草から真珠が採れる？

台風１９号の進路が最悪のコースをとる気配になってきましたね。すでに多くの被害が出ているようですがこれからの地方の方、早めに対策準備にかかり十分な警戒をしたいと思います。
折角の休日ですが、雲行きが怪しいためフィールドに出るのを控え手持ちの写真の整理をしています。一月ほど前に写したある野草をご紹介しましょう。
皆さんはシンジュガヤ(真珠茅)というのをご存知でしょうか？　カヤツリグサ科の多年草でこちらでは草丈40～50cm位の雑草です。農業用ため池の土手の麓に雑草にまぎれてたくさん生えておりますが誰も気にもとめません。数年前新聞記事で紹介され初見のものでしたのでわざわざ探しに行ったのですが、その時はその紹介場所では発見できませんでした。新聞に紹介されたため好者たちが(私もその一人ですが)切り取ってしまったものと思われます。しかし昨年偶然に近くのため池で発見し今年もちゃんと育っておりました。特別に珍しいものでもないようですが、私だけがその場所を知っているようで面白いです。
写真でお判りのように普通のカヤツリグサに少し伸びた穂をつけ、それに2.5～３㎜程度の硬くて丸い真珠のような実をつけます。これが名前の由来なのでしょう。他に取り立てて取り上げるようなものはありませんが。これを集めて糸を通すとお人形のネックレスぐらいは作れるかもしれませんね。