きつねゆりセカンドハウス

きつねゆりは「グロリオサ」の和名です。
あの方の復帰を願いながら、
ぶつぶつつぶやいています(o'.'o)

冬のソナタ2

2019-02-02 12:45:55 | ぺ・ヨンジュン


「冬のソナタ2」を作らない理由~
ユン・ソクホ監督が明かす韓流ブーム15年の変化、BTS、主人公の今~


「素敵ですね」
インタビュー前にあいさつをすると、身に着けていたワンピースを見て、
ユン・ソクホ監督がにっこり笑った。

そのワンピースは、インタビューの前日、新宿近くの商店街にある
セレクトショップで買ったものだった。
「冬のソナタ」を見て韓国に興味を持った女性が50歳を過ぎてからオープンした、
韓国の服やアクセサリーを輸入して売る店だ。

ペ・ヨンジュンとチェ・ジウが主演の「冬のソナタ」が
NHK地上波で放送されたのは、2004年のこと。
多くの中高年女性の心をとらえて「ヨン様ブーム」を巻き起こし、
「冬のソナタ」は同年の日経トレンディヒット商品ランキング1位となった。
あれから15年。日韓関係は政治と歴史問題のはざまで揺れる一方で、
K-POPが流行し10代を中心とした第三次韓流ブームがうねりを見せている。

韓流ブームの火付け役と言われるユン・ソクホ監督は、
「その後」の日本をどんな思いで見つめているのか。
また、「冬のソナタ」に続編はあるのか。東京を訪れた監督に聞いた。


――「冬のソナタ」を作った時、こんな未来を想像していましたか。

想像していませんでした。いろいろなところでそういう方に会うたびに、
ありがたく思っています。
よい方向に人生が変わっていることが多く、うれしいです。
ドラマは、日本人と韓国人が出会うきっかけにもなりましたよね。
私もそうですが、韓国人が日本を訪れ、日本文化を知るようになった。
政治においては暗い部分も多いですが、日本と韓国は隣同士で、
引っ越すわけにもいきません。一般の人たちが文化を通じて思いを分かち合い、
ポジティブに変わっていくようになった。そんなふうに感じています。

――そもそも「冬のソナタ」は何をモチーフにして始めたドラマだったのですか。
監督自身の経験をベースにしたのでしょうか。
ただ、私が好きなことを表現したい、と。
前作の「秋の童話」(2000年)と同じように、美しい愛の物語を描こうとしただけでした。
私も主人公と同じように、高校の時に初恋を経験したので、
初恋の感情が自然に投影されていたのかもしれません。

――ドラマは中高年の日本の女性たちに支持され、大ブームとなりました。

日本人が見るとは、1%も思っていませんでした。
ところが、韓国よりもむしろ日本で大きな反響を得ました。
全く想像できなかったことで、私もすごく不思議でした。
そんな中、「社会的な状況からくる要求があった」と
ブームを分析している日本の記事を読みました。
「戦後、団塊の世代が一生懸命生活し、ある程度年を取った時、
過去に対するなつかしさを思い出した。それをドラマが捉えた」と。
なるほど、と思いましたね。

哲学的に話せば、彼女たちは時を重ねた人たちで、
時が経てば人も物も変わるのは自然なことです。初恋を経験する10代に大切なのは、
相手が誰なのかだけではなく、自分自身が持っている純粋さ。
年齢を重ねた女性たちは、初恋の感情に対するなつかしさを心の中に抱いているのです。
「冬のソナタ」は、そのなつかしさを描いたことにより、共感を得たのでしょう。
昔に戻ることは不可能です。
でも、純粋で美しいものを愛する気持ちをドラマを通じてもう一度味わうことで、
心が洗われたのだと思います。

<中略>

――以前、「冬のソナタ」の続編が作られるという報道がありましたが、現状は?

数年前、「冬のソナタ2」を作ろうというオファーをいただきました。
私が監督をするのであれば、物語を考えなければならないのですが、
正直に言うと私自身にアイディアがない状態なのです。
だから、私には自らメガホンを取ろうという思いはありません。

というのは、続編を想像した時に頭に浮かぶのは、サンヒョクの物語だからです。
チェ・ジウ扮するユジンとの恋に破れたサンヒョクのその後の人生には、
いろいろなことがあったはず。彼を軸にストーリーを作りたかった。
でも、サンヒョクを演じたパク・ヨンハさんが世を去ってしまい……残念です。

――「冬のソナタ2」をあえて想像するとすれば?

美しい物語はいつも、「ふたりは結婚しました」で、終わります。
その後の話は、それ以上に美しくなり得るでしょうか。

実は「冬のソナタ2」のオファーがあった時、こんなことを考えていました。
「冬のソナタ」の主人公は、親世代の影響を大きく受けていました。
彼らの子どもたちも同じように、親の影響を受けながら、
恋愛関係が生まれることもあるかも、と。
チュンサンやサンヒョクが親になり、その子どもたちが出会い恋をする。
そうなると、チュンサンを演じるヨン様が父親役になりますね(笑)。

<後略>


2018年11月に東京で開催された
「Drama Original Sounds Korea 2018」に
ユン ソクホ監督が来日、出席していたようです。
そのときのインタビュー記事です。

やっぱり、「冬のソナタ2」はあり得ないって事ですね・・・
たとえ制作されたとしても・・・
ヨンジュンが出演しなければ、私はあまり興味を持たないかも・・・・