたら狂ったようにむさぼり喰った。
本当にこの表現がぴったりで、一緒に食べてたなちは、
ぴ~ちの食べる迫力にびびって避難してたもん。





ほらぁ、やっぱり猫相変わってるぅ~!!

寄り目は寄ったまんまだけど・・・

原因はまだ不明だけど、今回ラッキーだったのは患部を目で確認できた事。
体の中に出来てたらもっと発見が遅くなってただろう。
大きくなっていく肉球の腫れや、色、薬の効き具合などすべて目で確認する事ができた。
今後ぴ~ちの体に新たにメスが入ることが無ければいいのだけど。。。

足という場所がら、包帯をしても汚れたり、ちっちで濡れて蒸れたりすると、
かえって傷の回復を遅らせるので、今はむき出しの状態です。
手術は右足の内側2つの腫れた肉球を根元の関節から切除し、指が無い感じ。
縫合跡は生々しくて、グロテスクで痛々しい。


帰宅してから数時間、やっと落ち着いて眠るぴ~ち
でも時々、犬みたいに呼吸がわふん、わふん言ったり、
ゴロゴロも大きくて、寝息がいびきみたいな時があるし、麻酔の影響なのだろうか・・・。

ぴ~ち ホントによく頑張ったね。


 2011年9月18日(日)に想う

怒ってる顔の写真のオリジナルデータを、
当時、加工したデータで上書きしてしまい、おまけにgifファイルで保存してて残念。
温和なぴ~ちが怒ってる貴重な写真だったのに~
怒ってる顔も可愛いのだ

それにしても硬いカラーに爪であれ程の穴を空けるとなると相当の力が加わった筈。
手術跡が痛んで、舐めたかったのか、体にまとわりつくチューブが嫌だったのか、
病院で過ごしたぴ~ちの心情を想うと泣けてくる。

【05:一難去らず】


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03:生検結果

2011年09月14日 | ぴ~ちの肉きうDiary
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 ■■■2001年10月2日~10月10日頃を振り返る■■■

腫れた肉球に針を刺して調べるバイオプシー検査を受けたのが10月2日。

患部を舐めるので、結果を待つ期間も
エリザベスカラーをつけて過ごすことになった。
薬やご飯を吐くこともあったが、食欲&元気あり。

検査から8日後の10月10日。予想外に早く結果が出た。

[生検部位]
肉球

[顕微鏡検査所見]
この標本では、好中球 マクロファージしかみとめられません。
組織検査が必要と思われます。

[病理組織学的診断]
-コメントなし-

[組織検査]
陰性

ようするに異常なし。

結果は正常な細胞のみが検出され
本来なら喜ぶべき結果であるが
腫れの具合を考えると炎症ですます事は出来ず、
病理検査の先生も患部の切除をして検査する事を勧めたそうだ。
患部の切除・・・つまりは肉球を切りとること・・・。

そんな訳で2日後に、肉球切除の緊急手術が決まった。

バイオプシー検査結果が出たこの日、手術に備え、
全身麻酔の為の血液検査を受ける為、急遽病院へ行った。

生検結果が良くても、症状が改善されない状態なら
肉球の切除も覚悟してたけど、

いざ手術に挑むとなったら恐かった。

ぴ~ちの命が助かるなら肉球2つくらい猫神様にくれてやるわ!!

肉球が悪いとこ全部持ってってくれますように!

だけど、それ以上ぴ~ちの体を奪う事がないように・・・。

手術前夜、ぴ~ちの肉球にキスして祈った。

ぴ~ちがスカパーのチューナーに吐いたので、壊れたけど、
そんなもんどうでも良かった。

チューナーなんて金出しゃ買えるけど
肉球のスペアは無いんだから。


去勢以来の手術となる・・・。

 

 2011年9月14日(水)に想う

結果だけ見れば、バイオプシーせず
最初から切除しとけばって話だけど、

肉球は小豆大っつっても、指ごと無くなる訳だから
切らずに済む検査があるなら、

まず先に・・・って思ったし
肉球切除に踏み切るには相当の覚悟が必要だった。


今回の決断など「即決レベル」に感じる程の
更なる決断をせまられる日がこようとは

この時は思いもしなかった。



負担が少ないよう柔らかな素材のエリザベスカラー・・・ではなく、
元気だった頃、ドーナツクッションの穴に顔を入れてる写真です。
注意:虐待ではありません。
ゴロゴロ言いながらこのまま寝ちゃいました。 

なちもお揃い♪

【04:入院と退院】

        

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02:効かない抗生物質と生検

2011年09月12日 | ぴ~ちの肉きうDiary
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 ■■■2001年10月初旬を振り返る■■■

抗生物質の注射や投薬を始めたものの
右足の肉球の腫れはますます大きくなってきた。
いくら足先は薬が届きにくいと言っても効かなすぎ!

