「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ軍を助ける町工場の兵器(ミニ・グラート)<2023年8月

2023-08-25 17:34:11 | ウクライナ紛争

去年からウクライナの町工場では、簡易装甲車両とか手製の車載式対空機関銃とか様々な手作り兵器をウクライナ軍に提供してきました。兵器としては、それほど効果はありませんが、簡易装甲車両は前線への物資の搬送とか負傷兵の搬送に随分、貢献したと思います。

最近の新発明が、ミニ・グラートです。
それが中々傑作で、普通のピックアップラックの荷台に壊れた本物のグラートからロケットの発射管を取り外して3本を装着した兵器です。
グラート
https://ja.wikipedia.org/wiki/BM-21
本来は、40連装でかなり強力な兵器です。旧式なので精密誘導ではありません。しかし、広い面積にロケット弾を大量にばらまくには、適した兵器です。

ハイテク兵器だけじゃない、ウクライナが反攻作戦に投入した「自作ロケット砲」の実力とは(字幕・23日)
2023年8月23日
https://jp.reuters.com/video/watch/idOWjpvC4RUXVJLR2WF35Q7KY1RJ834YP?chan=2dshilhf

これが、大砲やロケット弾の発射装置を持たない部隊には有効な兵器になっているようです。ロケット弾3発ですから、結構威力はあります。それをウクライナ軍は上手に活用しているようです。何しろ軽いから移動に便利なのがメリットです。
前線で白兵戦をやっている部隊には、3発でいいからロケット弾を打てるのが威力があって効果的なんですね。

ウクライナの町工場が制作した武器の中では、最も威力があって役に立っているようです。このようなのをせっせと作ってウクライナ軍に提供しています。

ウクライナ兵の利用方法にも工夫があって、クラスター弾と同じような使い方をしています。空中で爆発するようにセットして、ロケット弾の飛び散る破片をより広範囲にばらまいています。

必要が生み出すとは言え、よく色々工夫するものだと感心します。こんなのが、知らないうちに近くにやってきてロケット弾をぶっ放すのですから、ロシア兵はたまりませんね?何しろ小型で軽快だから、あっと言う間にやってきてすぐいなくなるんですね。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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