健太は1週間前の22日に虹の橋を渡って行った。
3年前の11月、突然の鼻血。口からのびっくりする位の出血。
大きな腫瘍が出来ていた。3週間おきに抗がん剤の点滴を6回・受けた。
この時も小さな前足から1時間かけて点滴。お利口に私の腕の中で静かにしていた。
余命宣告を何度も突破し続けた。
薬も上手に飲んでいた。
今年7月。もう抗生物質もステロイドの錠剤も夫婦で相談をして止めた。
飲むとぐったりと弱ってくる。
動物病院の先生からは「口からの出血があれば考えましょうね。」と言われていたけど
健太に癒された13年と10カ月でした。
20日
おしっこは漏らさずにシートまで。フラフラしながらも足を上げておしっこ。
ご飯もいつもの半分は食べた。
21日
水を飲まそうとしても口を開けてくれない。こんな事は初めて。
ガーゼに含ませて飲ませた。死期が近いと思った。抱っこの時間が長くなった。
それでもいつも私がパソコンをする机の隣に置いてある健太の定位置の台に乗って抱っこをせがむ。
22日
起き上がるのに時間が掛かる。それでも私を眼で追いかけてくれる。
体は細くなったけど、健太は頑張ったね。
陶芸教室は今年最後の日。私は会長としての仕事が残っている。
娘が「大丈夫よ。私が見る」と言ってくれたので行く事にした。
12時前。娘から電話「健太が息をしない。」
私もびっくり。しかし・・・・・動揺を他の方に知られたらいけない。最後まで粘土で遊んだ。
楽しく、活動をしている仲間達には何もなかったように。
家に帰ると
娘が「抱っこして日向ぼっこをしていたら急にふぅ~と息をしなくなった。」と!
私は「健太を抱っこして・・・健太、大丈夫よ、お兄ちゃんが見つけてくれるよ。」と。
痛かったと思うけど、啼きもしなかった3年間。
お兄ちゃんと一緒、会えたかな?そう思った。
23日からは地域の行事「ミニ門松つくり」がある。
その準備をふたりで無言で。竹を切り、南天の実を集めに、松を山に採りに行き、
小さな竹は3本括る。
26日
地域の皆さん22人に喜んで頂いた。ふっと思いだすけど・・・どうにか進んだ。
27日
陶芸教室の仲間達に全ての材料を15人に配った。
忙しかったので健太の事を思い出す時間が無かった。良かったのかも。
楽しい思い出をたくさん残してくれた健太。
孫のいない私達夫婦の孫代わりをしてくれた健太。
賢い犬でしたね。
動物病院の先生にお知らせをしたら、
「おかあさん、良く頑張って面倒を見たのできっと健太君も喜んでいますよ。」でした。
次の日。
届いた。
翌日には先生から手書きのお悔やみのお手紙も届いた。
健太もきっと喜んでいるだろうね。
記録の為に・・・・・・