薬の種類を変えても効果がなく、
次のステップ、肉球の細胞を採って調べる検査をすることになった。

針を患部に刺して調べる吸引バイオブシー(生検)と呼ばれるものだ。

この検査は、針がうまく悪い細胞を捉えるとちゃんと結果が出るが、
悪い細胞を外して採取してたら例え、悪性のガンであっても
「炎症」という診断しか出ない場合もあり、
結果が「炎症」でも安心は出来ないという事だった。

それでも、とりあえずすべきであろうこの検査を受けた。

針を刺す為に全身麻酔というのも
10歳の
ぴ~ちには、リスクが高いので、
足先の患部に液体の麻酔スプレーをしてもらった。
このスプレー、あんまり痛み止め効果は無いそうなんだけど
ぴ~ち
は頑張りました!



針を刺す為に毛刈りされた右足です。
タヌキかと思ってたけど、クマだったのか???っと思う毛並みです。
全身茶色に写っちゃって、一瞬ヨソの猫にゃんの写真が混ざってるのかと思ったけど、
腹のメタボ具合はぴ~ちに間違いない・・・。

病理検査の結果は大抵2~3週間待ちだと聞いた。

時間、かかり過ぎっ

実際、進行の早い病状の子など
この待ち時間が命取りになる場合もあるらしい。

結果を待ってる間も肉球の腫れはひかず、ますます痛そうで
結果が出るまでの数週間も待ち切れない状況だった。

歩きづらそうな点以外は、食欲もあり、元気もあるのが何よりの救い

肉球の腫れの早さや、範囲が広がった事も含め、ガンの可能性も考えられた。

ガンだった場合、今後の治療のメインになる抗ガン剤を使用する際、
前もってステロイドを使うと効果が薄れる為、
内からではなく、外からの治療として、
「ステロイド軟膏」を2週間以内限定で患部に塗る事になった。

触れると痛いようで、足の消毒は凄く嫌がる。
でも、我慢してちゃんと消毒させてくれる。

体重は7.3kg。
この重い体を支えるには、やっぱり4本の四肢が必要です。 

 
 2011年9月12日(月)に想う 



生後5ヶ月の頃、寄生虫で初めて通院した頃からずっとつけていた健康手帳。
健康優良児ではなかったので、分厚いです

足の腫れの治療記録として、患部の写真データを残してます。
blogに載せる写真はないかと、画像を見てたら、辛くてダメだった。
闘病記も読み返すと、気持ちがフラッシュバックして、泣けてくるし。。。
でも、ぴ~ちの頑張りを自慢したいので、続けます。


【03:生検結果】

        

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01:足が痛いにゃ~

2011年09月10日 | ぴ~ちの肉きうDiary
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■■■2001年9月24日を振り返る■■■

夕方、ぴ~ちが急に右足を庇うようにヒョコヒョコ歩きだした。
主治医は休診だった為、別の病院に電話し
症状を話して指示をあおいだ。

歩く様子からして、骨折はしてないようだし、主治医が居るなら
一日待って主治医の方へ行った方がいいとの事だった。

ぴ~ちに限らずなちも私のベッドの棚部分から
ジャンプしたタンスの上がお気に入りだった。

タンスから降りてくる時は、ベッドの布団の上にバフッっと着地。



身軽ななちと違い、おでぶなぴ~ちは着地時に体重がかかり
それで足を傷めたのかと思った。

痛むであろうその足で、再びタンスの上に行こうとするので
即行でベッドを解体した。


タンスの上のダウンジャケットの中に上手に潜るぴ~ちだが・・・。
踏まれることもある(≧∇≦)

 

翌日、主治医の元へ行き、腰と足先のレントゲンを撮ったが
異常はなかった。

痛み止めの注射を打って様子をみることに。

帰宅後、ぴ~ちの歩く姿を観察しててふと肉球に目がいった。
毛をかきわけて見てみると右足の肉球の1つが少し腫れてた。
触診では分からなかった腫れが
時間の経過と共に大きくなってきたのだろうか?


