最近の世界政治を見ていると言葉の誤魔化しが非常に多いです。
そこで第2次世界大戦の思想を振り返ってみました。
極、大雑把に言うならファシズム対自由主義+共産主義の戦いです。
では、ファシズムとは何か❓
ファシズム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%82%BA%E3%83%A0
物凄く大雑把に言うなら主義主張によらない全体主義と言えると思います。
記述の中に興味深い部分があります。
ヒトラーの初期のころの思想です。
『我々は社会主義者である。我々は、その不公正な賃金や、人間を責任感や能力の代わりに富と財産により不適切に評価することで、経済的な弱者を搾取している今日の資本主義経済体制の敵である。そして我々は、この体制をいかなる場合でも打倒する事を完全に決定する。
— アドルフ・ヒトラー、1927年3月1日の演説。』
ナチス(NSDAP)の前身はドイツ労働者党(DAP)の綱領の特徴は、「社会主義やナショナリズムや反ユダヤ主義」です。
ナチスの定義は、議論の分かれるところです。
しかし、政権を握った後の政策は、ほとんど共産主義と言えます。
共産主義に軍国主義・民族主義(ゲルマン至上主義)・反ユダヤ主義・領土拡張主義を加えたのが、ナチズムではないかと個人的には思います。
ナチズムは、極右ではなく極左と言えべき要素が多々見られます。そこに上記の要素が加わり変化していきました。
ドイツとソ連の激烈な撲滅戦争は、極左同士の覇権争いと見るならその理由が、分かります。どっちも相手を許容することが出来ません。覇権を握るのは、一人です。だから、あのような凄惨な独ソ戦が戦われたのだろうと、個人的には思います。
注意したいのは、ここには民主主義は出てきません。出てくるのは、リベラル=自由主義です。
最近の米民主党や欧州左派は、全体主義と対抗するのに民主主義を持ち出します。
全体主義と対抗する概念は自由主義です。
この部分で「嘘」を言っています。
民主主義は、自由主義の下位に来る概念です。
自由主義の結果として民主主義が導き出されるのであって、反対はありません。
何故なら絶対王政を打倒したのは、自由主義だからです。
あるいは、共産主義です。
自分たちの反対勢力を批判するのに「民主主義」を持ち出す、米民主党と欧州左派は相当根拠が怪しいと言えます。
そもそも米民主党と欧州左派の主張する民主主義の意味が分かりません。
「世界の民主主義を守るために戦っています!」
あのねえ❓
守らなくても、普通の国家は「民主主義=議会制多数決主義」でやっている国が多いです。
民主主義は、その程度のものです。
怪しいでしょう❓
米民主党と欧州左派の言う民主主義の先に何があるのか❓
普通に考えるなら、旧ソ連的独裁政治が来るように思います。
ナチスドイツとも大した違いはないです。
それを隠したいから、ナチスドイツを極右と胡麻化しているのでないですか❓
私は、このような疑いを持っています。
最近、やたら米民主党と欧州左派に辛口になったのは、これが理由です。
誤魔化すものは、何かをたくらんでいるといると思われても仕方ないでしょう。
イーロン・マスクが、何故あれほどヨーロッパの政治に内政干渉とも思えるほど圧力をかけるのか❓
イーロン・マスクは飛び切りに頭のいい人間で強い意志を持った人間です。
何らかの未来を見ているのだろうと思います。
あるいは、次期アメリカ大統領かもしれません。
イーロン・マスクは、ロシアより米民主党と欧州左派の危険度を重視しているのかもしれません。
ロシアも今は共産主義ではありません。ロシア式の自由主義や民主主義はあります。
それが、欧米式とは違うだけです。中国とは、基本的に違います。
いささか取り止めがなくなりましたが、現在私はこのように考えつつあります。
まだ、途中経過にすぎず結論は、大分先にならないと出せないでしょうね。(と言うより、考え始めたばかりです。途中経過を出す理由は、皆さんにも考えて欲しいからです。)
※関連日記目次
項目「アメリカ合衆国」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce
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