「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ軍がサボリージャ州トクマクをミサイル攻撃、そして英仏のアメリカ煽り?<2023年7月

2023-07-22 07:04:28 | ウクライナ紛争

基地攻撃でロシア兵最大200人死亡か ウクライナ南部
2023.07.14 Fri posted at 06:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35206550.html

トクマクТокмакは、ロシア軍のサボリージャ戦線における前線基地です。ここを拠点にロシア軍の分厚い防御網が形成されています。
まだ、ウクライナ軍はこの方面ではほとんど前進できていません。

しかし、ミサイルでなら攻撃できます。
ロシア側のミサイル防衛システムは作動しなかったようです。ウクライナ空軍がミサイル攻撃の直前にロシアのレーダーを破壊したのだろうと思います。奥深い地点では無理ですが、ここは前線のすぐ後ろにありますのでウクライナ空軍の戦闘機が低空で侵入して、レーダー破壊用ミサイルを発射することが可能です。多分、そうしてロシア軍のレーダーを破壊して6発の長距離ミサイルを断続的に発射したのであろうと思います。こちらは、戦闘機から発射しますが射程が250kmとされていますので、戦闘機にとっては安全な空域から発射できます。

空爆の計画を立ててベストのタイミングで実行したのであろうと思います。作戦は、大成功のようでトクマクТокмакにある司令部を完全に破壊したようです。司令部を狙った以上は、通常の勤務時間で司令部の要員は、司令官以下ほぼ全員がいたと思われます。司令部全部と周辺にいた人員は、全員死亡したと思います。

最近、同じようにミサイル攻撃でロシア軍の高級将官の殺害に成功した模様です。
CNN
ロシア国営テレビ、ウクライナでの将官戦死を確認か
2023.07.13 Thu posted at 09:39 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35206495.html

攻撃を受けたのは、ベルジャンシクБердянськで長距離ミサイルでないと攻撃は、不可能です。ベルジャンシクБердянськはアゾフ海沿岸の都市で前線から約100km離れているからです。

これでイギリスが供与した長距離ミサイルは大きな戦果を挙げて有効性を示しました。

BBC
イギリス、ウクライナに長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」を提供
2023年5月12日
https://www.bbc.com/japanese/65567674

フランスも、それに続きました。
ウクライナ軍の航空劣勢を補うには、長距離ミサイルを供与する他はないと判断したのだと思います。
CNN
フランス、ウクライナに長距離ミサイル供与へ
2023.07.12 Wed posted at 11:02 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35206430.html

一方で、他のヨーロッパの国々も積極的にウクライナの軍事支援に動き出しました。

ウクライナ空軍へのF16戦闘機訓練、11カ国が支援
2023.07.12 Wed posted at 07:49 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35206414.html
独ラインメタル、ウクライナで装甲車工場を12週間以内に開設
2023.07.11 Tue posted at 18:22 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35206405.html

最早、優柔不断なアメリカには任せておけない!と言うことでヨーロッパ側の国々が積極的に動き出しました。

アメリカは、支援の金額は巨大ですがウクライナが勝利するために必要な兵器の供与には、最初から今まで非常に消極的です。なぜか、ロシアに配慮して強力な兵器の供与を渋ります。

長距離ミサイルにしてもウクライナは、去年からアメリカに供与を求めています。未だにアメリカは、拒否しています。戦車の時もそうでしたね。アメリカは最後でした。ヨーロッパの国々から迫られて、やっと決断しました。アメリカは、ウクライナを勝たせる気があるのか?と疑問に思うほど消極的です。

イギリスとフランスがウクライナに長距離ミサイルを供与するのにアメリカが拒否し続けるのもおかしな話です。
やっと?
CNN
長距離ミサイル「ATACMS」供与、米国の決定「非常に近い」 ゼレンスキー氏側近
2023.07.15 Sat posted at 10:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35206611.html

遅まきながら、アメリカも決断するようです。

アメリカが破壊力の強い兵器の供与を渋るから戦争は長引き、ウクライナ国民と兵士の犠牲が増えていきます。ヨーロッパ諸国がウクライナの勝利のために積極的に動き始めたのは、良いことだと思います。弱腰のアメリカのケツを蹴り上げなければ、なりません。



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