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キャンパスに高校生がいっぱい オープンキャンパス始まる

2019-08-07 07:16:37 | ニュース
 夏の日差しのまぶしい六甲台キャンパス。静かだった学び舎には、すこし緊張したまなざしの大勢の高校生たちがやってきた。蝉しぐれのなか、オープンキャンパスが8月6日から始まった。模擬講義やキャンパスツアーなどが9日(金)まで学部ごとに開催される。8日(木)と9日(金)には、理系志望の女子を対象にした「リケジョ」のためのオープンキャンパスも。


(写真:神戸大のオープンキャンパスに訪れた高校生ら 2019年8月6日六甲台講堂で)

 2019年度神戸大学オープンキャンパスが8月6日(火)から、8月9日(金)にかけて行われている。初日の6日は、六甲台キャンパスで経営学部、楠キャンパスで医学部医学科、名谷キャンパスで医学部保健学科(作業療法学専攻、看護学専攻)でオープンキャンパスが行われた。

六甲台キャンパスでは、経営学部の説明会が午前の部と午後の部に分かれて出光佐三記念六甲台講堂で行わた。プログラムには先輩による受験体験記や学生生活談、内田浩史教授の模擬講義などが組み込まれた。

 本館102教室では、2011年から神戸大学で実施されている交換留学生をサポートするプログラムについての説明会も行われた。「KIBERプログラム」と呼ばれるこのプログラムは、経営学の学士と修士を5年で取得するもの。この説明会に参加していた大阪の高校2年生は「大学では留学をしたい。将来は海外に住んでみたいと思っていたので興味が惹かれた。」と話した。

 また、大学主催の説明会のほかにベルカンによる学生企画がアカデミア館で行われ、多数の高校生たちが参加した。昨年と同じく講演会や学部ワーク座談会、キャンパスツアーが開かれたほか、今年は1,2,3年生ごとに分かれてのワークショップが行われた。参加者の神戸市の高校2年生の石田さんは「大学の選び方のワークや体験会があって楽しかった。キャンパスツアーで訪れた法学部の教室が本格的な裁判所みたいでとっても良かった。」と満足した様子だった。

 多くの保護者と高校生たちでにぎわう神戸大オープンキャンパスは、9日(金)まで各学部ごとに開催される。8日(木)と9日(金)には、理系志望の女子を対象にした「リケジョ」のためのオープンキャンパスも行われる。

【参考記事】「オープンキャンパス申し込み 医学科以外の学部・学科は先着順」(2019-06-30 )


1993年にもカッター部が転覆事故 1989年にはボート部で死亡事故

2019-08-07 00:20:08 | ニュース
 端艇部(カッター部)は、神戸商船大時代の1993年7月にも転覆事故があり、10人が投げ出され全員が救助されていた。同じく水上活動をする課外活動では、1989年3月に神戸大漕艇部(ボート部)で2隻が沈み3人が亡くなる事故があった。
 
●カッター部は1993年にも転覆事故

 1993年7月27日午前9時過ぎ、徳島県鳴門市里浦町の岡崎海岸沖約50メートルの小鳴門海峡で、神戸商船大カッター部のカッターが転覆。乗っていた部員10人は海に投げ出されたが、僚船や付近の漁船、鳴門市消防局の消防艇などに間もなく全員救助された。2人が頭や足に軽いけがを負っている。
 淡路島を一周するコースを巡航中の事故で、2隻のカッターに10人ずつ乗って7月23日午後、深江を出港していた。当時の新聞報道では、南南東の風が吹き、波は3-4メートルと高く、大雨、洪水、強風、波浪、雷注意報が徳島県内に出ていた。

●1989年にはボート部が淀川の練習中に

 1989年3月7日、大阪・新淀川で、学生3人が亡くなったボート部(漕艇部)の事故が記録に残っている。
強風波浪注意報が出ているなか、練習に漕ぎ出し、2隻が浸水し沈没。当時工・2年生と、同1年生2人のあわせて3人が亡くなった。
 このときも、気象条件が悪い中でなぜ船を出したのかが問われた事故だった。
 すべての遺族とボート部が和解するのに5年の月日がかかり、現場近くの豊里大橋左岸には、1995年4月に慰霊碑が建てられている。

 繰り返される水難事故。どうリスクと向き合うのか。
 大学のもつ知見をどう生かすかが問われている。

【おことわり】見出しに「1993年にも転覆事故 1989年にはボート部で死亡事故」とりましたが「1993年にもカッター部が転覆事故 1989年にはボート部で死亡事故」としました。▽リードに「同じく水上活動をする課外活動では」の部分を挿入しました。2つの課外活動団体を明確に区別するために配慮しました。(2019年9月9日12:05 編集部)