翌日、病院で毛刈りして診てもらった。

爪の間から菌が入る「爪床炎(そうしょうえん)」や
真菌性のカビ等の可能性を言われた。

もちろん、腫瘍の可能性も・・・。
足先は薬が届きにくく治りも遅いらしいが
とにかく抗生物質の投薬が始まった。


だが、薬の効果なく、翌々日には
最初に腫れた肉球の隣の肉球まで腫れてきた。

ぴ~ちは柔らかいカーペットに足をつけるのも痛そうだ。

しかし、食欲はあり、痛いながらも私のあとをテケテケついて歩き、足以外は元気。

炎症を起こし、膿がたまってたりすると
患部がぷにゅぷにゅと柔らかくなるそうだが、

ぴ~ちの肉球の内部は骨でも腫れてるかのように硬かった。

不安は募る・・・。

 

 2011年9月10日(土)に想う

あの時は、足の痛みは外科的なものだと思いこんでたから
肉きうが腫れてきた時は
いいようのない不安と恐怖でいっぱいだった。
 

 【02:効かない抗生物質と生検】

        

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ぴ~ちの肉きう

2011年09月09日 | ぴ~ちの肉きうDiary



    

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初めましての方に【welcome】で登場人物のナビゲーションしてます 

2011年9月9日(金)



寄り目になったパール

顔のタヌキ化が進行したパール
いえいえそうではありません。
初代タヌキ猫のぴ~ちです。

骨格もそれなりに大きかったけど
体重は最大時8kg超えしたおデブちゃん。

そんな巨猫にもかかわらず
ハスキーで仔猫のような声と寄り目が特に可愛かった。


2001年12月3日、脂腺ガンの為、10歳で下僕の許可も得ず、
虹の橋を渡り、いつの間にやら今年で10年。

お骨は兄弟猫のなちとともに、まだ手元にある。



ちょっと凛々しくなった

いえいえ、初代黒猫なちです。
”猫なのに犬歯”が長く、甘えん坊。
長い間、私を支え続け
2007年11月15日、16歳で虹の橋を渡りました。


私は、ぴ~ちを失ってから、起きてる時は泣きっぱなし。
夢に出てきて、泣くこともあったけど
哀しみから逃避したくて、ずっと眠ってたかった。


でも、なちのご飯やトイレ掃除
なちが自分を求めてくれる気持ち
なち
の存在が、私に泣きながらでも、立ち上がる気力をくれた。


感謝でいっぱい

ぴ~ちが旅立った後
いつの日か来るなちの旅立ちの時が来たら、
仲良く一緒に納骨しようと決めた。

生まれる前から一緒で
生まれてからも本当に仲が良かったので、
旅立ってからも一緒に・・・って。

なちとお別れした後も
ぴ~なっち(2人の呼び名)が恋しくて、寂しくて、
どうしても納骨する気になれなかった。

銀パールを迎えてから、言い逃れのようだが
ぴ~なっちの姪っ子猫のさとしを待つことにした。
そのさとしも去年18歳の長寿を終えた。



妹宅に居たさとしです。女の子です。
腎不全を患ってたけど、症状がひどくなる前に2010年7月29日
老衰で虹の橋を渡りました。

これで納骨メンバーは揃ったわけだ

ぴ~なっちにはずいぶん長く傍に居させてしまったなぁ。
10年も経ったことをあらためて感じ、
そろそろぴ~なっちを本当に送ることができそうかなって思ったのだが、
こうして気持ちを文字にしてるとなんだか涙が出てきた。

ホントに納骨できるのか? 自分・・・。

このblogは、楽しい気持ち、哀しい気持ち、
ぴ~なっち銀パール以外にも沢山の猫達の事を綴った大切な場所になった。

ぴ~ちの闘病記を振り返り、納骨に向けて、
あらためて気持ちの整理をしながら、このblogで綴りたいと思います。

2001年9月24日、
全てはこの日、ぴ~ちの肉きうの異変から始まった・・・。


 

       

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