麦の“おかげさまで”

プチ庭のこと、パッチワーク・キルトのことや
 日々の何気ないことを綴っています。

 

  煌きの言葉

2006-02-02 | いのり
人生を素敵に重ねてらっしゃる方の言葉は説得力があります。
 
           「人生百年 
              私の工夫」   日野原 重明 著

94歳の今も現役の医師としてご活躍のおなじみ 日野原先生のこの本は
60歳からの残りの人生を有意義なものにするための
心の有りようを優しく説いておられます。
毎日の何気ない生活の中にヒントはいくらでもあり
常にそれを実践してしておられるからこそ重みのある言葉でつたわってきます。

日野原先生に言わせると
「60歳からは残りの人生だなんてとんでもない。
この年齢を超えた後半の人生こそが
自分自身で自由にデザインできる希望のある人生」という事になります。
今や100歳のひとは珍しくありません。
しがらみと戦いながら働き続けてきたこれまでの時間と同じくらいの時間が
たっぷり待っています。

年を経るにつれて、疲れたり、うまくいかないのは
体や頭脳が衰えたからではなく
今、坂道を登っているからだと考える、のだそうです。
しんどくても一歩また一歩、とにかく前進する。
簡単に諦めたりしない。
でも無理はいけない、休みながらでいい、とやかく言う人はもういない。自由なのです。
とにかく気持ちを前向きに・・・
そうでなければ「希望のある人生」は歩めそうにありません。

もう30年も前になるでしょうか。ある本に出会いました。
朝目覚めて太陽を見た時
 *わぁ、いいお天気!今日はどんな出会いがあるかなぁ  とおもうか。
 *なんだ、朝から暑いなぁ、まったく!  と不満におもうか。
これでこの人の一日はまるで違う一日となる事は目に見えていますよね。
この考え方の違いは、どんな時にも置き換えることが出来ると思うのです。
一生の間には
幸せな人生だったか、不幸せに終わってしまうか、
の差になってしまうとおもうのです。
当時、子育てや仕事などで気弱になっていた頃で目からうろこが落ちた思いでした。

今でも朝陽を目にするとき、あの時を思います。
日野原先生のおっしゃる言葉と重なり想いを新たに致しました。